無料でも使えるキャリア診断ツール3選!キャリア形成はRPGのように。キャリアアップを科学する30

藤本研一

Digest!
キャリア形成はRPGのように自分のパラメーターを高めることが大切です。自分の強みを伸ばしつつ、弱みを克服することで、キャリアアップを効果的に進められます。診断ツールを活用し、自分のスキルを見極めて最強のキャリアを築きましょう。

キャリア形成はRPGのように。

突然ですが、あなたはRPG(ロールプレイングゲーム)を
やってことはありますか?

ドラゴンクエストやゼルダの伝説、
ほかにもポケモンなど
いまもシリーズが続く名作RPGがたくさんあります。

実は自分自身の今後のキャリアを考える際にも
RPGの発想は役立ちます。

RPGではキャラクターの
能力値を見て育成を考えていきます。

その際に、キャラクターごとの特徴を
見て考えていくわけです。

『図解「いいキャリア」の育て方』は名著です!

青田努さんの『図解「いいキャリア」の育て方』
という本があります。

青田さんは
「リクルート・Amazon・LINEを渡り歩いた人事のプロ」
(本紹介のページより)。

どのようにキャリアを展望していったらいいかを
克明に描いた本です。

RPGを元にしたキャリア形成の仕方

この中にはまさに
RPGを元にしたキャリア形成の仕方が描かれています。

「たとえばドラゴンクエストというゲームを例にすると、
 魔法使いにとって「ちから」は克服しなくていい弱みに相当します。

 魔法使いは呪文を唱えることで価値を発揮することが仕事であり、
 「ちから」を活かした直接的な格闘は戦士や武闘家が行います。

 そのため魔法使いは「ちから」よりも、
 呪文の効果に影響を与える「かしこさ」のほうが何倍も重要になります。

 多くの場合、仕事はチームで行うので、
 それぞれの得意分野を持ち寄って自分の得意分野で価値を発揮できれば良く、
 苦手なことはチームメンバー同士で相互にカバーします。

 そのため、魔法使いが「ちから」をアップさせても
 バリューアップにはつながりません」
 (Kindle版62-63ページ/201ページ)

「魔法使い」というキャラクターでしたら
「ちから」を高める必要は不要です。

むしろ魔法攻撃を効果的にするため
「かしこさ」のパラメーターを上げるほうが良いわけです。

まずは自分の「強み」を伸ばせ!

これはちょうどキャリア形成において
自分の「強み」を伸ばすのと同じです。

自分の専門性や長所といった「強み」を伸ばす。

そのために新たなプロジェクトや転職に挑戦したり
資格を取得したりします。

人によっては大学院進学を志すことも
この「強み」を伸ばすのにつながるでしょう。

こうやって「強み」パラメーターを上げるのが重要なのです。

ボトルネックになる「弱み」は克服する必要あり!

ただ。

「強み」だけを伸ばせばいいのかどうかというと
そこには問題があります。

引用に戻りましょう。

「それでは、魔法使いは 「かしこさ」だけを伸ばせばいいのでしょうか?

 やはり克服しなければならないものもあります。
 それは 「最大HP」です。

 HP(ヒットポイント)とは生命力のようなもので、
 戦闘でダメージを負ってHP が 0 になると戦闘不能になってしまい、
 呪文を唱えて貢献することもできなくなります。

 ゲームでは、魔法使いの HP は他の職業と比較すると
最低水準に設定されていることが多く、
 プレイヤーは最大 HP をアップさせるアイテムを魔法使いに使用して、
 行動不能になる確率を減らして価値発揮できる時間を増やしていきます。

 つまり、克服すべき弱みは、弱みの中でも
  「強みを活かす上での阻害要因となっているもの」を指します。

 これは現実世界であれば 「信頼」と「語学力」などが
 わかりやすい例として当てはまるでしょうか。

 「あの人の○○な部分は高く評価できるけど、
 周囲とのコミュニケーションが高圧的で自分勝手なところがあって
信頼が不足しているので、
 今よりも責任のある仕事を任せられない」 というケースや、

