「国語力ってなんですか?」というご質問
「国語力ってなんですか?」
先日、受講生の方から
こういうご質問を受けました。
大学院受験の対策を進める際、
大学院の教員から
「試験対策として
国語力を身に着けておくといいですよ」
とアドバイスがあったそうです。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/11/interview_mensetu2-1024x682.jpg)
ですが、それを聞き
「国語力って、要はなんだろう?」
という疑問を感じたといいます。
その流れで私にご質問くださったそうです。
国語力とは要約力のこと。
国語力とは何か。
いろんな言い方がありますが
私は【要約力】のことであると
考えています。
要約力とは
本来説明すると長い内容を
短くまとめる力のことを意味します。
例えば仕事において引き継ぎをする際、
お客様がどういう人かを
別の職員に伝える機会ってありますよね。
そんなときお客様についての情報を
1から100まで伝えていると
何時間もかかります。
「このお客様は●●年に●●県に生まれ、
趣味は〜〜〜で…」
こういう内容は
たしかにお客様の理解にはつながりますが、
引き継ぎ時間が短い中では
全く役に立ちません。
そうではなく、
聞き手に必要な情報を
端的に伝えていたほうが
引き継ぎはスムーズです。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/05/boss_work-684x1024.jpg)
例えば
「このお客様は〜〜〜という製品を
長年使っていらっしゃったのですが
最近この製品が不調なので
修理してほしい旨を話されています」
などと短くまとめたほうがいいわけです。
こういう風に短くまとめていくことが
要略力であり
国語力であると言えるわけです。
注意点。短ければ良いというわけではない!
この時のポイントは
何も短ければ短いほど良いわけではない、
ということです。
相手がどれくらいの長さで
説明してほしいかを判断し、
その長さで説明するのが要約力なのです。
例えば30秒しか時間がないときは30秒で、
3分時間がとれるときは3分で適切に要約できる力が
求められているわけです。
この要約力、
難しそうに見えますが
「何が大事な情報か」を見極めると
まとめやすくなるものです。
実際に身につける際は
こちらの「3色ボールペン方式」で
新聞の「社説」などを要約する練習が役立ちますので
参考にしてみてください↓。
今回のポイント
国語力とは要約力。
相手が求める長さで
説明する練習を!
あいまいなままでは何もできない。
よく口にする「国語力」という言い方。
「国語力を高めよう!」
といくら言われても
「国語力」が何を意味するか
具体的に理解できなければ対策しようがありません。
ですが
「要約力を高めよう」と考えると
対策すべき内容がよくわかってきます。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2023/04/study_woman-1024x683.jpg)
要約力の有無で結果は変わる!
この要約する力・まとめる力があるかどうかで
試験当日の問題理解の度合いも変わります。
面接の際に
発言の内容を適切な長さにまとめて
話すことも出来ます。
受験の結果も変わってくるのです。
「要約をしたりまとめたりするの、
ちょっと苦手だな…」
そういう方は先程も紹介した
こちらのリンクから
「要約力をつけるための
3色ボールペン方式」
を知り実践してみてくださいね!
ではまた!
Digest!
「国語力ってなんですか?」
たまにご質問いただきますが
私は国語力とは要約力だと考えています。
相手が求めている内容を、
相手が求めている時間(文字量)で伝える力。
これこそ国語力なのです。
これは仕事の報連相や入試にも役立つ力です。
ぜひ私のおすすめする【3色ボールペン方式】などで
身につけてみてくださいね!