行政書士資格を目指して怒られた話。闇雲にキャリアアップを目指しても意味はない!

藤本研一
Digest!
以前、私は自分の塾経営の先行きが見えず 「行政書士資格を取ったら別の売上が立てられるのではないか」 と考え、勉強していた時期があります。

これを経営の師匠・板坂裕治郎さんに めちゃくちゃドヤされました。

「お前が行政書士取って何になるんや!」と。

今から思うと、本業にもっと専念しろ、ということを伝えようとしていたのだとわかります。 闇雲に資格を目指すのではなく、 何が本質的かを考えるのが大事ですね!

「資格でも取ろうかな?」と思ったら。



「そろそろ、資格でも取ろうかな?」


コロナ禍で外で出られない時期、
「おうち時間」を活用して
資格取得を目指す人が急増したそうです。

内訳を見ますと、
コロナ禍を機に
日商簿記・ファイナンシャルプランナーの
資格取得をした人が最も多かったそうです
(2021年11月時点)。


【出典】
☆コロナ禍で取得した資格・検定ランキング1位を発表
 ~1,300人以上を対象にした資格・検定や学習に関する意識調査を実施~
 https://cbt-s.com/news/1058/


難関資格を目指す人も増加中!

コロナ禍の時期では
日商簿記やファイナンシャルプランナーの資格以外にも
各種難関資格を目指す人も
増えたようです。



例えば独立可能な資格として人気がある
行政書士もコロナ時期に受験者数が増えています。

コロナ前の2018年度は50,926人、
2019年度は52,386人だった受験者数が、

2020年度は54,847人、
2021年度は61,869人、
2022年度は60,479人
急上昇していることからもわかります。
(出典:https://gyosei-shiken.or.jp/pdf/trans.pdf


こういうデータをみると
コロナ禍を機に資格を目指す人が
増えていること読み取れますね。

先行きが見えず、闇雲に資格を目指す?!

コロナ禍があけたとはいえ、
現在は世界的にも物価高騰などによる
経済停滞が進んでいます。


先行きが見えない時期、
いつまで自分の会社が安泰かわかりません。

こういう時代、
闇雲に資格取得を目指す人がいます。

これ、
必ずしも得策とはいえないのではないか、
と思います。


なぜかというと、
資格を取ることが目的になり、
結局その資格をなにも活かせないケースが
多いからです。



たとえば先程の行政書士も、

「資格は取ったけど、
 なんにも活かせていない」

という人が多くいます。

(もちろん、行政書士として活躍している人も
 多くいますが、
 こういう人は資格を活かせるよう
 きちんと努力している人であるといえます)


闇雲に行政書士を目指していた私が叱られた件。

…かくいう私も
闇雲に「行政書士」を目指していた時期があります。



それは2020年のこと。

まさにコロナ禍で先行きが見えない中、
「行政書士資格を取ったら
 仕事の幅が広がるのでは」
と考え目指し始めました。


けっこう真剣に学んでいました。


問題集を何周も解き、

「これから模試を受けてみようかな…」

という段階まで来ていました。

「お前が行政書士取って何になるんや?」

そんなときのこと。

経営の師匠である板坂裕治郎さん
行政書士を目指していることを話すと
めちゃくちゃドヤされました。

「お前が行政書士取って何になるんや!」

と怒られたのです(笑)

私の場合 当時は塾の経営に限界を感じており、

「塾と並行して行政書士業務ができたら
 売上も安定するだろうな…」

と安易に考えていたのです。


そこをバッサリと斬られたわけですね。

もし私が過去に法律系の事務所に勤務していたり
行政の仕事をしていたりした場合なら
その職業経験を活かし
行政書士として活躍することができるでしょう。

ですが、私は学校教員・塾経営しか経験がありません。


仮に行政書士資格を取れたとしても、
行政書士として一人前になり
仕事をもらえるようになるには
相当な時間が必要です。



行政書士になった人の体験談にも、

「仕事を自分で学び、
 お客様を見つけるのが大変だった」

というものが多くあります。

「そんなことに時間を使うくらいなら
 本業の塾経営に専念しろ!」

という指摘をしてくださったのだと
今となってはわかるようになりました。



行政書士資格を取らなかったからこそ得られたもの。

私が塾運営の中心を
「社会人の大学院進学対策」に絞ったのは
裕治郎さんに怒られた(ドヤされた)あとのことです。

行政書士資格を取り
行政書士として仕事をもらえるまで
動いていくにはかなりの時間が必要です。


私が行政書士資格取得を断念したことで
その時間を受講生の方のための勉強をしたり、
塾の経営方針を考えたりする時間に当てたりすることが
できました。

それにより、
塾の方針を「社会人の大学院進学」に絞る事ができました。


専門の内容を学び情報発信することで
受講生の方の数も一気に増えました。

多数の合格者を出すこともできていました。

結果的に、
行政書士資格を断念して専門分野を磨いたからこそ、
少しは受講生の方にも喜んでいただける塾になったのでは、
と思っています。

(今年 法人化もできましたし)

今回のポイント


闇雲に資格を狙っても逆効果!
自分のキャリアアップの方向性、
根底から考えてみませんか?

自分のためにキャリアアップしても無意味である!

以前もブログで紹介したのですが、
キャリアアップの方向性を考える際、
一番心がけるべきことがあります。


それは「自分のため」にキャリアアップしても
無意味である、ということです。


「自分のため」ではなく、
いま自分が関わっているお客様へ
貢献できる方針でキャリアアップを

考える必要があるのです。


もっと言いますと、
自分の成功のためではなく
お客様の成功のために
キャリアアップをしていく・
勉強していくのが必要だと言えるのです。

お客様の成功のためにキャリアアップを目指す!

 

思えば行政書士資格を目指していた私が
裕治郎さんにドヤされたのも、
「自分のため」のキャリアアップに偏っていたためでした。



社会人であるならば、
自分が関わっているお客様の成功のために
勉強しキャリアアップを目指すのが一番なのです。


そうしていると、
見当外れ・無意味な資格取得をしている暇は
なくなります。



お客様の成功につながるキャリアアップを心がけていると、
関わるお客様に喜んでもらえたり
実際にお客様の変化を見れたりします。


それが自分の喜びにもつながるのです。

なので資格を目指す際は
「この資格は今関わっているお客様の成功に 
 つながるか?」
を考えてみるのをオススメします!


ではまた!


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