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ミニマムライフコストとは?
突然ですが、あなたは自分が1ヶ月生活するのに最低限いくら必要か把握していますか?
自分が最低限いくらあれば生活できるかを計算したものをミニマルライフコストといいます。
例えば家賃、食費、光熱費(電気・水道・ガス・灯油など)、通信費、社会保険料、税金などを合計した金額がこれにあたります。

この金額を明確にすることで、キャリアを考える際の基準が明確になります。
転職や独立・大学院進学など今後の計画を立てやすくなるのです。
ですが、自分のミニマムライフコストを把握していない人が多いという現状があります。
今回は「今後のキャリア形成のためにミニマルライフコストを計算しよう!」をテーマにお届けします!
ミニマムライフコストを計算するメリット
自分が1ヶ月生活するのに最低限いくらあればいいのか。
この金額を示したミニマルライフコストを明確にしておくと次の3つのメリットがあります。

1. キャリア選択の基準が明確になる
例えば、転職を考えた際に「最低限いくら稼げば生活できるのか」を把握しておけば、新しい職の給与水準を冷静に判断できます。
転職する場合、「給料が今より下がる」転職が残念ながら多いです。
その場合も、「どれくらい給料が下がっても生活ができるか」という最低ラインが分かると転職に挑戦しやすくなります。
また、あなたが独立を考える場合でも「月に○○円稼げれば生活できる」とわかれば、より現実的な起業計画を立てられます。
2. 貯蓄の必要額がわかる
貯金がどれだけあれば、無収入の期間を乗り越えられるのかを把握するのにも役立ちます。
特にこれが重要なのは離職をして資格取得や大学院進学を考えるケースです。
貯蓄とミニマムライフコストを照らし合わせることで、「退職してもどれくらいの期間生活ができるか」が明確になるのです。
特にこれは大学院の1年制修士課程に進学する際に役立ちます。
通常2年かかる修士課程を1年で修了する1年制修士課程を使用する場合、仕事をしながら行うのはかなりキツいです。
そのため休職・退職するケースが多いのですが、その場合もミニマルライフコストがわかれば1年制修士課程に挑戦できるかどうかが明確になるのです。
3. 不要な支出を見直せる
私達が1ヶ月生活するのにかかる生活費。
これは「固定費」と「変動費」に分けられます。
細かく見ると次のようになります↓
- 固定費(減らしにくいもの):家賃、水道光熱費の基本契約分、通信費の基本契約分、社会保険料、税金など
- 変動費(見直しや削減が可能なもの):食費、被服費、新聞図書費、娯楽費など
ポイントは固定費をなるべく減らしていくことです。
Amazonプライム・ビデオやNetflixなどのサブスクリプションサービスに入っているとほとんど使っていなくても毎月お金が引かれていきます。
こういう意識しないうちに増えている固定費を把握することで節約が可能となるのです。
こうやって固定費を減らしていき、変動費の割合を増やしていくといざ収入が減った場合も変動費を下げることで生活が可能となります。
ミニマムライフコストの計算方法
次に、ミニマルライフコストの計算方法を観てみましょう。
(1)毎月の固定費/変動費をリストアップする
先月の家計簿や家計簿アプリ、レシートなどを観ながら1ヶ月にいくらお金がかかっているかを計算します。
- 食費
- 地代家賃
- 交通費
- 交際費
- 被服費
- 教育費
- 趣味・娯楽費 など

(2)減らせる金額はどこか、最低限いくらあれば生活できるかを計算する
(1)で出した内容のうち、削れる部分・なくてもいい部分を計算していきます。
現実的なラインで最低いくらあればいいかを計算します。
(3)年間で発生する費用を計算する
次に、年間で発生している費用についてもリストアップします。
その後、合計を12で割ることで毎月のミニマムライフコストが算出できます。
- 自動車の維持費(税金・保険・車検)
- 大きな買い物(家電の買い替えなど)
- 年払いの保険料 など
大きな買い物や固定費が発生しているものについては「思い切って無しにできないか?」考えてみるのもおすすめです!
たとえば車をほとんど使っていない場合、車を手放すことで自動車税・自動車保険・車検代を節約できます。
仮にタクシー代やレンタカー代がかかっても、そちらのほうが安上がりなケースも多いのです(ちなみにタクシー代やレンタカー代は「変動費」です)。
(4)合計金額を計算する
これまでの計算を合計することでミニマルライフコストを出すことができます。
ミニマムライフコストを基にキャリアを考える!
ミニマルライフコストを考えると、あなたの今後のキャリア形成もスムーズになるはずです。
それは転職時の判断材料となるだけでなく、起業をする場合も「最低いくら稼げれば生活できるか」わかると挑戦しやすくなるからです。
私自身も独立前に「最低月●●万円あれば生活できる」と計算し、それを基に起業の準備を進めました。
そうすると収入が低迷している場合もなんとか生き延びることができるのです。
もちろん、すぐにあなたが転職・独立・進学などを考えない場合も「最低限いくらあれば生活できるか」を計算しているとキャリアの選択肢を増やすことができるようになります。
なので一度ミニマルライフコスト、計算してみるのがおすすめですよ!
大学院進学、転職、独立といったライフイベントを考える際に、ぜひミニマムライフコストの計算を活用してみてくださいね!

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「1ヶ月、最低いくらあれば生活できるか」。これを計算したミニマムライフコストを把握することで、転職や独立・進学などキャリア選択の基準が明確になります。家賃や食費などの生活費を一度計算してみましょう!