動的平衡・福岡伸一氏の講演会で思ったこと。著者の講演会で熱意を受け取ろう!

藤本研一

Digest!
生物学者・福岡伸一さんの講演会に行ってきました。

読書会も行ったことがある『動的平衡』についての内容を
穏やかな口調で話されているのを聞き、
たいへん学びに繋がりました。

著者の講演会に行くと、講師から熱意を受け取れます。
ぜひ読んでから参加してみるのをオススメします!

生物学者・福岡伸一さんの講演会に参加!

先日、札幌で行われた
福岡伸一さんの講演会に行ってきました。

一般社団法人 愛海詩(えみし)設立25周年
特別記念講演会です(@かでる2.7 1F アスビッグホール) 。

「芸術と科学のあいだ」とのタイトルで
特別講演会が行われたのです。

動的平衡:日々変化するのが生命の本質

福岡伸一さんは
『動的平衡』(どうてきへいこう)という本で有名な
生物学者です。



『動的平衡』は私が仲間とやっている読書会でも
取り上げたことがあります。

  ☆読書会@札幌の軌跡〜本を元に、大人がアツく語り合う!〜
   



私たちの体の細胞は
日々入れ替わっています。

にも関わらず、
私たちの記憶は維持されています。

大きく変化しないために
日々 身体を変化させていく。

それが「動的平衡」という概念です。

日々変化するからこそ、
生命としての一体感が維持されている。

その意味で
生命は流れそのもの、といえるのです。

著者が語るからこそ胸に響く!

著作にあった内容を
改めて著者本人が語っているのを聞いて

「聞きに行ってよかったなあ…」

と実感しました。

本の文体にあったような
教養深い語りが印象的でした。

どういうふうに発想を得たか。
どんな半生を送ってきたか。


著者の講演を聴くと
本の理解がさらに深まるからです。

個人的に興味深かったのは
福岡伸一さんが本当に
楽しそうに語っていらっしゃったところ。



著書の内容については
おそらくいたるところで何度となく
語ってこられたと思うのですが、

「この内容をなんとしても知ってほしい」
「わかりやすくお伝えしたい」

という思いが温かな口調の中から伝わってきました。


虫オタクから始まった研究人生

講演会では友達がいない「虫オタク」から
はじまった幼少期の話から始まり、

見かねた親が買ってきた顕微鏡で
「顕微鏡オタク」になり、

顕微鏡関連で顕微鏡を発明した
レーウェンフックを知った流れが
説明されていました。



そこから生物学研究への道を志すようになった他、
レーウェンフックと同い年であり
同郷の画家・フェルメールへの興味を持つようになった流れが
印象的でした。

それにしても、
福岡伸一さんの講演、
「ザ・文化人の講演会」というような形で
教養も身につく講演会となっていました。

こういう講演、
私もできるようになりたいな、
と思った次第です。

今回のポイント


著者の講演会には本を読んでから行く!
著者から熱意を受け取ろう!

講演会で著者から熱を受け取ろう!


著者の講演会に行くと、
本を読むだけではわからない部分が
よくわかります。

なんといっても、
講師から「熱意」を受け取れるのです。

作家・中谷彰宏さんも著書の中で
〈講演会では話の内容以上に
 講師から熱を受け取ろう・
 魂の心拍数をあげよう〉
と伝えています。

著者 講演会の機会があれば
ぜひ本を読んだ上で行ってみてはいかがでしょうか?


読んでから行くことで
講師の話の流れもわかりますし、
一度頭に入れているからこそ
理解も深まりますし。

ではまた!


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