北海道初開催!「ChatGPTフル活用!ロジカルシンキング&Excel自動化入門講習」実施レポート〜ロジカルシンキングを土台にエクセルマクロを使いこなす2日研修〜

summary

5/22-23にかけて、ChatGPTとExcelマクロを組み合わせた北海道初の実践型研修を開催しました!ロジカルシンキングを基に、AIに正確な指示を出す力を養い、業務効率を飛躍的に向上させる内容でした!プログラミング未経験者でも、VBAコードを自在に活用できる力を参加者に身に着けていただきました!

ChatGPTとExcelマクロをロジカルに学ぶ!北海道初開催のハンズオン研修

「え、普段のエクセル業務、自動でできるの?!」

2025年5月22日・23日、札幌駅前の建設会館8階にて、「ChatGPTフル活用!ロジカルシンキング&Excel自動化入門講習」が開催されました。

本研修は、特定非営利活動法人Digital北海道研究会様の主催のもと、私・藤本研一が講師を担当しました。

ChatGPTとExcelマクロ(VBA)の両方を実践的に学べる効果的な研修。

2日間にわたり、ペアワークや演習をメインにしながら実践的に学んでいただける研修となりました!

ChatGPTの使い方に関する研修はいま増えていますが、(1)ChatGPTを使う前提となるロジカルシンキング(論理的思考力)を身につけられるだけでなく、(2)エクセルのマクロ機能の命令文まで学べる研修はおそらく北海道初開催。

そういう点で意義深い研修となりました!

以下は実施レポートです!

ロジカルシンキングを起点にChatGPTを深く使いこなす!

1日目のテーマは「ロジカルシンキング基礎とChatGPT入門」。

ChatGPTのような生成AIを正しく活用するには、感覚的な操作だけでなく、論理的に考え、明確に指示を出すスキルが不可欠です。

ChatGPTは適当な指示をしてもとりあえずの回答をしてくれますが、その場合必要な指示ができないことになります。

欲しい回答を得るためには、ChatGPTのようなAIにわかる説明の仕方をする必要があります。

そういう説明をするのに必要不可欠なのがロジカルシンキング(論理的思考力)。

この論理的思考力を基礎から身につけることが1日目のテーマでした。

今回の講座では、単なる機能説明にとどまらず、「どのようにChatGPTに命令を伝えるか」「指示をどれくらい細かく書くか」「MECE(モレなくダブりなく)の考え方で情報を整理するにはどうするか」などをテーマに取り上げていきました。

一見すると難しそうに見えるこういう発想法ですが、「SDS法」「PREP法」「MECE」「ロジックツリー」「フレームワーク」の発想を使うと容易に身につけることができます。

今回の研修では、ロジカルにAIと向き合う姿勢を徹底的に身につけていただきました。

ペアワークや演習を交えつつ、参加者同士が意見を出し合い、論理的な表現方法を楽しく学んでいただきました。

ChatGPTとExcelマクロの融合で業務効率化!

2日目は、「生成AIを活用したExcel VBAコード」に挑戦。

Excelで作業をするとき、関数などを使って毎回人間の手で作業していくと手間がかかります。

おまけにミスもしやすくなります。

この状態を効率化する際に役立つのがエクセルのマクロ機能。

マクロ機能を使うと、関数ではうまく対応できない処理、例えば「一定の数字以上のセルを赤文字にする」「それぞれのシートの内容を棒グラフでまとめる」といった処理がボタン1つで実行できます。

マクロ機能を使うだけで業務処理が一気に向上するのです。

たいへん便利なマクロ機能、ですが使いこなすのはとても大変です。

それはマクロ機能を使うにはVBAというプログラミング言語でエクセルに命令文を書き込む必要があるからです。

たとえばこういうプログラミングコードを書く必要があります↓

どうでしょう?

マクロの命令文の中でもまだカンタンなものですけど、「自力で書こう!」と言われると尻込みしてしまわないでしょうか?

(私もそうです…)

このVBAを書くのはなかなか大変なので「マクロなんて私にはムリ…」と諦めてしまう人も多いかも知れません。

ですがこの状況、ChatGPTが変えてくれました。

ChatGPTに「〜〜〜なマクロ処理のコードを書いてください」と指示すればそれだけでコードを書いてくれるようになったのです!!!

…ただ、この指示もChatGPTを適当に使うだけだとうまくいきません。

正確な指示をChatGPTで行わなければ、変な動作をするコードが作られてしまう可能性があるのです。

なので大事なのはChatGPTに論理的な指示をすること。

そうすると、VBAマクロの知識が全く無くても正確な動きをするマクロを作ることができます。

まさに次世代の業務効率化術ですね!

簡単なマクロのVBAコードから応用まで!

講座の中ではエクセルにおいて「A1セルからA10セルの合計を表示するマクロを作って」などのシンプルなコードを作るところからはじめていきました。

最終的には1つのシートの内容を自動で複数のシートに分けたり、棒グラフ生成を自動で行ったりするなど複雑なコード作成まで進めていきました。

最終的にはご自身で「こういう動作ができるコードを書くにはどうしたら良いか」と考え、実際に自分でコードを作っていただくところまで行っていきました。

参加者からも、「今までブラックボックスだったVBAの世界が一気に開けた気がする」「ChatGPTがここまで使えるとは驚きました」「指示の出し方で出力が大きく変わることを実感した」といった声が多数寄せられました。

おかげさまで好評のうちに終了しました!

ロジカル×AIで、エクセル事務作業の超効率化が実現!

今回の研修は単なるツールの使い方講座ではありません。

AIを活用するために必要な「論理的思考」と、それを実務に応用する「実装力」の両方をバランスよく体験できる、実践的な内容となりました。

いまの時代、ChatGPTを使うことでプログラミング未経験でも「論理的に考え、的確に伝える」ことでエクセル マクロ用のコードを作成することができるようになりました。

その結果、例えばエクセルを用いる事務作業を圧倒的に効率化することができます。

ということは、ChatGPTを使えるだけで業務作業を効率化できるわけです。

このスキルをどう使いこなせるかが今後すべてのビジネスパーソンにとって今後必須のスキルとなっていくはずです。

さて、私はこれまでChatGPTに関する研修を何度も行ってきましたが、Excelマクロと融合させてここまで実務的に落とし込んだ講座は初めての試みでした。

Digital北海道研究会様と半年以上にわたって準備を進め、ついに開催できたことに、深い達成感を感じています。

今後の展開とご案内!

今回のようなハンズオン研修は、今後も企業・団体様向けに出張開催が可能です。

また、ご希望があれば一般向け公募講座も今後検討しています。

ご興味のある方はぜひ一度Digital北海道研究会までご連絡いただけましたら幸いです。

最後になりますが、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございます!

また本研修の開催にあたりご尽力いただいたDigital北海道研究会の皆様、共催の一般社団法人北海道産学官研究フォーラム様、産学官CIM・GIS研究会様に心より感謝申し上げます。

「なんとなく使うAI」から「意図を持って使いこなすAI」へ。

ロジカルシンキングを用いることで業務効率化を行うことができます。

今回の研修が今後の皆さまの力になれれば幸いです!

☆本イベントのチラシはこちら↓

 

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