移動はコストである!
移動しただけで「仕事した」気になっていませんか?
目次
移動している人ってカッコいい!
「今日は○○で会議。
明日は出張で△△へ。
そのまま移動して明後日は●●に…」
多忙な人って
あちこちにしょっちゅう
移動しているイメージがあります。
ひんぱんに飛行機に乗って、
各地を飛び回る。
私自身、こういうビジネスパーソンに
昔からあこがれがありました。
北海道に引っ越してからは、
イヤでも飛行機を使わざるを得ないので、
結果的には「あこがれ」が叶った気がします 笑
現に私、
一昨日は東京出張から戻ってきて、
今日からは根室に出張に行きます。
根室で研修のご依頼を頂いたのですね。
頑張ってきたいと思います!
開業当初の私は
冗談じゃなく、
全く仕事がありませんでした。
そのことを思うと、
各地から研修の依頼をいただけるようになり、
ホントありがたいな、と思っています。
要注意!移動には「魔力」がある!
さて、仕事柄 出張する機会が増えました。
研修にも呼んでもらえるようになりました。
札幌にいても、
顔を出すべき場所も増えてきました。
ありがたいことです。
ですが。
さいきん、
ちょっと気をつけないといけないな、
と思うことがあります。
それは何かというと、
「移動」の魔力です。
出張などで移動すると、
なぜかそれだけで
「めっちゃ仕事をしている!」
感覚に陥ってしまうのですね。
飛行機なり、特急なり、
新幹線なりで移動していると、
なぜかそれだけで一仕事終えた気になって
しまいがちなのです。
出張に向かう途中、
パソコンで作業していると、
なぜかめちゃくちゃ
「仕事をしている」感覚でいっぱいになります。
…でも実際は、
オフィスにこもって
静かな机で作業するほうが
何倍も効率が良いことがほとんどです。
移動はクセモノ。
移動って、けっこうクセモノです。
単に空間を動いているだけなのに、
それだけでそれなりの「疲労」を伴います。
それなりに疲労するのに、
やっていることはただ
空間を移動しているだけ。
飛行機ならその間
電話をかけることもできません。
出張などで移動をひんぱんにしていると、
なんとなく「自分は頑張っている!」感があるのですが、
実際はただ飛行機なり電車なりで
数百キロ移動しただけに過ぎないわけです。
なにか価値あるものを
生産したわけでは
ありません。
これで満足していると、
自分がダメになっていくようにも感じるのです。
今回のポイント
今回のポイントです。
移動はコストである!
移動しただけで「仕事した」気になっていませんか?
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余談ですけど、Youtubeでファーストクラスの
サービス動画を観たことがあります。
エコノミーと違い、
座席はフルフラットになります。
寝心地も、バツグンです。
周りも壁で囲まれ、
プライベート性も保たれています。
ファーストクラス利用者限定で
シャワーを浴びられる飛行機すら存在します。
ファーストクラスって、
スゴイ!
…でも、一瞬思ったのは、
「食べ物を別にしたら、
これ、
ネットカフェと一緒じゃね?」
という点でした 笑。
どんなに快適なファーストクラスでも、
実はネットカフェの個室よりも
快適度は低いです。
ネットカフェでも、
フルフラットシートはふつうに存在します。
むしろ、
飛行機酔いしないという点で、
ファーストクラス以上に快適かもしれません。
(食べ物・飲み物以外は)
それに、ネットカフェでも
シャワーは浴びられますしね 笑
どんなに快適な移動でも、
自宅なり自分の事務所なりにいたほうが
圧倒的に快適なわけです。
移動は「コスト」である
こう考えると、
移動って、けっこうなコストであることが
わかります。
これを自覚しないで
ただ移動しているだけだと、
「仕事している気になっているのに、
なんら本質的な仕事をしていない
残念な人」
になってしまいやすいのです。
移動は成長に比例するけど…
以前「移動距離は成長に比例する」という
動画を撮りました。
これを撮っておいて何なんですが、
ムダな移動になっていないかは
自分で検討する必要があるように思います。
出張に限らず、ビジネスの場でも、
移動について注意が必要です。
「いい人」は
お客さまなり相手先の事務所に
気軽に移動します。
でも、この「移動」が本当に必要だったかは
また別の話です。
移動しないでテレビ電話で連絡する・
先方に事務所まで来てもらうことのほうが
より価値的であることもあるのです。
なんてったって、
移動はコストです。
できるだけ自分が移動しないほうが
生産性が上がることもあるのです。
家庭教師よりも塾経営のほうが稼げる理由。
この点に、
「家庭教師業」を個人でやるよりも
自分で塾を構えるほうが
稼ぎやすい理由があります。
家庭教師業って、
どんなに単価が高くても
時給1万円以上は出せないでしょう。
現役の「東大医学部」の学生を
家庭教師につけるときでもせいぜいこの金額です。
そうではない「普通の」家庭教師の場合
ここまで金額はあがりません。
家庭教師は
移動時間がそれなりに掛かります。
むろん、交通費は請求できますが、
1日にまわれてせいぜい3件です。
それ以上の金額にはならないのです。
家庭教師をやる限り、そんなには
稼げないのです(生活はできますけど)。
でも、自分が塾を構える場合、
大きく様子が変わります。
自分の塾に来て貰う場合、
講師の側の「移動時間」がなくなります。
すると、1日に担当できる
授業数が家庭教師よりも圧倒的に増えます。
その結果、
時給は少し低くても
トータルで見れば
家庭教師よりも稼げるのです。
移動はコストである、ということが
ここからも分かりますね!
移動しているだけで「仕事している」気になっていませんか?
「移動はコストである」と考えるのって、
すごく大事です。
あなたは移動しているだけで
「仕事している」気になっては
いないでしょうか?
ぜひ注意してみてくださいね!
私も今日8/27から根室出張なので
気をつけていきたいと思います 笑
ではまた!
久し振りに…それもグイグイ引っ張り込まれ、最後まで読みました。スゴイ!
微かに思っていたことを藤本さんが代弁してくれました。
嬉しいありがとうございます。
☆ご無沙汰しています。
拝読させていただきました。
勤務先の変わらない現状を指摘している内容です。
出張していれば、
何をしても許される。
出張していれば、
何もできなくても認められる。
出張していれば、
何か褒められる。
情報発信、
感謝です。