究極の試験対策!自分だったらどんな問題を出すかを考えてみよう!〜消費税増税をもとに問題を出すならどうするか〜

今回のポイント
気分転換になる上、出題者の気持ちがわかるようになる!
新聞記事を用意し、
「自分が出題者なら、どんな問題を出すか」
考えてみよう!

今週が小論文試験なんだけど、何を勉強したらいいか、分からない…!

 

☆今回の内容は動画でもお届けしています。
お忙しい方は気軽に聞き流してみてください。

 

「今週が小論文の試験なんだけど、
何を勉強したらいいんだろう…?」

 

 

試験直前になると、
何を勉強したらいいか、
わからなくなりますよね。

 

焦ってきます。

自分で試験問題を考えてみる!

 

こういう試験直前期の勉強の仕方で、
一番いいものがあります。

 

それは

「自分がもし試験役員だったら、
どんな問題を出すか」

考えてみることです。

 

これ、一度考えるかどうかで
結果は大きく変わるんですよ。

 

 

ちょうど先日、
大学受験生の方の
小論文対策を行いました。

AO入試まであとわずか。

 

直前期の勉強を効率的に行うため、
私が出したのは
「自分が試験役員だったら
どんな問題を出しますか」
という課題です。

 

問題を自分で問題を考えてみる!

 

どうやるかと言うと、
次の(1)〜(3)の流れです。

 

(1)新聞を用意し、自分が興味のある記事を切り抜く

 

このとき、
試験に関連する記事だと
さらに良いでしょう。

例えば、教育学部を受けるなら
「大学入試改革」の記事や
「大学無償化」の記事などを切り取るわけです。

 

(2)その記事を資料に使った試験問題を考える

 

これはどういうことをやるのか
説明します。

 

小論文の試験には

「次の文章を読み、
あなたの意見を書きなさい」

という問題がよく出ます。

 

 

過去問を参考に、
「この試験ではどのような出題をされるか」
考えながら問題を作るわけです。

 

 

慣れないうちは、
「次の文章を読み、
あなたの意見を書きなさい」
というだけの出題でも構いません。

 

 

(3)(2)で作った問題の「模範解答」を自分で書く

 

自分で問題を作る以上、
自分は問題を解けるはずですよね。

 

そんなわけで
「模範解答」を自分で作ってみるわけです。

 

 

もし解けなければ
それは理解が不足している証拠です。

 

自分で調べ、
「模範解答」を作り上げてみましょう。

 

 

自分で問題を作るメリット!

…さあ、いかがでしょうか?

自分で問題を作ることって
次の2つの点で役立ちます。

 

▼メリット1)楽しく学習できる!▼

 

先程あげた(1)〜(3)のプロセス、
一見すると

「なんかめんどくさそうだな…」

と思われるかもしれません。

 

ですけど、やってみたら
意外と面白く感じるところも
あるはずです。

 

なぜなら、
通常の勉強では
問題を一方的に出されるだけ、
ということが多いからです。

 

 

自分が問題を作る側になると
ちょっと楽しくなります。

 

「どういう問題を出そうかな…」

こう考えると、
通常と違う発想からモノを見ることができます。

 

 

いつもと違う部分のアタマを使うわけです。
これ、ちょっとした気分転換にもなるのですね。

 

 

▼メリット2)試験役員の気持ちが分かるようになる!▼

 

試験出題者って、
毎回苦労しながら問題を作っています。

問題を作るのは
非常に神経を使います。

 

問題を出すだけでなく、
「模範解答」や「採点基準」も
作る必要があります。

 

 

このとき、過去に出題された問題と
違いすぎるとあとで
クレームが言われます。

 

 

また、異常にカンタンだったり、
異常に難しかったりしても
クレームが言われます。

 

大学教員にとっては
試験担当になるのは
「何年かに一度くるやっかいな業務」
の一つです。

 

 

そのため、試験出題者って
「イヤイヤ問題を作っている」
ことも多いといいます 笑

 

試験出題者の気持ちになると、問題のヒントに気づける!

 

ここで考えてみてください。

 

あなたが試験出題者として
問題を苦労して作ったとします。

 

 

試験問題をほかの担当者が読んだとき、

「○○さん、この問題、
ちょっと難しすぎませんか?」

と言われたとします。

 

 

さあ、あなただったらどうしますか?

 

 

ただでさえ、忙しい中で問題を作っているわけです。

模範解答も作ってしまっています。

 

そのときにイチから問題を作り直すなんて、
おそらくやりたくないはずです。

 

 

であればどうするか?

 

答えはカンタンで、
問題文の中に「さりげなくヒントを入れる」
わけです。

 

 

たとえばですね、
もともとは
「あなたは消費税について
どのような意見を持つか、

800字以内で書きなさい」
という問題をあなたが作ったとします。

 

 

 

これに対してほかの担当者から
「難しすぎませんか?」
と言われた場合、どうするでしょうか?

 

 

私だったら図やグラフを追加します。

つまり、世界各国の消費税の
パーセントを示したグラフを載せるわけです。

 

あるいは、
消費税増税の歴史を
年表にまとめた資料を載せます。

 

財務省が出している
消費税の説明資料も
添付するかもしれません。

 

 

これらの図表や資料を用いれば
受験生であっても
消費税増税について何か意見を書けるように
なるわけです。

 

 

図表をつけることができない場合、
問題文に情報を追加します。

 

 

例えば、こんな形で情報を追加するのです↓

 

「消費税は1989年に導入され、
以来、3回にわたり税率が変化してきた。
消費税は福祉目的に使用される役割もあるが、
【逆進性】の問題も指摘されている。

あなたは消費税についてどのような意見を持つか、
800字以内で書きなさい」

もとはラスト2行だけの問題でした。

 

でも、これだと
「どう書いていいか分からない」
というクレームが来てしまうので、

はじめ4行を追加して
ヒントを出しているわけです。

 

 

…いかがでしょうか?

 

こう考えると、
実は問題文の中には
たくさんの「ヒント」があることが
わかりますよね。

 

ヒントは問題文の中にある!

 

ところが、多くの受験生は
せっかくのヒントに気づかないのです。

 

 

何故か知りませんが
読み飛ばしてしまい、

「どうしよう、
どう書いていいかわからない…」

と悩んでしまうのですね。

 

こういった部分、
自分で問題を作ってみると
一発で気づくことができます。

 

 

出題者がどんな気持ちで問題文を作っているか、
考えてみると発想が変わってくるのですね。

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
気分転換になる上、出題者の気持ちがわかるようになる!
新聞記事を用意し、
「自分が出題者なら、どんな問題を出すか」
考えてみよう!
・・・・・・・・・・・・・・・・・  

 

ここに挙げた以外にも、
「自分で問題を考えてみる」
ことってメリットが多いです。

 

 

答案用紙の書き方や
言葉遣いなども、
「模範解答を作る」
思いで書いてみると意外と気づきが多いのです。

 

 

気分転換にもなるので、
一度問題を作ってみてくださいね!

 

ではまた!


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