大学院のゼミでボロクソ言われるときの対処法。鈍感力があなたを救う!

今回のポイント

大学院の研究に「批判」は付き物。
「鈍感力」で乗り越える!

「自分の研究がわかってもらえない」と悩んでいませんか?



「大学院でなかなか研究の意義を
 理解してもらえない…」

大学院のゼミや指導教員との面談時など、
自分のやろうと思っている研究内容が
周りから理解されないことって多いです。

逆に、研究内容について

「それ、すごく良い研究ですね!
 応援していますよ!」

と言われることって基本的にありません。

(私も言われたこと、ありません…)

研究は、孤独だ。

研究って
かなり孤独な戦いが求められます。

文系の学問になってくると
特にそうですが、
ゼミのなかで誰も理解してくれないというケースも
時折あるのです。

ただ、これって
別にゼミのメンバーや指導教員の
人間性が悪いからそうなるわけでもないですし、

「コイツを苦しめてやろう」
と思って発言しているわけでもないのです。

(たまにそういう人もいるかも知れませんが…)

批判されるのが学問の本質。

自分の研究に対しての批判というのは
「学問の本質」につながってくるテーマです。

学問の発展には「批判」がつきもの、とされます。

もっというと、
「批判」が来ない研究というのは
研究に値しないのです。

カール・ポパーは「反証可能性」について
言及しています。

反証が可能でない研究は科学ではない、
と主張するのです。

たとえば宗教上の奇跡や伝説のほか
宗教上の教義について
誰も反証することもできなければ
批判しようがありません。

たとえばキリストの三位一体説というのは
証明するのも反証するのも
基本的にはできないのです。

(そう信じることからスタートします)

だからこそ「宗教上の教義であって、科学ではない」、
ということになります。

このように「批判」「反証」ができない、というのは
科学ではないことの裏返しでもあるのです。

こう考えると、ゼミメンバーや指導教員から
批判なりツッコミなりが入るのは
むしろ「いいこと」なのだ、と言えます。

少なくとも周りが「科学」「学問」だと
認識していることになるからです。

一番ツライのはゼミや学会で発表して
1つも批判や質問が来ない時です。

(もちろん、時間の都合でできない場合は
 仕方ありません)

批判・質問ができないということは
誰も興味を持っていない・
誰も価値を感じていないことの現れでもあります。

なのでゼミ内で発表して批判が来る時、
正直イライラしているかもしれませんが

「批判があるのは研究に意味があることの
 裏返しでもある」

と捉えたほうがいいですね。

こう考えると
ほんの少しですがイライラが収まるかもしれません。

今回のポイント


大学院の研究に「批判」は付き物。
「鈍感力」で乗り越える!

研究には鈍感力が必要だ!

北海道出身の作家・渡辺淳一さんの著書に
『鈍感力』があります。

周りに対し
あえて鈍感でいたほうがうまくいく。

そのメッセージが紹介される本です。

 

研究において大事なのは「鈍感力」です。

あまり敏感すぎると
大学院ではやっていけません。

(狙っているのかどうか分かりませんが)
基本的に大学院のゼミは
ボロクソ言われる場所となっています。

大学院進学の適正には
他者からの批判に耐えられるかどうかも
大きいように思います。

鈍感力を持ってやり続ける!

ゼミのなかで仮に批判があったとしても、
直接「研究の意義がわからない」と言われても、

「鈍感力」を持ってやり続けることも重要です。

続けていると
周りが納得できる根拠を見つけられることもあります。

重要なヒントに気付けることもあります。

それに、科学の歴史を観てみても、
重要な発見って誰もが手放しで賛同したケースは
ほとんどありません。

新しい研究をすると
多かれ少なかれ批判・反発されるのは付き物なのです。

なのでもし仮に自分が「これ!」と決めたテーマがあるなら
あえてやり続けるのも必要なケースがあります。

「鈍感力」をもって
取り組んでみてくださいね!

あなたの研究の
お役に立てていただけましたら幸いです。

(なお、以前も書いていますが批判されたとき
「あくまで批判されているのは自分の
研究であって、
人格まで批判されているわけではない」

 と捉えるのも大事ですよ!)

ではまた!


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