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コーヒー断ち生活から学ぶ「仮説→検証」のすすめ
最近、なんだか1日中眠い…。
そんな違和感を覚えたことはありませんか?

私自身、ここ最近ずっと眠気が続いていました。
何時間寝ていてもなぜか仕事中眠くなってしまうのです。
「この原因は一体なんだろう」。
いろいろ考えたところ、「コーヒーの飲みすぎが原因ではないか」と仮説を立てました。
コーヒーを飲みすぎて寝付きが悪くなっているのではないか、と考えたのです。
そう思ってコーヒー断ちをして3日目。
なんとなく体調が前よりもいい気がしますし、眠気もマシになった気がします。
今回は、この体験を通じて気づいた「仮説を立てて実証する」大切さが大学院受験にも仕事にも役立つことをお伝えします。
コーヒーを5〜6杯飲んでいた状態からの離脱
私はけっこうコーヒーが好きでして、毎日5〜6杯くらいはコーヒーを飲んでいました。

特にカフェオレが好きでして、仕事中もリラックス時も常に飲んでいました。
ただ、何杯も飲んでいると頭痛がしてきたり胃の調子が悪くなったりしてきます。
何杯も飲んでいるとカフェインが効かなくなってきて眠気が出てくるのでさらにコーヒーを飲んでいました。
その結果、朝でも夜でもコーヒーを飲んでいたわけです。
「さすがに飲み過ぎではないかな…」という思いが最近常にありました。
ちょうど事務所にあるコーヒーの粉が無くなったことを受け、そこから一念発起してコーヒー断ちを始めてみました。
コーヒーを飲めないのは若干ツラいですが、それでも普通に生活と仕事ができています。
カフェインは中毒性がけっこうあり、ついつい飲みたくなるのですがいまそれに耐えているところです(笑)
コーヒー断ちをすると寝付きが良くなったようにも思いますし、睡眠の質も良くなった気がします。
なのでこの習慣、続けてみたいと考えています。
以前にも経験した「コーヒー断ち」
実は私、以前にもコーヒー断ちをしていた時期があります。
以前、歯のホワイトニングをしていた際、「コーヒーを飲むと歯に着色しやすいので控えてください」とアドバイスを受けていました。
せっかくホワイトニングをしているのに、それがもとに戻ったらもったいない。
そう思ってそのときは1〜2年ほどコーヒー断ちをしていました。
コーヒー断ちをしているとき、頭痛が改善するなどのプラスの効果が出ていました。
☆「コーヒー好きな自分がカフェイン断ちをしている理由。」
https://school-edu.net/archives/25290
ですが。
時が経つと、「やっぱりコーヒーを飲みたい…」と思うようになり、気づけば再度飲むように。
しかも以前と同じようにまた1日5~6杯飲む生活に戻ってしまいました。
結果、頭痛がしたり、夜眠れなくなったりと、元の状態に戻ってしまったわけです(苦笑)
なのでかつてのことを思い出し、再度コーヒー断ちを始めたというわけです。
コーヒー断ちも「実験」と考えると面白い
今回、再びコーヒー断ちに挑戦してみて、感じたことがあります。
それは、「新しい生活習慣を自分で実験してみるのは、意外と楽しい」ということです。
私は現在、大学院で研究をしていることもあり、「仮説を立て、実証する」というプロセスの重要性を日々学んでいます。
たとえば今回なら、「コーヒーをやめたら、体調はどうなるか?」という仮説を立てて、実際にコーヒーをやめているわけです。
これも一種の「仮説検証実験」と言えます。
実験は何も、特別な装置や実験室を必要としません。
生活の中で、身近なテーマを選び、仮説を立てて実行することも仮説検証実験になりうるのです。

自分の体を対象に、仮説検証実験を!
自分の体を対象に、仮説を立てて実験してみる。
これは誰の迷惑にもなりませんし、結果も自分で判定できるのでけっこう面白いです。
実際にそれで体調が良くなったり仕事の生産性があがったりもするので実利にもつながっています。

例えば「毎日ストレッチを習慣化すると体調はどうなるか」「筋トレを続けるとどうなるか」などと自分で決めて取り組んでみるのもいいですね。
ただ取り組むだけではなく、実験をしているつもりで自分で変化を検討していくのがオススメです。
「なんか前に比べて体が軽くなった気がする…」
そういう変化に気づけると楽しくなりますね。
他にも「自分はふだん何時間睡眠だと体調がベストになるか」と考え、6時間睡眠・7時間睡眠・8時間睡眠などをした日の自分の体調を記録していくのもいいかもしれません。

