マネージャーは詩と小説を書け!ドラッカーに学ぶ経営者論

藤本、ドラッカーを勉強中!

 

こんにちは、
文章アドバイザーの
藤本研一です。

 

さいきん、ドラッカーを
読み込んでいます。

 

知り合いの方にアドバイスを頂いたのが
きっかけです。

 

『もしドラ』ブームで、
ドラッカーの名前はわりと有名になりましたね。

 

個人的には
著者の「岩崎夏海さん」が
けっこうなオッサンだったことに
衝撃を受けた本でした。

 

経営管理者に必要な「話す言葉」「書く言葉」「数字で表す言葉」

 

さて、
ドラッカーには『現代の経営』という本があります。

 

 

『現代の経営』(下)において
ドラッカーは
「マネージャー論」を語ります。
(ドラッカーの言葉では
「経営管理者」)

 

「経営管理者」とは、
会社の社長だけでなく、
部長や課長、
「先輩」などのこと。

サラリーマンなど
知識労働者を指揮監督する側の人です。

 

「経営管理者」は
部下やメンバーと一緒に仕事をしていきます。

そのときに注意すべきことを
ドラッカーは指摘します。

 

「経営管理者」は何に気をつけて
何をすればいいのでしょうか?

 

 

 

経営管理者は
人を操ろうとしてはならない。

一人ひとりの仕事について、
動機づけし、
指導し、
組織しなければならない。

そのための唯一の道具が、
話す言葉であり、
書く言葉であり、
数字の言葉である。(217)

 

経営管理者は
人に命令はできないんです。

だから、
人を励ましたり、
元気づけたり、
やる気にさせたりを
していくのです。

そのために、
「話す言葉」
「書く言葉」
「数字の言葉」を
使いこなす必要があるのです。

 

この力、
部下やメンバーだけでなく
会社に関わる人に伝える上でも必要です。

 

経営管理者になるには
「話す言葉」「書く言葉」「数字の言葉」が
必要なんですね!

 

藤本の起業時も、「話す言葉」「書く言葉」「数字の言葉」が必要だった!

これ、私にも当てはまる
事例があります。

 

 

 

起業時、
教室を借りたり、
チラシを作ったりするのには

お金が必要です。

 

手持ち資金が無いならば、
借り入れが必要です。

 

私のようにカネのない個人が
低利子で借りるには

日本政策金融公庫

しかありません。

 

年利2パーセントくらいで
担保なしで50万円や100万円貸してくれる。

 

ありがたい存在です。

 

ここからお金を借りるには、
まさに

「話す言葉」「書く言葉」「数字で表す言葉」が
必要となりました。

 

日本政策金融公庫から
お金を借りる時。

事業の全体像を
「話す言葉」で
説明したものでした。

そして
「書く言葉」で
書面にまとめたものを
提出したものでした。

その書面には
将来の売上予想を
「数字の言葉」でも
表にまとめていたのです。

 

経営管理者になるには
「話す言葉」「書く言葉」「数字の言葉」が
必要なのです。

 

だからこそ、
経営者こそ
言葉を勉強する必要があるのです。

 

作文教室ゆうが経営者にも
必要なわけです。

 

これまで、
私・藤本は
経営者勉強会でも
お話をいたしました。

 

社長の皆さんの前でのお話は
緊張しましたが、
おかげさまで好評でした。

 

 

 

ちなみにドラッカーは
高続けます。

 

経営管理者に必要なスキルのうち
今日の経営管理者に最も欠けているものが、
この読み、書き、話し、数字で表す能力である。
(…)
経営管理者は言葉を知る必要がある。
言葉とは何であり、
何を意味するものであるかを知らなければならない。
そしておそらく何よりも、
人に与えられた最も貴重な能力としての
言葉を尊重することを学ばなければならない。

知識を愛することへと
引き寄せる術としての言葉の意味を
理解しなければならない。

経営管理者は、
話し言葉や書き言葉によって
人を動機づける能力がなければ
成功しえない。(218)

 

経営管理者は詩と小説を書け!

 

では、ドラッカーは
この「読み、書き、話し、数字で表す能力」を
どのように高めればいいと言ってるのでしょうか?

 

これが
なかなか意外なんです。

 

なんと、
詩と小説だ
と言っているのです!

 

若干誇張していうならば、
今日大学で教えている科目のうち、
経営管理者の準備として最も
有効な職業教育は、
詩を書くことと
短編小説を書くことである。

自らの考えを表現する方法、
言葉とその意味、
文章を書くことを
教えることである。

また、最近復活しつつある
自らの論文についての
口頭による説明ほど、
若い人が経営管理者になるための準備として
有効なものはない。

ただし卒業直前の一回だけでなく、
常時行わせる必要がある。(257-258)

 

 

なんと
経営管理者に必要な力を学ぶには
詩と小説を書くことが一番
なのですね。

 

 

ここを読むと、
大学のゼミって
「経営管理者」になるためにも
役立つことがわかります。

 

 

ちょうど私は
「札幌ワカモノ文学サロン」という
小説をみんなで書く会を

主宰しています。

 

こういう場に出て、
詩や小説を練習する。

 

これも大事な
経営管理者のための学習なのです。

 

詩や小説を書くことで、
自分の「話す言葉」「書く言葉」「数字で表す言葉」を
高めていく。

 

 

遠回りに見えても、
着実にチカラをつけることになるのです。

 

ちょうどお盆休みの人は、
この機会に作品を書いてみるといいですね!

 

ちなみに次回の文学サロン、
8/22(火)開催ですので
どうぞよろしくお願いします!

お申込み・詳細はこちら!
https://www.facebook.com/events/558765307847501/

ではまた!

 


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