「違い」に気付く力こそ、プロの技だ。

 

おたる水族館に学ぶ、差異に気付く力

 

こんにちは、
作文・論文アドバイザーの
藤本研一です。

 

先月末、
おたる水族館に
行ってきました。

 

JR小樽駅前から、
水族館行きのバスに揺られて
25分。

 

海が目の前にある高台に
おたる水族館があります。

バス停から水族館までの
坂道を登りきると、
日本海が目の前に広まりました。

 

今回の目的は
バックヤードツアー
です。

 

魚の水槽の上を通り、
飼育員しか通れない場所・
エサやりをしている場所を見ていくのです。

 

親子連れやちびっ子たちが目立つ中、
堂々と申し込みました。

 

各回10名限定。

 

レアな感じがなんともいいです。

 

飼育員にしか気づかない「違い」がある

 

 

30分かけて
おたる水族館の
水槽の裏側を回っていきます。

 

 

案内してくださった
飼育員の方が言っていました。

「この水槽には、
泳いでいる魚以外に
何が隠れているかわかりますか?」

 

覗き込みました。

波だっていて
そもそも砂があまり
見えません。

 

正直、何もわかりませんでした。

 

「この水槽には
カレイが
30匹飼われています。
ぜんぶ砂の中に隠れているんです」

「私達は毎日みているので、
どこに隠れているか、
隠れているのがどの種類か
ひと目でわかります」

 

ちょっとした
衝撃でした。

 

ゆらゆらする水面の下には
「なんとなく」しか
砂が見えないのです。

 

それにもかかわらず、
この飼育員の方には
たんに砂が盛り上がった場所と
カレイが隠れている場所の
区別がつくのです。

 

その上、
カレイの種類の違いまで
見分けられるのです。

 

プロの仕事の凄さを思います。

 

普通の人が気付かない「違い」に気付く。それがプロの仕事

 

カレイの隠れている場所と
カレイの種類がわかる。

これは
「違い」に気付く力でしょう。

 

ふつうの人には気づかない「違い」が、
毎日接することで
気付くようになるのです。

 

 

これはプロと呼ばれる人は
だいたい身につけています。

 

ベテランの小学校教師は
「ハイ」
という子どもの声を聴くだけで
その子が悩んでいるか、
何に悩んでいるかわかるといいます。

お片付けのプロの人は
インターホンでの応答を聞くだけで
部屋の中に
どれくらいゴミにあふれているか
わかるといいます。

 

これら「違い」に気付く力。

私の文章指導でも同じです。

 

 

よく気持ち悪がられるのは、
私は「文字の夢」を見ることです。

 

 

夢の中で、文字を目でおっているのです。

夢自体が本であったりするのです。

 

 

だからこそ、
文字表記上の微妙な差異に気付ける
(ようにしている)のです。

 

「このテンの位置、
なんかおかしいな」

「この【助詞】の使い方、
どうも引っかかる・・・」

 

日々、仕事の中で
そんなことばっかり考えています。

 

おたる水族館の飼育員の人同様、
「普通の人」が気づかないことに
気づけるよう、
ますます努力していきたいと思っています。

 

仕事の現場を知れる、バックヤードツアーに行こう!

 

最近はバックヤードツアーを
設けている施設も
だいぶ増えてきました。

 

仕事の現場を知れるというのは
なかなか楽しいです。

 

仕事をしている者にとって、
刺激になりますし。

 

そして、
冬季営業期間の「目玉」の
ペンギンの散歩も見れましたし。
(旭山動物園まで行かなくてもOK!)

 

なお、
おたる水族館は現在
「閉館期間」です。

 

3/18~再び通常営業再開だそうですので
お間違えなく!

 

(一度、閉館期間に小樽に行き、
バス停でショックを受けたことがあります)

行く際はこちらをチェックしておいて下さい。

おたる水族館営業時間

 

ではまた!


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