大学院生の就活。
大学院生ならではの「良い点」「悪い点」を
冷静に見極めよう!
決して自分を卑下せず、就活に全力を!
目次
大学院生の「就活」本ならこれがベスト!!!
☆本日の内容は動画でもお伝えしています。
動画にしかない内容もありますので
気軽に聞き流してみてください。
いま
『大学院生、ポストドクターのための
就職活動マニュアル』
という本を読んでいます。
この本、すっごく役立ちますね!
大学院生が就活をする場合に
「陥りがちな罠」から
「忘れがちなビジネスマナーの基本」まで、
一通り書かれています。
特に修士課程を経て
就職する場合、
この本の内容を知るかどうかで
結果に差が出ることもありそうです。
(大学院生時代に私が読んでいたかったです…)
意外と大学院生に特化した就活本は少ないという現実。
これまでの就職活動の本っていずれも
【大学3〜4年生】を想定したものばかり、
でした。
そのため、一般の就職活動本を読んでも
大学院生にそのまま役立つわけでは
必ずしもありませんでした。
なので
『大学院生、ポストドクターのための
就職活動マニュアル』(以下 本書)は
大学院生が就活をする際に
大いに役立つはずです。
(うちの塾でも「教科書」にしたいと思います)
大学生数=北海道の半分
大学院生向けの就活本が少ないのって
いったいなぜでしょうか?
それは人数の違い、です。
大学・大学院生全体で見ると
学部生(大学生)は約256万人もいるのに
修士課程の学生は
約16万人しかいません。
これ、大学・大学院全体の人数の
実に6%。
ちなみに博士課程の学生数は
約8万人で全体の3%です。
(文部科学省学校基本調査(平成28年度)より)
この規模感を知っていただくために
北海道の人口をモデルにしてみましょう。
日本全国の学部生の人数は
札幌市+旭川市+函館市という
北海道の「人口ベスト3」の都市人口合計と
ほぼ同じです。
もっというと、
北海道の人口は528万人なので、
日本全国の学部生の人数は
【北海道の人口の約半分】と同じです。
…こう考えると、
大学生の人数って「意外と多い」と
言えるかもしれません。
大学院生=帯広市民(修士課程)+室蘭市民(博士課程)
これをイメージした上で見ていきますと、
日本全国の修士課程在籍者数 約16万人は
【帯広市や釧路市の人口とほぼ同じ】、
といえます。
同様に、日本全国の博士課程税関者数 約8万人は
【岩見沢市や室蘭市の人口とほぼ同じ】、
といえます。
…すみません、
かえってイメージしにくくなっているかも、です…。
意外?大学院生が大学生と違う点とは?
さて、本書の中では
就職活動において
「大学院生は大学生とどう違うか」
描かれています。
就職活動の際、
大学生と違う点としてアピールできる特徴は
どういうところでしょう?
大学院生の「良い面」
まずは「良い面」から。
・専門性がある
・作業処理能力が高い
・物事を論理立てて考えることができる
・専門に根ざした独自の世界観を持っている
・知的好奇心が強く、
「思考」を楽しむことができる・新しいものに価値をおける
・困難な課題へのチャレンジ精神がある
・マメである
(21ページ)
この「良い面」、
大学生時代の友人を見ていると
「確かに!」
と納得できる点が多いです。
大学院生が就活をする際、
この辺りをアピール材料にするのも
ありかもしれませんね!
大学院生の「悪い面」
続いて「悪い面」。
・「専門」が浮世離れしている場合がある
・世間を知らない
・理論寄りで机上の空論に終わりがちである
・コストや効率よりも正確さを重要視し、
行動が遅い
(22ページ)
…この辺、
私も時折指摘される点です。
ですので、
いささか耳が痛いですね…笑
大学院生が就活する際に知っておくべきポイント
面白いのは
「気をつけたい大学院生の傾向と行動」として、
大学院生が就活する際に「忘れがち」な点が
指摘されていたところです。
この点を意識してみると、
大学院生が就活する際
意外と役立ちます。
(もっというと、
大学院生が社会に出る際
ここを認識しているかどうかで
適応しやすさも変わってきます)
さあ、「気をつけたい大学院生の傾向と行動」を
みてみましょう↓
・優秀な教授・研究者に長期間囲まれる環境にいるため、
自身の能力の高さを忘れている・時間軸や考え方が自分中心になりがち(マイペース)
・正確さや、議論を展開することに
価値をおくあまり、
アウトプットや返信が遅くなりがち・ブログの本文やコメントが必要以上に長い
・外見(身だしなみ)に価値を置かず、
ルーズな服装をしている。
また、それを「個性」として評価してもらうことを
社会に求めている・研究室内でしか通用しないような専門用語、
言い回しを日常生活でも使用している・社会人として必要なビジネスマナーや
コミュニケーションの認識にズレがある・知らない世界(大学・研究室の外)に
出ていくことへの不安がある(22ページ)
さて、いかがでしょうか?
