才能なんてないほうがいい!岡本太郎の生き方から挑戦の大事さを学んだ件。

藤本研一

Digest!
「自分には才能がない…」
ついつい口に出してしまうことが多いです。

岡本太郎は『自分の中に毒を持て』のなかで

才能なんてないほうがいい。
 才能なんて勝手にしやがれだ。

 才能のある者だけがこの世で偉いんじゃない。

 才能のあるなしにかかわらず、
 自分として純粋に生きることが、
 人間の本当の生き方だ」

といっています。

才能があってもなくても
挑戦をする!

その姿勢が大事なのですね。

「自分には才能がない…」って言っていませんか?

よく私たちは

「あの人みたいに自分も天才だったら
 良かったのに…」

「自分には才能がないからできない…」

というような言い方をよくします。

天才な人/そうでない人を
区別して考えています。


でも言葉本来の意味的には
こういう区別にあまり意味がありません。

平塚らいてう「潜める天才を発現せよ」

先日のブログで平塚らいてうの言葉を元に
「天才」や「才能」といった言葉について
考えていきました。



女性解放運動の先駆者・平塚らいてうは
「『隠れたる我が太陽を、
  潜める天才を発現せよ』」
と書いています。



どの人にも
「天賦の才能」というものが
必ず存在しています。

自分の中にある
天賦の才能、つまり天才を
発現していくことがなによりも大事なのです。


こういう記事を書いたところ、
けっこう「いいね」などの反響がありました。


たいへんありがたいことだと思っています。

軽々しく「才能がない」と言っていませんか?

私も含めてですが、
「自分にはムリ」
「才能がない」

などと軽々しく言ってしまいます。

こういう姿勢だと
自分のなかの何らかの「天賦の才能」が
ムダになってしまうのです。

岡本太郎「才能なんてないほうがいい」

才能について考える時思い出すのは
岡本太郎さんの言葉です。

「太陽の塔」をはじめ
数々の作品を残した芸術家・岡本太郎さんは

「才能なんてないほうがいい」

と言い切っています。

「自分はあんまり頭もよくないし、
 才能のない普通の人間だから
 何も出来ないんじゃないか、
 なんて考えてるのはごまかしだ。

 そういって自分がやらない口実にしているだけだ。

 才能なんてないほうがいい。
 才能なんて勝手にしやがれだ。

 才能のある者だけがこの世で偉いんじゃない。

 才能のあるなしにかかわらず、
 自分として純粋に生きることが、
 人間の本当の生き方だ。

 頭がいいとか、体がいいとか、
 また才能があるなんてことは逆に生きていく上で、
 マイナスを背負うことだと思った方がいいくらいだ」
 (岡本太郎『自分の中に毒を持て』105頁)

 

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周りが自分よりも遥かに優秀に見えてきたときは。

この岡本太郎の言葉、
学生時代・院生時代の自分を
支えてくれました。


なにかに取り組んでいると
周りが自分よりも遥かに優秀に見えてきます。

「ああ、自分ももっと才能があったらいいのに…」

とついつい思ってしまいます。

でも、この発想がよくないのです。


才能があろうとなかろうと、
挑戦し続ける姿勢が重要なのですね。


むしろ、
ヘタに才能があると
その才能に引きずられてしまい
挑戦しきることなく人生が終わってしまうのです。

「太陽の塔」はじめ
岡本太郎のエネルギッシュな作品群が
いまも見る人を魅了しているのも
岡本太郎が人生の最期まで挑戦し続けたことが
大きいのだと思います。


今回のポイント


才能なんてないほうがいい!
才能のあるなしに関わらず
挑戦し続ける!

誤解・批判を恐れず挑戦し続けた岡本太郎

ちなみに、たまに岡本太郎のことを
破天荒型な芸術家だと考えている人もいますが、

実は戦前フランスに留学し、
エルンストやジャコメッティなど
シュールレアリストたちと交流する他、
パリ大学で哲学も学んだ超インテリなのです。

芸術の本場パリでも
また帰国後も
自分の求める芸術を追求しぬきました。

そのため
「あんなのは芸術ではない」
という誤解や批判を受けることも
多々あった、と聞きます。

それでも自分の求める芸術を求めた姿が、
あの「芸術は爆発だ!」という発言に現れているのです。



岡本太郎の生き方を観ていると、
才能のあるなしに関係なく
挑戦し続けるのが重要なのだと
学ぶことができます。

なので私も
北大大学院の最終課題、
才能のあるなしに関わらず
挑戦しないと、と思っているところです…。

ではまた!


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