 「仕事はできる人だけど、 海外の仕事は語学力が不足していて、
 やらせられない」というケースです。

 これらはキャリア上のボトルネック(全体の能力や成果に影響する要因)と
なりやすいのですが、
 改善できればキャリア全体の底上げにつながります」
 (Kindle版63-64ページ/201ページ)

自分の「強み」を伸ばすのは大事ですが、
自分のキャリアの足を引っ張っている「弱み」については
なんらかの方法で克服する必要があります。

専門性が高く天才的に仕事ができる人でも、
毎回遅刻をしている場合は
仕事を任せられません。

こういう場合は遅刻癖を改善しなければ
そもそも「強み」を活かせないのです。

RPGを見るとキャリアアップの計画が立てやすい!

いかがでしょうか?

RPGのキャラクター育成をモデルにすると
キャリアアップの計画が立てやすくなりますね!


今回のポイントです。


キャリア形成はRPGのパラメーター育成と同じ!
まずは診断ツールで自分の強みを判断しよう!

無料でも使える!キャリア形成に役立つ能力診断ツール3選!

では、自分の強み・弱みを見た上で
キャリア形成を考えていく際、
どのようにパラメーターをみていけばいいのでしょうか?

現在、いろんな測定ツールが出ています。

3つ紹介します。

(1)ストレングス・ファインダー(有料。2,500円程度)

1つめはストレングス・ファインダーです。

これはアメリカのギャラップ社がが開発した、
自分の強み診断ツールです。

質問に答えていくことで、
自分に合った34の資質が明確になるというツールです。

この診断テスト、たいへん有名です。
多くの著名人も受けて絶賛をしています。

(ミニマリストで有名な「ミニマリストしぶ」さんの本にも
 ストレングス・ファインダーを受けてみた話が出てきます)

実際、私もこの診断をしたことがあります。

私が一番高く出たのは「最上志向」というもの。
何事も向上を目指していく姿勢が描かれていました。

説明を読んでいて「当たっているな…」と思えました。

このストリングスファインダー、
『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版 ストレングス・ファインダー2.0』
という本を購入すると
受けることができます。

単に診断をするだけではなく
本も読んでおくと診断の活用方法もわかるのでオススメです!

☆『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 
 最新版 ストレングス・ファインダー2.0
』の詳細とお求めはこちら

☆本を買わなくても、ネット上から直接受けることもできます。
https://www.gallup.com/cliftonstrengths/ja/254039/strengthsfinder.aspx

(2)ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)(無料)

こちらは厚生労働省のサイトで無料公開されているツールです。

一般社団法人人材サービス産業協議会(JHR)が開発したツールとなっています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23112.html

「「ポータブルスキル」とは、職種の専門性以外に、
業種や職種が変わっても持ち運びができる職務遂行上のスキルのこと」を意味します。
(厚労省サイトよりhttps://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23112.html)

つまり、転職したときにも使える
自分のスキルを指しています。

もともとはキャリアカウンセラーなどと面談して使うツールのようですが、
個人でもできないことはないので気軽に使ってみるのをオススメします!

(3)社会人基礎力セルフチェック(無料)

社会人基礎力は社会人として仕事をするうえで
必須の12の能力を指しています。

経済産業省が2006年に制定した考え方となっています。

「「社会人基礎力」とは、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、
「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成されており、
「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」
(経産省サイトよりhttps://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/index.html)
を意味します。

社会で仕事をしていくうえで
自分にはどのようなスキルがあるかを
見ていく物となっています。

こちら、京都ジョブナビさんが
無料で診断できるサイトを作っていますので
一度診断してみるのをオススメします。

京都ジョブナビ「社会人基礎力セルフチェック」
 

診断ツールを使って自分の現状を知ろう!

さあ、3つの診断ツールをご紹介しました。



これらを用いて自分のキャリア上の強みと弱みを明確にすることが
今後のキャリア形成に直結しています。

ぜひ実際にやってみてくださいね!

ではまた!


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