その専門用語、伝わっていますか?大学院入試こそ、専門外の人に伝わる説明を。

 

今回のポイント
大学院入試であっても、
専門的すぎることはきちんと説明を追加すること!
「専門外」の人にも分かる書き方が勝負を決する!

 

大学院修士課程 試験本番!

 

 

ここのところ、大学院修士課程の
試験が続いています。

 

 

昨日9/26は小樽商科大学大学院
アントレプレナーシップ専攻(MBA)の試験でした。

 

 

うちの塾からも
受験する方がいらっしゃいました。

 

(試験、お連れ様でした!!!)

 

ちなみに、今週 土曜日も
看護の大学院を受験する受講生の方が
いらっしゃいますし、

10月に受験する受講生の方も
いらっしゃいます。

 

 

皆様、合格を祈っております!

 

 

出願時&試験本番に気をつけるべき表現

 

さて、こういう大学院の試験の際、
出願書類を書く際や試験本番の際、
ともに気をつけるべきことがあります。

 

 

それは
「専門外の人が読んでもわかるように書く」
「専門外の人が聞いても分かるように言う」

という点です。

 

 

よく、大学院の試験というと

「試験をする人はみんな専門家なので、
あえて専門用語を多数使ったほうが
いいのではないか」

と考える方がいらっしゃいます。

 

 

これ、程度にもよりますが
避けたほうが無難です。

 

なぜかというと、
大学院の試験の場合、
専門外の採点者が評価する場合も
あるからです。

 

 

「専門外」の人でも分かるように!

 

例えば、専門看護師を目指して
看護大学院を受験する場合、

おそらく試験当日の面接は
2〜3名面接者がいるはずです。

 

 

あなたが「がん看護専門看護師」の
コースを受験する場合であっても、

面接官がみんな「がん看護」に
詳しいわけでは必ずしもないのです。

 

「精神看護」を専門とする人もいるでしょうし、
場合によっては事務担当の職員が
面接を担当しているケースもありえます。

 

 

面接官が必ずしもそのテーマに詳しいわけではない!

 

大学院の教員って
専門分野がそれぞれ分かれています。

 

面接を複数人で行う場合、
「受験生が研究したいテーマの専門ではないケース」
がしばしばあるのです。

 

 

 

特に、小規模な大学院の場合、
様々な専門分野の教員が
面接会場に集っている事が多いです。

 

同様に、筆記試験や出願書類を見る際も
「専門外」の教員が
採点をするケースも多いのです。

 

 

なので、
「専門外の人でも分かる」ような
書き方をしていないと
面接者に分かってもらえない事態が生じます。

 

 

丁寧な説明を心がけよう!

 

たとえばアルファベットの略語には
正式名称と日本語名を施したり、

 

自分が研究したい内容については
これまでどういった研究が
その分野で行われてきたのかを
丁寧に説明したりする必要があります。

 

 

 

大学院の試験だからこそ、
「専門的すぎることには
きちんと説明を施す」
意識が
必要となるのです。

 

 

大学院の先生といえども「普通の人」。

 

 

…ちなみに、たまにいらっしゃるのが

 

「大学院の先生って、
 みんな頭がいいから
 きっと私の文章も分かってくれるはず」

と大学院の先生を「過大評価」している方です。

 

 

 

これ、大きな誤解です!!!!

 

大学院の先生といっても、
専門分野に詳しいだけで
「普通の人」とそれほど変わりません。

 

(むしろ、専門分野以外は
 「普通の人以下」というケースも…

 

 

専門家といえども

「わかりづらい文章を
 神通力で読み取る」

ようなことは不可能なのです。

 

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

 

大学院入試であっても、
専門的すぎることはきちんと説明を追加すること!
「専門外」の人にも分かる書き方が勝負を決する! 

 

 

進学後こそ役立つ!!!

 

 

今回の内容は大学院の試験だけではなく、
大学院「進学後」にも役立つ内容となっています。

 

大学院進学後、
授業の中では他の専門を持つ院生と
共に学習をすることもありえます。

 

いろんな専門を持つ院生同士で議論する際、
「専門用語」だけを使っていると
往々にして嫌われます(笑)

 

 

(文系の大学院では特にそうです)

 

 

 

だからこそ、
自分が専門とする内容を
「専門外」の人にも分かるように表現する
これが必要となるのです。

 

 

 

同様に、科研費(科学研究費)や
学振(日本学術振興会特別研究員)の申請の際にも

「自分の専門とすることを
 専門外の人にもわかりやすく説明する」

ことが必要不可欠となります。

 

 

専門用語を羅列していませんか?

 

さあ、あなたの進学書類や
論述の回答や面接の応答、
「専門用語ばかり」になっていないでしょうか?

 

 

日常生活においても
聞きかじったばかりの専門用語やカタカナ語を
乱発する人って
「イタい人」や
「意識高い系」に見られてしまいがちです。

 

 

「専門外の人にも分かる説明をする」意識を
常に持ってみてくださいね!

 

 

ではまた!


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