大学入試直前期は過去問を解け!悪問に慣れて本番力を身に着けよう!

今日のポイント
入試本番は「悪問」が出る!
悪問に慣れるため、
手に入る限りの過去問演習を行おう!

 

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入試直前期は過去問を解け!

 

過去問演習って、
入試の直前期、
特に1〜2月に重点的に行うべきものです。

 

 

大学入試に限らず、
試験を受ける際
「過去問」は絶対解いたほうがいいです。

 

 

特に現役合格を目指す方は、
「過去問」は手に入る限り入手し、
解いていくべきでしょう。

何故かと言うと、
浪人生はめちゃくちゃ過去問を
解いているからです。

 

 

過去問をたくさん解くことで、
入試本番にベストを尽くせるように
なるからです。

 

過去問を解くポイントは「悪問」に慣れること!

 

過去問を解く際の
ポイントがあります。

それは「悪問」に慣れること、
です。

 

 

悪問というのは
答えが出なかったり、
受験生を混乱させたり、
高校の学習範囲を超えたりするなど
「悪い」問題のことです。

 

 

実は過去問を解くポイントは
「悪問」に慣れることにあるのです。

 

…ちょっと意外な指摘だったかも知れませんね。

でも真実です。

 

 

実は大学入試って
ホント「くだらない悪問」が
多いんですよ。

 

以前も、早稲田大学の
ある学部の過去問にこんなものがありました。

なんと、
「正解が選択肢の中にない」
問題です。

 

 

出題されたのは国語の古文の問題です。

ある助動詞が本文中に
いくつあるか、という問題が出ました。

 

 

選択肢はこんな感じでした。

(1)3つ
(2)5つ
(3)7つ
(4)9つ 

 

悪問だったのはこの「先」です。

 

 

実は、厳密に数えると
「6つ」あったんですね。

 

 

…ということは、
正解が選択肢になかったのです!

 

受験生は焦りますね。

「どうしよう、6つしかない・・・。
どれか1個数え忘れたのかな・・・。

それとも、この6つのうち、
1つ違うのが混じっているのかな・・・」

 

不安になります。

 

焦ってしまい、
ペースが乱れます。

 

 

さんざん迷った挙げ句、
時間を浪費してしまい、
結果「不合格」という人も
きっといたことでしょう。

 

 

試験の出題者も人間です。

 

良い問題ばかりを作れるわけでは
ありません。

問題を作ったあと、
何人もの入試の役員が
問題のチェックをしますが、
それでも「不備」があるのです。

 

 

過去問演習をするというのは、
実はこういった「悪問」に
慣れるという意味があります。

 

過去問を解かないと陥る落とし穴!

 

これが「問題集」や「模擬試験」だけで
勉強する人の陥る落とし穴です。

 

「問題集」や「模擬試験」には、
「悪問」はほとんど出てきません。

出版社や模擬試験を作った団体に
クレームが来るからです。

 

それに、「問題集」や「模擬試験」の
作成者は「専門家」です。

問題作りばっかりを
普段からやっているのです。

 

 

実はこの点が入試と違う点です。

大学入試において、
入試の出題者は
問題を作る「専門家」ではありません。

 

入試の問題は
ふつうの大学教授が、
研究と授業の「片手間」で
作っています。

 

 

問題づくりの専門家ではないので、
作る問題には
「悪問」も入ってしまうのですね。

 

 

(一部の大学では
教育教材大手の会社に
出題を委託しているケースも有るようですが)

 

 

だからこそ、
先程述べたように
「選択肢の中に正解がない」
ということも起こりうるのです。

 

今日のポイント!

 

今日のポイントです。

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入試本番は「悪問」が出る!
悪問に慣れるため、
手に入る限りの過去問演習を行おう!
・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 

「悪問」は、
問題集や模擬試験に
出てくることは少ないです。

 

どうしても、本番の
「過去問」でしか、
出会うことが少ないのです。

だからこそ、
過去問演習をすることで
「悪問」に慣れる必要があるのです。

 

選択肢に正解がない場合って、どうなるの?

 

…ちなみに、
「選択肢の中に正解がない」場合って
どういうふうに採点なされると思いますか?

 

 

大体の場合、
その問題の点数を
「全員」に入れてしまいます。

 

あるいはその問題の点数を
合計点から省いて
初めから存在しなかったことにしてしまいます。

 

つまり、「選択肢の中に正解がない」問題に
いくら時間をつぎ込んでも
意味がない、ということなのです。

 

あまり深く考えず、
どんどん解いていくことが必要なのです。

 

過去問の「解答」って、必ずしも正しいわけではない

 

その上。

根本的な問題を言います。

大学入試に使う「過去問」の
「解答例」が、
必ずしも正しいわけではありません。

 

せっかく「過去問」を買ってきても、
明らかに間違った答えを
書いているケースが有るのです。

 

私も慶應義塾大学の
過去問を解説していて、

「この解答例は明らかに間違っているな〜」

というところがたくさんありました。

 

授業の中で私は指摘していますが、
過去問を完璧に信じてしまっている人は
不合格になるかも知れませんね。

 

私が受験生の頃から、

「赤本(大学入試の過去問題集の通称)の
穴を見つけられれば一人前だ」

と言われていました。

 

そもそも、大学入試に
「悪問」が出る以上、
それを解説した「解答例」が
正しいとは言い切れないのです。

 

過去問を解いて、理不尽さに慣れよう!

 

ホント、大学入試の
過去問って、理不尽です。

 

 

…ということは、
入試本番も「理不尽」である、
ということですね。

 

 

過去問演習の意味は、
こんな「理不尽」さに
慣れるという点にあります。

 

過去問演習の「理不尽」さを知ることで、
人生の「理不尽」さも学べるようになっているのです
(たぶん)。

 

だからこそ、
いま受験生の方は
「理不尽な問題」を大目に見ることが必要ですね。

 

そして
「悪問であっても、できる限りベストを尽くす」
姿勢を学んでいきましょう。

 

 

「悪問」に答えるのは
正直しんどいです。

理不尽です。

 

でも、これは人生と同じです。

社会に出たら、
会社の上司からも
無理難題を言われながら
給料をもらって生活をしていくわけです。

 

過去問と同じく、
人生も理不尽です。

 

 

人生の理不尽さに慣れるためにも、
大学入試の「過去問」の理不尽さに
慣れていく必要があるのです。

 

だいじょうぶ、
過去問演習で苦労した分、
入試当日の負担は大きく減ります。

それどころか、
大学入試の「先」の
役にも立つかも知れないのです。

 

きょうの内容が、
いま頑張っている受験生の方の
お役に立てれば幸いです。

ではまた!

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さらに情報を得ることができます。

総合的な小論文対策の仕方を
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こちらに「知っておきたい小論文対策のやり方」を
まとめていますのでご覧ください↓

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