一流の仕事人は一流のお客でもある事実。サービスの受け手になる経験が自分を高めてくれる。

一流の仕事人は
一流のお客でもあります。

例えば一流のお寿司屋さんは
一流とされる他のお店にも
よく行っているようです。

(イタリアンなど別のジャンルのところも) 

こうやってサービスの受け手になるからこそ
いいサービスを提供しつづけられるわけですね!


 

今回はこういうお話です。

寿司屋でイタリアン。

経営者仲間につれられて、
その人の行きつけのお店に行くことがあります。


私、その際に
少し驚いたことがあります。

それは友人がお寿司屋さんの大将に

「このあたりでなにかオススメの
 イタリアンってありませんか?」

 
と聞いていたところです。


「お寿司屋さんにイタリアンのことを聞くのは
 お門違いでは…。
 めちゃくちゃ失礼なんじゃないの?」

と一瞬思いました。

ですが、大将が

「この辺だと◯◯さんのところとか
 ●●さんのところがいいですね〜。
 私も先週行ったんですけど、
 ●●さんはいい素材を使っていますね」

と返していたのが印象的でした。

お寿司屋さんの勉強法

当たり前ですが、
お寿司屋さんもプライベートで
あれこれ食べ歩いているわけです。


和食ばっかり食べているわけではありません。


話を聞いていてわかったのは
出てくるイタリアンのお店が
いずれもけっこう値段の張る
ところばかりだったということです。


そのときは
友人と大将の話についていけませんでしたが、

「一流の職人は
 一流のお店に積極的に
 行っているんだな〜」

と気づいたのです。


その経験が
お寿司屋さんの経営にも
活かされているのですね。

お客になるからこそ、気付けることがある!

お客になる経験があるからこそ、
おいしいお寿司をお客に出せていたり、
店内の印象を改善したり、
サービスを良くしたりできているようなのです。

普段からお客として
あちこちに出かける。

そのことで
料理を提供する側の視点だけでなく
お客さん側の視点も得ようと
努力していることが伝わってきました。

(お寿司も美味しかったです)


今回のポイント


一流の仕事人は一流のお客でもある。
お客になる経験が自分の仕事の質を高める!

あえて入院する人たち。

仕事をする側とお客の側。

両方の立場を経験するからこそ
発見・気づきもあるのですね。


これは仕事などにおいても
重要な点です。

経営学者ドラッカーの示す事例の中に
ある病院グループの話が出てきます。

このグループでは
経営陣が年に数度 自分の病院に
あえて入院するそうです。

そうやって自分で経験するからこそ

「ここを改善すべきではないか」

と気付けるというのです。

志村けんさんのモットー。

そういえば、
コメディアンの志村けんさんは

「人が遊んでいるときに遊び、
 人が寝ているときにも遊ぶ」

をモットーにしていたそうです。

(志村けん『変なおじさん』より)

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コメディアンなので
流行っている文化や新しい笑いを
自分でも実際に遊んで経験する。

それを通して
自分の芸を磨く。

人が休んでいる間も
そうやって学んでいたのが
志村けんさんでした。

だらこそ
多くの人に笑いを送り続けられたのだと
思います。

ともあれ、
サービスを「受ける」側の視点を持ち続けるため
あえて「お客」になる経験をすることが
自分の成長につながるといえるでしょう。


自分の仕事の品質を上げるためには
あえて別のお店で「お客」になる経験をするのが
必要不可欠なのです。

私も塾経営の改善の為、
あれこれ日々出かけたいと思います…!

(遊びではなく、あくまで仕事です 笑)


この記事があなたの参考になりましたら幸いです。


 
ではまた!


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