「志望理由書」を書く際は「4つの時間軸」を意識して書く!〜社会人が大学院進学をめざすなら?①〜




今回のポイント

大学院進学で最も大事なのは「志望理由書」!
4つの時間軸が一直線上に並ぶように書く!

「大学院進学をしたいんだけれど、
 何から初めていいかわからない…」

「相談できる相手もいない…」

社会人の方が大学院進学をめざす場合、
どのように進めたらいいか
困ってしまうことが多いですね。

そんな声を受けて、
今回から連続シリーズで
「大学院進学には何が必要か」
をテーマに記事をお届けしていきますね!

 

「志望理由書」ってどうやって書けばいいの?

さて「大学院進学には何が必要か」を
解説する記事。

第1回となる今回は
「志望理由書の書き方」
についてお届けしていきます。

 

 

大学院進学に必要な5つの対策

大学院進学を志す際、
おもに次の5つの対策が必要になります。

(1)志望理由書
(2)研究計画書
(3)専門分野の知識学習
(4)小論文/論述対策
(5)面接対策

この5つです。

 

ちなみに研究系の大学院の場合、
ここに「英語」が入ることもあります。 

また、英語が試験で出題されない場合も
大学院に提出する書類のなかに
【TOEIC・英検など英語関連資格の点数や級】を
記載する欄があるケースも多いです。

(なお、英語が出題される場合、
 英語で合否が決まることもあります。
 難関大学院をめざす場合は特にそうです) 

「志望理由書」がすべて!

この5つの内、
もっとも大事なものはどれでしょうか?

 

私は(1)の志望理由書がすべて、
だと考えています。

実は大学院進学で求められているのは
「志望理由」に関するもの、

もっと言うならば
「この大学院に行きたいという熱意」を聞くものが

多いのですね。

実際、試験で聞かれるのは

「これまで自分は何をしてきた」
「なぜ自分はこの大学院で学びたいか」
「大学院で何を行いたいか」
「大学院を出た後どうしたいか」

ということが聞かれます。

これは志望理由書だけではなく、
研究計画書においても、
また小論文試験においても
面接においてもよく質問されています。

研究計画書の提出が求められるのも、
また個別で専門分野の知識を問う問題が出てくるのも、
さらにいえば小論文や面接試験があるのも
この4つの質問を詳しく考えているかを確認する為に行っているからです。

「これまで自分は何をしてきた」
「なぜ自分はこの大学院で学びたいか」
「大学院で何を行いたいか」
「大学院を出た後どうしたいか」。

この4つ、言い換えるなら【志望理由】であると
言えるのです。

 

つまり、試験で聞かれているのは結局のところ
【志望理由】以外のなにものでもないのです。
 

 

 

志望理由書は「4つの時間軸」で書く!

さあ、それくらい大事な【志望理由】。

 

志望理由について直接的に書いたものが
「志望理由書」になります。

この「志望理由書」、
人によってはどう書いていいか悩んでしまうことも多いです。

 

「志望理由書」を書く時、
私が受講生の方にオススメしている内容があります。

それは【4つの時間軸を盛り込む】ということです。

 

4つの時間軸。

私の塾では
【過去-現在-未来の法則】という名称で呼んでいます。

これは何かというと
大学院進学において
「過去」「現在」「未来1」「未来2」という
4つの時間軸を整理するのが大事だ、という内容です。

「過去」というのはこれまでの自分の取り組みです。

これまで学生時代何を学んできたのか。
どんな仕事をしてきたのか。

これを書き出すのです。

ポイントとしては「大学院進学につながるような過去を書く」
ことです。

たとえば志望理由書の狭い欄の中には
自分の「過去」をすべて書き出すことなんて
できませんよね。

「中学時代は陸上部、
 高校時代は弁論部、
 大学時代は歴史研究会…」

などと部活動/サークルの遍歴などを書いていると
あっという間に字数に達してしまいます。

(ちなみに先程の経歴は私自身のものです)

なので「すべての過去を書く」のではなく
【大学院進学に直結する過去】を書くのがオススメです。

 

同様に、「現在」の部分では
なぜ他の大学院ではなく
この大学院について入りたいかという要素を書き、

「未来1」の部分では
進学後に行いたい内容について書きます。

最後に「未来2」の部分では
修了後の希望を書くことになります。 

今回のポイント

大学院進学で最も大事なのは「志望理由書」!
4つの時間軸が一直線上に並ぶように書く!

