無印良品はモノではなく「世界観」を売っている!『MUJIが生まれる「思考」と言葉」』を読む。

今回のポイント
モノ・サービスではなく「世界観」を提示する。
それが仕事でもっとも重要なこと。

 

フジモトが毎週ついつい行ってしまう店。

 

私がほぼ毎週
ついつい行ってしまうお店があります。

 

それが無印良品です。

 

(ロゴはwikiより)

 

無印良品に私が初めて行ったのは
高校1年生の頃。

 

 

兵庫の片田舎から
都会に出てきた私にとって、
友人に連れられていった無印良品は
「不思議」な空間でした。

 

 

イメージは「木」です。

 

木目の商品が多く、
なおかつ店内がスッキリと片付いている。

服・食器・文具から家具まで
あらゆるものが同様な規格で整列している。

 

 

それ以来、
しばらくは高校が休みになる度に
無印良品に行っていたのが懐かしいです。

 

(当時は文具しか買わなかったような…)

 

 

そんな傾向が十数年経った
いまも続いているのが
不思議なところだなあ、と思っています。

 

 

無印良品の思想が詰まった書を読む

 

 

さて、いま私は
『MUJIが生まれる「思考」と言葉」』
という本を読んでいます。

 

 

無印良品の運営元である
良品計画会長の金井政明さんの言葉を
本にまとめたものです。

 

 

無印良品のあり方・
無印良品の目指すものをまとめた
書籍となっています。

 

(ちなみに無印良品で売っていたので
買いました)

 

無印良品が売っているもの

 

 

読んでみると、
無印良品は商品それ自体よりも
「生活」や「意味」を売っているのだな、
と気づけます。

 

 

つまり無印良品のある「生活」か、
そうではないか。

どうせなら
無印良品のある生活のほうが
毎日が楽しくなるのではないか。

 

読んでいると、
押し付けがましくない形で
そういったメッセージが伝わってきます。

 

 

ローカル志向

 

この本が面白いのは
無印良品が「ローカル」を重視している、
ということです。

 

それは
「ローカルから始める未来」(226ページ)
という言葉に集約されます。

 

 

実際、無印良品にいくと
世界の「ローカル」な素材のほか、
日本各地の「ローカル」な素材が
販売されているのに気づくことがあります。

 

 

それぞれの場所が持つ「豊かさ」を
活かしていくというのを
無印良品では目指しているのですね。

 

 

「世界はどこもローカルです。
ローカルとは、
田舎だけを指す言葉ではありません。

池袋も有楽町も、
ロンドンもパリも、
どこもローカルです。

そのローカルを成り立たせているのは、
人と人との関係です。

池袋にはどんな人が住んでいて、
どんな人が働いて、
どんな人が買い物にきていて、
そういった人と人との関係が、
ローカルをかたちづくっています
(230-231ページ)

 

無印良品の商品は日本中で買えますし、
なんならヨーロッパでも買うことができます。

 

 

それでも、めざしているのは
「ローカル」志向というところに
妙に共感を覚えています。

 

 

無印良品に占拠されつつある…

 

 

…それにしても、
うちの事務所や自宅内を見ると
少しずつ無印良品の製品に
占拠されつつあります(笑)

 

 

ハサミやノート、
歯ブラシ、棚、カトラリー、
食品に掛け時計とあらゆるジャンルが
無印良品化しつつあります。

 

 

(ただ、無印良品のなかでカバンだけは
あんまり好きになれません…)

 

無印良品に関する本を買ってしまう時点で
自分も無印ファンなんだな、
と思ってしまいます。

 

(きっと引越し先の事務所でも
無印良品の製品で溢れていくのかも…)

 

☆『MUJIが生まれる「思考」と言葉」』の
詳細とお求めはこちら↓

 

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

 

モノ・サービスではなく「世界観」を提示する。
それが仕事でもっとも重要なこと。 

 

 

ちょっと年取ったなあ、と思う瞬間

 

ところで、生きていて自分が
「ちょっと年取ったなあ〜」
と思う瞬間って、ないでしょうか?

 

 

私はドン・キホーテや100均などに行き
店内に商品が山のように溢れているの目にし、
「疲れ」を覚えるときに感じています。

 

 

「うわ、なんかゴチャゴチャして
しんどい…」

そう感じてしまうことが
多々あります。

 

 

そういう場所で買い物するよりも
無印良品くらいの商品数の店舗に行くほうが
ちょっと気持ちが落ち着くのです。

 

(この辺りは妻にも共感してもらっています)

 

 

あれこれ街で買い物する際も
「締め」を無印良品にすると
ちょっと気が休まるのです。

 

 

買い物というのも、
お店にとって
ある種の「感情体験」を提供するサービスです。

 

 

つまり無印良品というのは
商品ではなく
「無印良品がある暮らし」という
「世界観」を売っているのだなあ、と思うのですね。

 

 

(そうでないと
こういう本は書けませんし、
私も買わないと思います)

 

 

 

で、私の塾も
こういう「世界観」を提示できるようになりたい、
と思っているわけです。

 

 

私の塾が提示できる世界観としては、
次のようなものでしょうか。

 

○日々の仕事の合間に
コツコツ勉強することで得られる
自信や自己肯定感

○学ぶことでやる気と自分の可能性が
高まっていくという高揚感

 

 

単に「1対1で文章を教える」
「小論文の指導をする」だけではない関係性を
受講生の方に提示していく。

 

 

それができるよう、
努力していきたいと考えています。

 

 

ではまた!


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