ただ漫然と取り組むのではなく、実験のつもりで手帳などにその日の状況を克明に記録していくと効果を検証しやすくなります。
ダイエットも「仮説→実証」で考える
この仮説検証実験はダイエットにも通じるところがあります。
世の中にはさまざまなダイエット法があふれていますが、どれが自分に合うかは、実際に試してみないとわかりません。
なので、たとえば、「糖質制限をすると体重が落ちるのではないか」という仮説を立てて、一定期間やってみるというのがオススメです。

その期間の体重の変化だけでなく、体調や集中力なども合わせて記録し、あとから検証していくのです。
そうするとこの糖質制限が本当に効果があったのかを自分の身で持って検証することができます。
こうやって「仮説を立ててそれを検証する」という「仮説→検証」のサイクルを回すことで、自分に最適な方法を見つけることができるのです。
仮説実証型思考は大学院の研究計画にもつながる
私自身も、今回のコーヒー断ちによって、「普段の生活ではコーヒー断ちしたほうが体調がいい」という結果を得ることができました。
これは過去のコーヒー断ち時の経験もあるので、自分にとっては実証されたテーゼである、ということができます。
(ただ、またコーヒー断ちを断念しそうな気もしています…笑)
仮説実証型思考は大学院の研究計画にもつながる
この「仮説を立てて、検証する」という流れは、大学院進学をする際に作成する「研究計画書」にも必要な発想です。
研究計画を立てるとき「どんな研究を大学院で行うか」をイメージするのが難しく困ってしまう方が多いです。
なので私が受講生の方におすすめしているのは「原因→結果」という因果関係を想定し、仮説を検証する方法を考えることです。
たとえば、今回は
「コーヒーを大量に飲むと体調が悪くなるのではないか」
という仮説を立て、それに対して「コーヒーをやめたらどうなるか」を検証してみたわけです。
単純に見えますが、この一連の流れこそが、仮説検証型の研究プロセスなのです。
仮説検証型の研究というと「大げさ」に感じますが、実際は今回のコーヒー断ちのようにやることはシンプルです。
ですが、普段の日常生活から仮説検証型の研究を繰り返していると大学院での研究計画を立てる際にも役立ちます。
この発想は修士論文を書く際にも大いに役立つはずです。

ビジネスや生活にも活きる「仮説思考」
今の時代、ビジネスの世界でもこの「仮説→検証」のサイクルを回す力が求められています。
- 新しい商品を出す前に、仮説を立てて小さく試す
- 新しい仕事術を試して、効果を検証する
- 自分の生活スタイルを変えて、パフォーマンスの変化を観察する
こうした「仮説思考」は、あらゆる場面で役立ちます。
生活の中で仮説を立て、実証してみる習慣を持つこと。
これは、ビジネスパーソンにとっても、大学院生にとっても、大きな武器になるでしょう。

小さな仮説から始めてみよう!
今回のまとめです。
ぜひ普段の生活で「仮説を立てて検証する」というプロセスを大事にしてみましょう!
まずは、ちょっとしたことから仮説を立てて実験してみるのがオススメです。
例えば次のようなものが考えられます。
- 朝の時間を30分早めたらどうなるか
- 通勤を徒歩に変えたら気分はどうなるか
- 寝る前のスマホ使用をやめたら眠りの質は変わるか
こういう小さな仮説を立て、自分の体で実験してみる。
そして、結果を記録して振り返ってみるのがオススメです。
これを繰り返していくと、自然と「考える力」「行動する力」「改善する力」が身についていきます。
そして、これらはすべて、大学院進学にも、仕事にも、人生にも役立つのです。
漫然と過ごすのではなく、仮説を持って生きる。
ぜひ、あなたも今日から「実験思考」を取り入れてみませんか?
自分の体で「仮説→実証」を繰り返していくと、毎日がもっと面白くなりますよ!

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毎日5-6杯以上コーヒーを飲み寝付きが悪くなっていた自分。コーヒー断ちをすると体調が良くなりました。この時「コーヒーが寝付きの悪さの原因ではないか」と仮説を立て、実際にコーヒー断ちすることで検証をしていきました。この「仮説検証思考」は大学院受験や修士論文、ビジネスの問題解決にも活きてきます。ぜひ日常から仮説を立てて検証してみましょう!