入職10年目。キャリアアップの落とし穴。

藤本研一

Digest!
2日間にわたり、団体職員の方に
「能力開発研修」を実施しました。

対象は入職10年目くらいの方々。

これくらいの時期になると、
自分の能力を高めるだけでなく
「周りの能力をいかに高められるか」
も求められるようになってきています。

この発想をもっていないと、
ムダな努力で終わってしまうことがあります。

周囲の育成ができるよう、成長していきましょう!

2日間の「能力開発研修」で講師を務めました!

9/26-27、
「能力開発研修」という
名前の研修を団体職員の方を対象に行ってきました。

(写真はイメージです)

2日間にわたり、
社会人基礎力や報連相の力、
ロジカルシンキング、
コミュニケーションスキル、
インバスケット思考をイチから学んでいく。


そういった研修を実施しました。



対象は入職約10年目にあたる
職員の方々。

ご自身がスペシャリストととして
職場での専門性を
高めていらっしゃる方々です。

その方々のスキルアップと
今後仕事に向かう際の心構えをお伝えしていきました。

真に能力が高い人の条件とは?!


入職して10年が経つと、
実際に部下の指導などを担当するようになります。

その際
意識するべきことがあります。

それは
「真に能力が高い人とは
 他の人の能力を高められる人である

ということです。

この発想に気づかなければ
途中で伸び悩むことになります。

できる人ほど陥る?!10年目以降の罠。

組織においても、
単に自分の能力が高いだけではなく、
周りの育成ができる人が
入職10年目からは評価されるようになります。


発想の切り替えをしないと
後々つらいです。


特に、入社時に大活躍できていた人・
社内で表彰を受けていた事がある人ほど
発想の切り替えができなければ
途端に伸び悩んでしまうのです。

10年目以降は周囲の能力を高められる人ほど評価される!

「自分はできる!」という意識が高い人は
自分を高めるために日常的に努力していますし、
自分を高めることに余念がありません。


ですが、それが評価されるのは
入職10年目までです。



それ以降は
「他の職員をいかに成長させられるか」
も見られるようになるのです。



自分の専門性や力量を高めるのは
ある意味「当たり前」の話。

その上で、周りの専門性や力量も高められて
初めて評価されるのです。




他の社員を成長させられるようにするには
相手とコミュニケーションするなかで
相手の考え方や願望を正しく理解し、
組織の目指す姿と一致させていくことが
求められています。


今回の研修でも次のような感想を寄せていただきました。

「いままで、自分の能力を高めていれば
 それでいい、と考えていましたが、
 部下や周囲の能力を高めていくことも
 今後求められていることを知りました。

 きょう学習したコミュニケーション手法や
 インバスケット思考を用い、
 周囲との関わりに活かしていきます」

今日の研修の内容を
業務において、
特に周囲の人材育成の際に活かしてみてくださいね!


今回のポイント


一定の職歴の人間には
他の職員の育成が求められている!
組織の求める方向性とズレていないかチェックを!

ムダな努力、していませんか?

自分のスキルを上げる時、
「自分にはどういうことが求められているか」
の認識がズレていると
無駄な努力になります。




組織が「他の人の育成をできる人材」を求めているのに
自分のスキルアップだけを考えていると
無駄な努力になってしまいがちなのです。


キャリアアップの方向性を考える際は
こういうふうに
自分が考えているキャリアアップの方向性と
組織の側が求めているキャリアアップの方向性が
合っているかどうかを確認する必要があります。

ズレた方向に進んでいる場合、
自分の考えを改める必要がありますし、
組織の方向が納得できないのであれば
転職することも考える必要があります。


常にスペシャリストとして
 自身の専門性向上に特化していきたいのであれば
 そういう場所に移ったほうが仕事もしやすいのです

組織として求めている方向性はなにか。

自分が考えているキャリアアップの方向性と
ズレていないか。


一度考えてみてくださいね!

それが今後に役立ちますよ!

ではまた!


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