小論文は漫才と同じ。課題文のボケに華麗なツッコミを!〜小論文試験必勝シリーズ16

今回のポイント

課題文には鉛筆でどんどんツッコミを入れる!
一番強いツッコミをもとにすれば
自分の意見はラクに作れる!

小論文の書き方シリーズ!

「小論文、どう書いたらいいか分からない…」


そんなお悩みにお応えするシリーズ
第16弾!


今回もテクニック編をお届けします!


テクニック7)自分の意見を出すため課題文にツッコミを入れる!


小論文において求められるのは
自分の意見を書くことです。


自分の意見をラクに出すには
単なる賛成・反対ではなく
「部分否定」を使うといいことは
すでに見てきました。




…とはいうものの、
「部分否定」を意識していても
それだけでスラスラ書けるようになるわけでは
ありません。


何らかの形で
自分なりの考えを作り出せなければ
部分否定を活かして
書きようがないのです。

課題文にツッコミを入れよ!

そんなときに役立つ方法があります。



それは課題文に
鉛筆で「ツッコミ」を入れていくことです。

テレビで漫才をご覧になること、
多いと思います。

相方のボケに対し
強烈にツッコミを入れていく。

テレビでは時に暴力的になることもありますが、
ツッコミによってボケが引き立ち、
笑いが起こるわけです。

(ちなみに私、
 出身が関西の兵庫県なので
 お笑いはけっこう好きです)

難癖のようにツッコミを!


漫才の発想は
小論文の課題文にも役立ちます。

著者が言っていることに
鋭くツッコミを入れていくのです。

例えば著者が書いていることに

「これはちょっと極端ではないか?」

「この根拠はどこか?」

「自分の経験だけをもとに
 書いているのではないか?」

「こういう回りくどい言い方をしているが、
 要するにこういうことではないか?」

どんなに小さなことでもいいので、
著者の言っていることに
ツッコミを入れていきましょう。

人によっては「難癖」「ダメ出し」と
言われるレベルでもいいので
どんどん書いていくのです。

ノリツッコミも!

なお、このツッコミは「反対」だけではなく
「賛成」のツッコミでもいいですね。


いわゆる「ノリツッコミ」と同じく、
相手が言っていることに乗っていくわけです。


「そうそう、自分も同じ経験があった!」

「この部分、私が現場で体験した
 この事例と同じではないか?」

「へ〜、じゃあこういうことも
 言えるんじゃないかな?」

こういう賛成系のツッコミも
意見を立てる上で有効です。


こうやって
一通りツッコミを入れていくと、
強力なツッコミが1つは見つかるはずです。

あとはそのツッコミをもとに
小論文の意見を組み立てていけばいいのです。

今回のポイント


課題文には鉛筆でどんどんツッコミを入れる!
一番強いツッコミをもとにすれば
自分の意見はラクに作れる!

入学後もツッコミ力は役に立つ!

今回のツッコミを入れるという内容ですが、
これは小論文の試験だけではなく
入学後の授業でも役立ちます。



大学院ではよく
「クリティカル・リーディング」というものが
授業で扱われます。

論文を批判的に読んでいくという講義なのですが、
クリティカル・リーディングって
早い話が今回紹介した「ツッコミ」を入れるのと同じです。

というより、世間でもてはやされる
クリティカル・リーディングも
クリティカル・シンキングも、
本質は【ツッコミを入れる】こととほぼ同じなのです。


論文を絶対視せず、
批判的視点でツッコミを入れていく。



そうやっていくことで
学問は発展してきた歴史があります。

ぜひ堂々と課題文にツッコミを
書き入れてみてくださいね!


最初はツッコミどころがわからないかもしれませんが、
何度か取り組むうちにツッコミ力(りょく)も向上してきますよ!

やってみてくださいね!

ではまた!


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