問題解決の基本は、まず言葉を正確に使うところから。札幌商工会議所主催「今日から使える!伝わるビジネス文書&メールの書き方講座」、第2回を開催しました!

今日のポイント
言葉を正確に使うのが
問題解決のポイント!
意味なく「改善する」と書いてはいけない!  

NGワード、使っていませんか?

  「改善する」「実行する」「推進する」
  「徹底する」「強化する」

 

これらの言葉、
会社の中でよく聞きませんか?

 

同時に、あなた自身、
よく使っていませんか?

 

これらの言葉、
会議の中でやたら出てくるのって
けっこうヤバい状況です。

何故かと言うと、
これらの言葉って
何も「具体性」がない言葉、
だからです。

 

使うとなんとなく「いい感じがする」言葉

 

例えば、です。

 

経営会議の中で
こういう発言があるかもしれません。

  「売上が落ちているから
改善しよう!!
お客様訪問を徹底し、
既存顧客対応を強化し、
経費削減を推進しよう」

部長がこう言っています。

 

部長が言うので、
みんなそれに従うしかありません。

 

会議の議事録にも
「売上の改善、
 お客様訪問の徹底、
 既存顧客対応の強化、
 経費削減の推進」
と書かれました。

 

…さて、この議事録を読んだあと
「何をすればいいのか」
わかりますでしょうか?

 

もちろん、
言葉で説明はされています。

「ああ、売上を改善するんだな」とか
「お客様訪問を徹底するんだな」とか
それぞれの言葉は理解できます。

 

でも。

「じゃあ、結局何をするの?」
が不明なままなんですね。

言ってしまえば「改善する」や
「徹底する」などの言葉は
【使うとなんとなくいい感じがする】言葉です。

 

使うだけで
なんとなく「キレイ」な感じがします。

 

「いいことを言っている!」
気分になります。

 

でも、それだけ、なんですね。

 

これらの言葉は
はっきり言えば使ってはいけない言葉です。

 

NGワードです。

(このあと補足しますが、
単独では使っていけない言葉です)

 

使った瞬間に、
思考が停止してしまう
「思考停止ワード」でもあるのです。

 

具体性のない言葉を使うな!

 

 「改善する」「実行する」「推進する」
  「徹底する」「強化する」

 

なぜ、これらの言葉を使ってはいけないのでしょう?

 

それは「具体性」が何一つないからです。

 

「改善する」という場合、
「改善するために○○を行う」
という「○○を行う」という補足が必要です。

同様に、「推進する」「強化する」は
「推進するために○○を行う」
「強化するために○○をお行う」
という補足が必要です。

「実行する」という場合、
「なぜ実行できていないか」
の検討が必要です。

 

同様に、「徹底する」も
「なぜ徹底できていないか」
の検討が必要です。

 

問題解決の基本は、言葉を正確に使うところから。

 

これはどういうことかと言うと、
言葉を正確に使う、ということですね。

 

問題解決の基本は、
まず言葉を正確に使うところから始まります。

 

意味なく「改善する」などと書いていても意味がないのです。

札幌商工会議所主催講座、開催中!

 

ちょうど5/15、
札幌商工会議所主催の
【今日から使える!伝わるビジネス文書&
 メールの書き方講座】を開催しました。

全3回の2回目です。

 

この中でも、
「言葉を正確に使う」ことを
お伝えしました。

その感想にこういう物がありました。

「文章の書き方を知る効果には
 文書だけでなく問題点を見つけやすくなったり
 対応策を考える上でも役に立つと思いました」

 

言葉を正確に使うのが
実は問題解決の基本となります。

 

やみくもに「改善する」「実行する」というよりも、
確実な行動を取っていく。

 

そちらのほうが重要だと思います。

今日のポイント

 

今日のポイントです。

・・・・・・・・・・・・・・
言葉を正確に使うのが
問題解決のポイント!
意味なく「改善する」と書いてはいけない!
・・・・・・・・・・・・・・  

 

言葉を正確に使うことで
発想が広まりますし、
対応の仕方も見えてきます。

 

ぜひまずは「言葉を正確に使う」ことから
始めてみてはいかがでしょうか?

 

ではまた!


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