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居心地の悪さが成長への扉を開く!
「ここなんだか居心地が悪い…」
あなたは1日の中で「居心地の悪さ」を感じたことはありませんか?
高級なお店や専門のセミナーに参加した際など、居心地の悪さを経験することって誰しもあることと思います。

居心地の悪さって気持ち的にマイナスです。
ですがその「居心地の悪さ」に目を向け、大切にすることが、自分自身の成長につながる部分もあるのです。
多くの人が居心地の悪い場所や状況を避けようとしますが、そこには成長の種が潜んでいます。
本記事では、「居心地の悪さ」を成長に結びつける重要性について深掘りしていきますね!
居心地の悪さとは何か?
まず、どういうときに人間は居心地の悪さを感じるのかを見ていきましょう。
「居心地の悪さ」とは、自分がその場で心から安心したりリラックスしたりできない状態を指します。
例えば初対面の人ばかりの交流会やセミナーに参加したときや慣れない業務に挑戦しなければならないとき、自分の意見が否定される可能性がある場で発言するときなどに居心地の悪さを感じることが多いです。
こうした状況は、誰しも「早く終わってほしい」「ここから逃げ出したい」と感じることがあります。

社会学では、人間は日常習慣の価値観(ハビトゥス)に沿って行動する、と説明しています。
どんな服を着て、どんな話をするかなどはハビトゥスによって決まってきます。
日々の実践によってハビトゥスは次第に形成されていきます。
人間が居心地よく思うのはハビトゥスが一致するときです。
例えば実家に戻ったり仲のいい友人と話したりするときは自分とハビトゥスが一致する事が多いです。

着ている服・いくお店・話す内容も自分の価値観と合っていることが多いでしょう。
そのためリラックスできます。
一方、人間が居心地の悪さを感じるのはハビトゥスが一致しないときです。
例えば普段スマホゲームしかしない人がチェスや芸術を愛好する人たちの勉強会に参加するとハビトゥスが合わないことになります。
(小説といえばラノベしか読まない人が三島由紀夫や川端康成の読書会に参加すると、同じ「小説好き」と言っても話が合わないです)
そうなると居心地悪く感じるはずです。
ここで言えるのは、自分のハビトゥスが合わないときに人が居心地悪く感じるということです。
実はこの居心地の悪さこそが、私たちを次のステージへと押し上げるきっかけとなるのです。
居心地の良さが持つ危険性
居心地のいい環境は気楽ですし楽しいです。
ですが、もしその環境にどっぷり浸かってしまうとどうなるでしょうか?
自分を否定せず、肯定し続けてくれるだけの環境にいると、安心感は得られますが、自分の能力や視野を広げる機会を失う可能性があります。
例えば学生時代は安いラーメン屋や定食屋に行くことが多いですが、その人がフランス料理の名店に行くと最初は面食らうはずです。
全く気楽ではないですし、どう振る舞えばいいかわかりません。
ですが、「がんばって」その場で適した行動をしようとする中でその人の内面性が磨かれていきます。
ときに失敗もするでしょうが、それが成長につながるのです。

いうならば自分のハビトゥスよりも「一つ上」の環境・「一つ上」の場所へ出かけることで自分の人間性を高めることができるというわけです。
よく「忠言耳に逆らう」といいます。
他人からの厳しいアドバイスや意見は、一見すると居心地の悪いものに感じるかもしれません。
ですが、それが自分を客観的に見つめ直すきっかけとなり、今後の可能性を広げるチャンスでもあるのです。
居心地の悪さを成長に変える方法
では、居心地の悪さをどのように成長につなげていけば良いのでしょうか?
以下に、具体的な方法を挙げてみます。
1. 自ら挑戦を選ぶ
「居心地の悪さ」を避けるのではなく、あえて挑む姿勢が重要です。
たとえば、セミナーや研修、大学院での学びなど、最初は居心地が悪いと感じると思いますが、将来のために飛び込む価値があります。
それが自分の「勉強」につながるからです。
「勉強する」という言葉は「強(し)いて勉(つと)める」という意味。
いわば「無理やりする」という意味です。
この無理矢理を人から言われてやると不幸ですが、自分から意識的に行うと自分のプラスにつながります。
だからこそ、あえて居心地の悪い環境に身を置くことが成長につながるのです。

2. 小さな目標を設定する
居心地の悪い環境に飛び込むのは勇気がいります。
そのため、いきなり大きな挑戦をするのではなく、まずは小さな目標を設定し、徐々にその環境に慣れていくことが大切です。
お店レベルで言うと、いきなり何万円もするフランス料理の名店に行くのではなく、ふだん行くお店よりも1つか2つレベルが上のお店に行くようにするのもいいでしょう。
勉強でいえば、いきなり高難度の資格に挑戦するのではなく、「2〜3ヶ月で合格できそうな資格」から挑戦してみるのが最初の1歩としておすすめです。
3. 自分を励ます仕組みを作る
居心地が悪いと感じる状況では、モチベーションが下がりやすいものです。
例えば日記をつけて成長を振り返る、成功体験を記録するなど、自分を励ます仕組みを作ると、前向きに取り組むことができます。
私自身の経験から学んだこと
この「居心地の悪さ」、私も「あえて」飛び込むように意識はしています。
私が現在2つ目の大学院で学んでいるのもその1つ。
1つ目の大学院と違い、論文の書き方・研究の仕方・学問のあり方が全然違って「混乱」することも多いですが、「こういう世界も面白いなあ」と考えて取り組むようにしています。
大学院って課題も多いですし、グループワークを行おうとしても時間帯が合わず苦労することも多いです(深夜からの打ち合わせも実際にありえます)。
はっきりいえば、全く居心地よくありません(笑)
でも、その環境に「あえて」「自分から」飛び込むからこそ多くの成長があるのです。
大変だからこそ、その中で得られる気づきや学びは非常に大きいです。
自分が知らなかった分野への理解が深まり、困難を乗り越えた経験が自信につながることを実感しています。
このように、居心地の悪さを受け入れ、それを乗り越えることで、自分自身の成長を感じとれるのです。

大学院って周りがめちゃくちゃ勉強しているので、これまで勉強をあまりしなかった場合強烈な「居心地の悪さ」を味わうことになります。
でも、だからこそあなたの成長につながるのです。
結論!居心地の悪さを味方につけよう!
自分のハビトゥスのズレがもたらす「居心地の悪さ」。
避けようとすることも多い「居心地の悪さ」ですが、これは私たちが成長するための重要な要素です。
居心地の悪さを避けるのではなく、むしろ積極的に受け入れることでより広い視野や新しい可能性が開いていくことができます。
なので、人生の中で成長のきっかけとなる場面に出会ったとき、「これは自分の未来を切り開くチャンスだ」と前向きに捉えてみてください。
「居心地の悪さ」は、一時的な不快感で終わらせるのではなく、自分を変える原動力として活用しましょう。
その先に待つのは、成長した自分自身と、より充実した人生です。
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「うわ、ここ居づらい…」。居心地の悪さって、実は成長の種につながります。
居心地悪く感じる環境にあえて飛び込み挑戦することで、新しい可能性が開かれ自己の成長につながります。
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