大学院進学につながる研究の「ネタ」。発見のために日々フィールドノートを付けてみませんか?

今回のポイント
日々の業務での発見・気づきをすかさずメモする!
発見・気づきを活かすと仕事の成果が大きく変わる!
大学院での研究のネタも見つかる!

 

感謝!こんなご時世での研修講師のご依頼

 

いま「文章作成力向上研修」や
「ビジネス文書作成能力向上講座」など、
ほぼ毎週なんらかの研修を承っています。

 

昨日8/30は団体職員の方対象の
「文章作成力向上研修」という丸1日の講座を担当しましたし、

今日は道立高校の教員の方対象の
「小論文の指導方法」についての研修を担当しますし。

 

明日もある企業様での
文章研修を担当することになります。

 

コロナのご時世にもかかわらず
こういう研修の案件をいただけるなんて、
ありがたい限りです。

 

(Zoom使用で研修をおこなうと
三密も避けることができますし)

 

☆外部研修や講座の実績はこちらもご覧ください↓

活動実績(メディア掲載/講座)と今後の講義予定

 

 

研修のご依頼を頂いたばかりの頃は…

 

 

私が「ビジネス文書研修」などを
企業様や団体職員様から
依頼をいただくようになったのは
今から5年前。

 

2016年の12月頃だったのではないかと
記憶しています。

 

その頃は「高校教員」時代の経験を活かして
どうにかこうにか実施していました。

 

(創業1年目でしたし)

 

そんな形でスタートした私の研修ですが、
ビジネス文書の研修だけに絞っても
トータルで300回以上は行っている計算に
なるでしょうか。

 

 

これくらい実施していると
講座の内容も
ちょっとは上達してくるものですね。

 

 

高校教員時代とは違う点

 

これ、高校教員時代とは
非常に違う点だなと思っています。

 

高校教員の頃って
何十年も授業をしているベテランの方は別ですが、
まいかいの授業で行う内容は異なっていくので
毎回別の内容を話す必要があります。

 

なかには自分が不得意なテーマについて
講義を行う必要もあり、
なかなかツラいところもあります。

 

 

…講師業をやっていてよかったなと思うのは
まさにこういう場面です。

 

講師業の場合は
自分が「これ!」と決めた内容についてだけ
話す内容・配布資料なども含めて
徹底的に追求していくことができます。

 

「1つ」のテーマに専念できる点で
自分の性に合っているように感じるのです。

 

 

数百回 同じ話をしていても飽きない理由

「同じ講座を何度もやっていると
飽きませんか?」

時折こう聞かれますが
やってる本人としては楽しんでやっています。

 

 

結果的には同じ話を数百回することになりますが、
たとえ同じことを何度話していても
自分の中でも多くの発見があるのです。

 

「あ、この内容は
こういう説明をしたほうがわかりやすいな…」

「講座の構成として、
この部分を変えたらいいのではないか…」

まいかい講義をやっていると
いろんな発見・気づきが湧いてきます。

 

それを配布資料や使用するスライドに
反映させていきます。

 

…まいかいこれをやっていると、
最初に講座を開催したときとは
資料の内容・質・進め方ともに
全く変わってきました。

 

(初期の頃ご受講くださった皆様、
「あのクオリティでお金をもらっていてすみません…」
とたまに思います 笑)

 

 

日々の業務の中で発見・気づきを得ていく!

この発想、あらゆる仕事に
通じるように感じます。

 

基本的には日々の業務って
似たようなことがひたすら続くだけです。

私の場合では
いろんな場所で「文章作成能力向上研修」を行っているので
同じような話を違う場所で何度も話していく形になります。

 

ですが、たとえそうだとしても
毎回なんらかの発見・気づきがあるものなのです。

 

その中でのちょっとした発見や気づきを
次の業務に生かしていくことが
何よりも重要なのですね。

 

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

 

日々の業務での発見・気づきをすかさずメモする!
発見・気づきを活かすと仕事の成果が大きく変わる!
大学院での研究のネタも見つかる! 

 

 

手軽な研究手法がフィールドノート。

 

大学院での研究方法の一つに
「フィールドノート」を付けるというものがあります。

 

フィールドノートというのは
もともと文化人類学者がどこかの部族を研究するときに
使われていた方法です。

 

☆市販のものではこういうものがあります↓

 

部族と関わるなかで、
その場で気づいたこと・わかったことをメモするための
ノートのことをフィールドノートというのです。

 

 

「この部族には
こういう伝統があるのか・・・。
この意味は一体なんだろう?」

こういう発見や気付きをすぐメモしておくと、
調査が終わった後フィールドノートを読み返すことで
論文のネタが見つかるのです。

 

仕事の中でフィールドノートを書いていく!

 

この研究方法は
文化人類学者だけではなく、
いまの時代はあらゆるケースで活用可能です。

 

 

たとえば看護師の方ですと
日々仕事の中で

「これって、なんでこうなっているんだろう?」

「これで本当にいいのだろうか…?」

などと気づくことって多いと思います。

 

 

こういう思いが湧いたら、
即座(難しいなら勤務後すぐ)にメモをしておくことを
オススメします。

 

 

こういう内容を後から読み直すと
論文を書くネタになるほか
大学院に入るための「研究計画書」を書くヒントも
つかめるのですね。

 

フィールドノートが「データ」として活かせる事実。

 

おまけにフィールドノートに
日付や場所もきちんと記録していれば、
フィールドノート自体を「データ」として
分析の対象にすることができるのです。

 

 

実際、
私は高校教員のころ
論文を学会に提出し、
なんとか掲載された経験があります。

 

その時の研究も、
高校教員としての発見や気づきを
その場でフィールドノートにメモし、
その内容を後ほど分析したことが
きっかけとなっています。

 

 

論文のなかには自分が書いたフィールドノートからの
「引用」も入っています。

 

 

こういった形で、
日々の自分の実践での気付き・発見を
すぐメモしていたことが
研究につながったわけです。

 

 

ちなみに今の時代なら
フィールドノートという「紙」の形にこだわらず、
スマホに直接メモする形でも
問題ないと思います。

(その場合、記録した日時・記録した場所を
書いておくことが必要になります)

 

日々の気づきをフィールドノートにメモする!

 

いかがでしょうか?

 

大学院への進学を目指すなら、
まずは日々の業務の中での発見や気づきを
フィールドノートにメモすることから始めてみては
いかがでしょうか?

 

 

「フィールドノート」というと大げさですが、
「メモ」と考えていただければそれで問題ございません。

 

こういう日々の仕事から発見・気づきを得ようとする姿勢は
仕事の生産性向上にもつながっていきますので
オススメですよ!

 

(私も日々研修講師を務めるなかで
今後の研修へのヒントを見つけることが多いですし)

 

ではまた!


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