ポイントとなるのはこの「4つの時間軸」が
一直線上に並ぶように書く必要がある、
ということです。

この4つをバラバラに書いていると
読んだ人は納得しにくくなるのです。

志望理由書の例

実例をあげて考えてみましょう。

 

あなたがMBA(経営管理修士)取得を目指し
大学院に行く場合を考えます。

たとえば次のような書き方が考えられます。

 

「私は○○株式会社に勤務し10年になる。
 ○○株式会社においてプロジェクト担当として
 □□という製品を開発、
 年間売上1億円というヒット商品につながった。
 
 この実績を受けてマネージャー昇格となり、
 部下を指導する立場になった。

 しかしながら部下に自身の経験をどう伝えるかに苦労し、
 努力しているにも関わらず部署の結果が現れないという
 状況に陥ってしまった。

 そんな時、貴学の○○教授の書籍を読むうちに、
 部下への接し方が間違っていたことを痛感する機会があった。

 これまで私は自分自身の成功体験に当てはめて部下を指導してきたが、
 そうではなく部下の状況を聞き取り、
 1 on 1の形でやる気を引き出していくことが大事だと
 ○○教授の本から学んだ。

 それ以来、実践する中で手応えを感じていたが、
 どうせならもっと本格的に学習をしたいと
 考えるようになった。

 そのため○○教授のもとで学ぶため
 貴学を志望した。

 貴学入学後は〜〜〜を研究し、 
 自らの知見を高めるとともに
 学びを元に勤務先での教育プログラム作成を
 行っていく。

 貴学修了後は研究を元に
 勤務先での新規事業立ち上げにつなげていきたいと考えている」

ここの中には「過去」の実績も入っていますし、
これまでの自分の学習、
なぜこの大学院に行きたいか(現在)も加えられていますし、

大学院進学に行いたいこと(未来1)や
大学院修了後に行いたいこと(未来2)も盛り込まれています。

 

それらの要素が「過去-現在-未来1-未来2」と
一直線上に並んでいます。

 

こう書くと読み手にも納得しやすく
まとめることができるのですね。

 

 

(実際の志望理由書は
 もっと細かく書く必要がありますので念のため)

「4つの時間軸」のまとめ

 

さて、今回の記事では「4つの時間軸」を元に見てきました。

それとは別に、

「これまで自分は何をしてきた」
「なぜ自分はこの大学院で学びたいか」
「大学院で何を行いたいか」
「大学院を出た後どうしたいか」

という4つの質問も見てきました。

実は「4つの時間軸」も
この4つの質問もどちらも同じ事を言っています。

【過去 】「これまで自分は何をしてきた」
【現在 】「なぜ自分はこの大学院で学びたいか」
【未来1】「大学院で何を行いたいか」
【未来2】「大学院を出た後どうしたいか」。

この4つの質問に答えることが
「4つの時間軸」を意識して志望理由書を書くことに
つながっているのですね。

 

いかがでしょうか?

「志望理由書」を書く際は
「4つの時間軸」「4つの質問」を考えると
まとまったものを仕上げることができますね!

 

ただ、現実には
「適当に」志望理由書を書いて出願するケースが
意外に多いです。
 

だからこそ、
闇雲に書かずに
4つの時間軸を意識していきたいですね!
 

次回も「志望理由書」をテーマにお届けしていきますね!

 

ではまた!


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