小論文試験の「回答例」レベルに
至っていなくても合格できる!
「回答例」にはない「自分のエピソード」を
書くこともできる!
目次
僕らの正月は3月だ!
☆本日の内容は動画でもお伝えしています。
動画にしかない内容もありますので
気軽に聞き流しててみてください。
さあ、12月も末になりました。
受験生の方にとっては
大事な時期になりますね!
札幌駅前 作文教室ゆうにも
受験生の方が多く通ってきています。
今の時期、受験生の方によく言うのが、
某予備校に書かれている次の言葉です。
それは
「僕らの正月は3月だ」
というキャッチコピーです。
私、高校3年生の年末、
模試を受けに行ったんです。
そのときに予備校の壁に貼ってあった
「僕らの正月は3月だ」という言葉を見て
「そうだ、
正月だからといって
浮かれていてはダメだな。
がんばろう!」
という思いになったのを覚えています。
僕らの正月は3月。
すべてが終わったあとを見つめて
浮かれずに勉強に励んだ記憶があります。
受験生のみなさん、
大変だと思いますが
誘惑に負けず勉強に取り組んでいってくださいね!
「どうしよう、過去問の回答例レベルの答案を書けない…」と悩んでませんか?
さて、今の時期になると、
いよいよ「過去問」演習に取り組む人も
増えてきますね。
大学入試の過去問(通称:赤本)を片手に
問題を解いていく。
大学受験対策では
「過去問」を解くのがすごく重要です。
「過去問」を解くことで
本番試験の「慣れ」を作ることが出来るからです。
また、「過去問」を解くことで、
本番力を高めることができるためです。
ですけど。
ここで1つ「落とし穴」があります。
特に、小論文試験の場合、
この「落とし穴」にはまる人も多いです。
どういうことかというと、
大学受験の「過去問」に書かれた
小論文の「回答例」を見て、
落ち込んでしまう人が多いんですね。
「こんなに高度な内容、
自分では絶対書けない…」
「どうしよう、
こんな内容しか書けないなんて、
自分は無理かもしれない…」
自分が書いた小論文の回答と、
過去問の回答例とを見比べて
勝手に落ち込んでしまう。
こういう人が意外と多いんです。
回答例を鵜呑みにしてはならない理由!
実はこの回答例、
無批判に受け入れてはならないんです。
「鵜呑み」にしてはならないのです。
それには2つの理由があります。
理由1)受験生が時間内に書けるレベルを越えているから
この理由は単純です。
「過去問」に出ている回答例は
受験生が書いた回答とは全く違います。
特に、一般に販売されている「過去問」の回答例は、
専門家が時間をかけて書いているものが
ほとんどです。
(たまに大学院生が
バイトで書いていることもありますが)
受験生ではなく、
専門家が書いています。
その上、
試験当日の制限時間内ではなく、
時間をかけてじっくり書いているんです。
このため、
回答例のレベルって、
【制限時間内で書けるレベルを越えている】ことが
多いんですね。
だからこそ、
「回答例」に書かれたレベルに至っていなくても、
合格することがけっこう多いんです。
「回答例」のレベルの高さに
ビビる必要はまったくないんです。
理由2)一般論だけでなく「自分のエピソード」も書いていいため
過去問の「回答例」って、
基本的には「一般論」しか書けません。
例えば、
医学部や看護学部の小論文で
「生命の尊厳」についての内容が
出題されることがあります。
出生前診断や
終末期の問題について
出題されることがあるのです。
このとき、問題集や過去問では
「一般論」が多く書かれます。
「生命の尊厳を守るべきだ」
とか
「患者の自己決定を重視すべきだ」
など、専門書や新聞に
書かれているような内容が「回答例」に出ています。
ですけど、こういう
「一般論」しか小論文に
書いちゃいけないわけではないのですね。
実際の小論文試験では
「自分の経験したこと」
「自分のエピソード」を
書いていいことがほとんどです。
むしろ、
誰でも書けてしまう「一般論」よりも、
自分が経験してきたことから言える内容のほうが
採点者にも好印象をもたれやすいのです。
(特に推薦入試ならなおさらです)
例えば先ほどの「生命の尊厳」なら、
自分のエピソードを交えて
こういう内容も書くことが出来ます↓
「終末期において、
患者の自己決定を重視することは重要だと考える。実際、私の祖父が亡くなったときも
終末期を病院で過ごすべきか、
それとも自宅で過ごすべきか議論になっていた。祖父の希望を聞いて自宅で過ごすことになり、
結果的には祖父は笑顔で亡くなっていった。終末期の医療をを考える上で、
祖父の経験からも
私は患者の自己決定を重視していくことが必要だと考える」
このときのポイントは、
あくまで【具体例】として
自分のエピソードを紹介しよう、
ということです。
説明のメインではなく、
あくまで「補足」として紹介する。
すると、採点者にも印象が
良くなります。
…実はこの「自分のエピソード」を入れて
小論文を書くという方法、
「問題集」や「過去問」の「回答例」には
なかなか書きづらいです。
なぜかというと、
まさに「個人的な話」になるので、
市販の「回答例」にはなかなか書くことができないからです。
ですけど、
試験本番では話が別です。
むしろ小論文を通して
受験生の「人間性」も見ようとする大学なら、
「自分のエピソード」を交えて書くほうが
評価が高くなるのです。
今回のポイント
今回のポイントです。
小論文試験の「回答例」レベルに
至っていなくても合格できる!
「回答例」にはない「自分のエピソード」を
書くこともできる!
・・・・・・・・・・・・・・・・
ここまで、
「過去問」の「回答例」を見る際の
ポイントについて見てきました。
(2)一般論だけでなく「自分のエピソード」も書いていいこと
この2点に留意して小論文を書くのが
重要なのですね。
札幌駅前 作文教室ゆうでの
小論文対策でもお伝えしている内容の
ごく一部しか書けず恐縮ですが、
小論文試験対策突破の
お役に立てれば幸いです!
☆大学受験、
特に小論文試験対策の「基本」〜「応用」を
まとめました!
小論文試験のスタート時から試験前日まで役立つ
試験勉強の「コツ」、こちらからご覧ください↓
試験、応援しています!
(なお、駆け込み相談も受け付けていますよ!)
ではまた!
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