論文、大変のは1本目だけ。読むのも書くのも、2本目からはグッと楽になる!

藤本研一

Digest!
専門分野に関する論文を読むのって
大学院受験の基本です。

ですが読むのって大変ですよね…。

論文の場合、独特の言い回しや専門用語があり
実際かなり読みづらいです。

ですが、大変なのは最初の1本目のみ。
何本も読むと慣れてきて
速く読めるようになってきます。

読むのも書くのも、大変なのは
1本目だけと考えてどんどん読んでみてくださいね!

論文の読み込みは大学院受験の基本!

「論文、読むのが大変です…!」

大学院受験の際にやるべきは
先行研究の読み込みです。

まずは学問の基礎的な本を読み込んだ後は
自分の専門部に関する論文を
CiNii(サイニー)などで調べ
読み込んでいくのが求められています。



   ☆日本で発表された論文を調べる場合、
    CiNiiで調べるのが基本です↓
    https://cir.nii.ac.jp/


こうやって先行研究を読み込み、
研究計画書を作っていくことに
なるわけです。



「論文、読むのが大変です…!」というお悩み

ただ、この論文の読み込みは
なかなか大変です。


なので受講生の方から
「論文、読むのが大変です…!」
とご相談をいただくことも多くあります。


なにしろ論文には
難しい言い回しが多いほか、
専門用語や数字・数式・統計データが
大量に出ています。

こういう情報、
読んでいてなかなか理解しづらいです。


でも、なんとか
最初の1本を読みこむことに
チャレンジいただければ、
と思うのです。

1本読んだら、2本目・3本目はラクになる!

1本読めたら
もう1本読む際の負担はグッと減ります。

文体や説明の仕方も近いので
読み進めやすくなるのです。

で、2本読めたら
3本目を読む負担はさらに減ります。


継続して読み込んでいくと
さらに読みやすくなるのです。

読む本数が増えるほど
論文に少しずつ慣れることができるのですね。

同じような内容の本をどんどん読み込め!


論文や本を読む際のポイントは
同じような内容の本を
どんどん読み込む方が力になる、ということです。


読書を高速で行う【速読】というものが
ありますが、
速読は「すでによく知っている内容」の本を
選ぶことが基本です。



例えば看護師の方でしたら
看護の基礎的な本、

経営者の方でしたら
経営学の入門書のようなものが
速読しやすい本になります。


見たことある用語や説明が多いほど
「あ、これは以前も読んだことがある内容だ…」と
このあとの流れを意識しながら読むことが出来ます。



結果、速く読んでいけるのですね。

すでに知っている内容の論文は速く読める!


論文においても
このテクニックは有効です。

すでに内容を知っている論文ですと
速く正確に読むことができるのです。



よくドラマなどで
大学教授が難しい論文や本を
スラスラ読むようなシーンがでてきます。

これ、スラスラ読めていて
すごいな、と思う人もいますが、
ある意味「当たり前」な話です。


大学教授の場合、
自分の専門分野の知識が
めちゃくちゃ詳しいのです。

なのですでに知っている内容も多いので
スラスラ読めるわけですね。

初めて学ぶ分野の場合、
読む本数が増えるにつれて
少しずつ速く読めるようになります。


読むための負担も下がっていきます。

「大変なのは1本目だけ」
と考えてどんどん読み込んでいっては

いかがでしょうか?

今回のポイント


論文は1本目が一番ツラい。
「大変なのは1本目だけ」と考え
どんどん進もう!

読むだけでなく書くのも、大変なのは1本目だけ。

「大変なのは1本目」というのは
なにも論文を読むときだけに
当てはまるのではありません。

論文を実際に書いていく際にも
当てはまります。



論文を書くのって、
仕事の書類を作るのとは
また違う配慮が求められます。

仕事の場合は
引用文献を使う必要は
必ずしもありませんが、

論文を書く場合には
ほぼ100%引用文献が必要です。


おまけに書き方も全て決まっています。


ルールに従って書いていなければ
そもそも読んでもらえないことも
多いのです。


論文の書き方については
こちらの本をオススメしていますが、
より細かなルールは大学院や専門領域ごと
(もっといえば学会誌ごと)に変わってきます。

 ☆『レポート・論文の書き方入門 』がオススメです!

まずはこういうルール本を横に置きつつ、
そのままの形式で
論文を書いてみてください。

こちらも「大変なのは1本目だけ」と考え、
手を動かして
てくださいね!

ではまた!


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