いくつかは私も身に覚えがあるので
書いていてツラくなってきました…。
大学院生は絶対「卑下」するな!!
ネガティブな点はともかくとして、
ここで注目すべきことがあります。
それは1つ目の、
「優秀な教授・研究者に長期間囲まれる環境にいるため、
自身の能力の高さを忘れている」
…という部分です。
私は大学院生の方からの
就職相談などを受けることもあります。
その際、
「自分は全然ダメで…」と
卑下している方が意外と多いのが気になっていました。
本当は能力が高いのに、
やたらと卑下をしている。
傍目からみると
「これ、嫌味に感じる人もいるかも…」というくらい、
卑下している人がけっこう居るのです。
卑下していると、就活に全力を尽くせなくなる!
大学院生でイマイチ就活に全力を尽くせない場合、
「自分を卑下している」ケースが意外と多いように思うのです。
卑下していると、
「どうせ就活なんかしても
うまくいきっこない…」「どうせ大学院に
ロクな就職口なんか
あるわけがない…」
そういう
ネガティブな発想で
就活を考えることになります。
そうなると、
なかなか「やる気」になれないのですね。
卑下していると、
就活に全力なんて尽くせません。
全力を出さないからこそ
結果 就職先が見つからない結果になります。
「ほら、やっぱり自分が思ったとおりだ…」
そうやって
自分が思っていたとおりに進んでしまうのです。
就活に卑下は禁物!
こと就活において、
自分を卑下しても何の役にも立ちません。
卑下していると
いろいろ考え込んでしまい
就活に全力を尽くせなくなるのです。
ちなみに。
「学部生の熱心さをみていて
なんかイタさを感じる」
という大学院生の方がいます。
(以前の私でもあります)
たとえ「イタさ」を感じたとしても、
それくらい全力を出して就活をしていると
内定を得るチャンスが増えてきます。
でも「卑下」していると
そんなに全力を出すことなんてできません。
結論的に言えば、
「卑下するヒマがあるなら、
一社でも多く履歴書を出す!」
ほうが結果的に役立つのです。
☆『大学院生、ポストドクターのための
就職活動マニュアル』
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今回のポイント
今回のポイントです。
大学院生ならではの「良い点」「悪い点」を
冷静に見極めよう!
決して自分を卑下せず、就活に全力を!
卑下していたらもったいない!
基本的には大学院に行っている人って
他の人よりも物理的に
「勉強している時間」の長いことが多いです。
また、「学んでいる内容」も
高度になっていることが多いのです。
大学院に行くのって
けっこう「すごいこと」なのです。
にもかかわらず、
「卑下」なんてしていたら
「もったいない」です。
だからこそ、
自分を卑下せず
「まず、就活に全力を尽くす!」
姿勢が必要なのですね。
フジモトの失敗談…
思えば私も
大学院修士課程2年で
進路に悩み鬱になった時、
「全力を尽くす!」
発想にはまったくなれませんでした。
「どうせ大学院生には
ロクな就職口なんかない…」「いまさら就職活動をはじめても
うまくいくわけない…」
やる前からネガティブに考えていました。
そのうえ、
就活を頑張っている人に
「イタさ」を感じるところがありました
(ホント、当時の自分って
今以上にヤな奴だったなあ、と思います)
そのため、
「全力を尽くす」思いになんて
なれません。
(私の場合は
ひろさちやさんの
『「狂い」のすすめ』を読んで吹っ切れたことが
就職活動に全力を尽くすきっかけとなりました)
まずは「全力を尽くす!」
全力を尽くすためには
決して卑下せず取り組むことが必要です。
全力を尽くしてダメだったら、
そのときはじめて卑下すればいいのだと思います。
でも私も含め大体の場合
全力を出すことなく「卑下」だけしています。
これってホント
「もったいない」のですね。
決して卑下せず、
就活に全力を尽くす!
これが大学院生の就活全般にも
当てはまるように感じるのです。
ともあれ、大学院生で
就活中の方は
「自分を卑下せず
就活に全力を尽くす!」
のがオススメですよ!
ではまた!
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