反対意見の人はどう考えるか?その想定が小論文の出来を大きく高めてくれる!

今回のポイント
ディベートの発想であえて
「反対意見」を想定する!
それが議論を深めていく!

 

高校時代の謎部活

 

あまり言っていませんでしたが、
私は高校時代「ディベート部」なる
「謎・部活」に入っていました。

 

ディベートというのは
「討論」のこと。

(写真はwikipediaより)

 

なんでも、あの福沢諭吉が
翻訳した言葉だそうです。

 

 

競技ディベートのルールとは?

ここでは「ディベート」、
中でも「競技ディベート」について
説明します。

 

 

競技ディベートにおいて、
試合の前に「論題」(テーマ)が
まず発表されます。

 

これは例えば

「日本は原子力発電を
 即座に廃止すべきである。是か非か」

であるとか、

「日本は首相公選制を
 導入すべきである。是か非か」

「日本は首都機能移転を
 実施すべきである。是か非か」

などのテーマです。

 

(いずれも練習などで
やったことがあり、懐かしい…)

 

なかには

「日本はレジ袋有料化を
 実現すべきである。是か非か」

など、のちのち実際に導入された政策も
あります。

(個人的にはレジ袋、
無料でもらえていた以前の時代が懐かしいです…)

 

 

この論題に対し、
チームごとに「肯定側」「否定側」それぞれの視点から
立論(りつろん)を作っていきます。

 

 

立論というのは
議論をするための「原稿」のようなものです。

 

この用意を事前に行ってきたあと、
試合直前にコイントスで
肯定側・否定側どちらをするか
決定します。

 

 

 

つまり、それぞれのチームは
肯定側の議論も
否定側の議論も
どちらも行えるように準備するわけですね。

 

なので場合によっては
「原子力発電反対が信条」の人が
「原子力発電 賛成側」で
試合をすることもあります。

 

 

その反対も当然ありえます。

 

ディベートのいいところは
「肯定側」「否定側」の両方から
物事を見つめることができる点です。

 

 

例えば
「原子力発電」についても
いまの日本では
「肯定側」「否定側」が
それぞれの視点から「いいたいこと」だけを
ぶつけ合っている状態があります。

 

これだと
「信念対立」に陥ります。

建設的な意見が出てこないのです。

 

こうやって両方の視点を見ていると
「それでもやっぱりこうしたほうがいい」
「こういう課題はあるものの、
 こっちを優先すべきだ」
などと考えることができるのです。

 

 

両方の視点から観ることで本質がわかってくる!

 

高校時代のディベート部を通して

「両方の視点から見てみることで
 本質がわかってくる」

ことを少しは理解するようになりました。

 

それに、論題で出された内容をもとに
本や資料を読み漁ってあれこれ立論を作るのが
たいへんながらも面白かったですね!

 

たま〜に、
もう1度ディベートをやってみたくなるときが
いまだにあります。

 

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

ディベートの発想であえて
「反対意見」を想定する!
それが議論を深めていく! 

 

ディベートの発想は小論文対策にも役立つ!

 

これは大学院での研究や
大学院入試・大学入試の
小論文対策にも有効です。

つまり、
自分の意見と「反対」の意見の人がどのように考えるかも
想定して議論を組み立てることが
小論文の出来を高めてくれるのです。

 

 

反対意見を想定した小論文を書く!

 

 

小論文の学習に慣れてくると
ついつい
「自分が書きたいことを
そのまま書く」だけになってしまうことが
多いです。

 

でも、それだと
一面的な見方になってしまうことも
あります。

 

小論文を書く時
「自分の意見に反対する人ならば
 いったいどう書くか」
を考えるかどうかで結果は変わってくるのです。

 

ちょうど今
国公立大学の後期試験対策で
うちの塾にお問い合わせくださっている方が
いらっしゃいます。

 

 

後期試験では
「小論文」が出題されることが
多いです。

 

その際の対策として
「自分の意見に反対する人ならば
 いったいどう書くか」
考えてみることをオススメしますよ!

(ちなみに、今のタイミングでも
体験授業など、受け付けていますよ!)

ではまた!


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