経験をして、資料を捨てよう。経験を、智慧に変えよう。

 

行ってみたいお店のチラシを、どんどん捨てていく。

 

こんにちは、
作文・論文アドバイザーの
藤本研一です。

 

先日、前から行きたかった
ポスター展に行ってきました。

 

やはり実物は違います。

「行ってよかった!」
と素直に思います。

 

私は、
「いつか行きたい」お店や展示の資料を
手帳に挟んでいます。

あなたも そうしているかも
しれませんね。

 

そんな私には
密かな趣味があります。

 

それが、
手帳に挟んだ資料を
捨てること。

 

 

実際に行った資料は
その場で捨てるのです。

 

捨てる時、
妙に達成感があります。

「ここに、自分は行ったんだ!」

ちょっとテンションも上がります。

 

 

このことは
作家・中谷彰宏さんも
言っていました。

 

資料をただ貯めるのでなく、
実際に行ってみて
どんどん捨てていく。

 

そのことが人生を変えていく、と。

 

 

気づけば私の手帳には
「行ってみたいお店」
「行きたい展示会」
の資料がたくさん挟まっています。

 

落ちてしまうので
ホチキスでも留めてあります。

 

手帳に挟む時、
なるべく手帳に
「いつ行くか」
書き込んでいます。

 

先日行ったポスター展も、
寺山修司演劇のポスターをまとめたものです。

 

それはもともと、
琴似駅のコンカリーニョにて行われた
演劇を観た際にもらったチラシに書かれていました。

演劇の際には
たくさんのチラシをもらえます。

そのチラシから
「行ってみたい!」
と思うものを手帳に
挟んだのです。

 

手帳に挟んだ資料をもとに
会場に行く。

「なるほど〜」

と鑑賞する。

そして、会場から出る時に
ポイッと資料を捨てるのです。

 

その資料は
自分を会場に導いてくれたもの。

だからこそ、
終わった時点で捨ててかまわないのです。

 

資料を活用したためです。

 

 

使わない資料はいくつ置いていても
ゴミになるだけです。

 

 

特に展示会・お店のお知らせは
行ってしまえばまた来ることができます。

 

 

だからこそ、
使った資料を捨てるのです。

 

 

資料という「情報」は
すぐに古くなります。

昨年特集された
「おいしいラーメン特集」
に載った店は
大半が潰れていることもあります。

でも。

昨年のうちに
「おいしいラーメン特集」の
店に行き、

「美味しかった!」
「まずかった!」
という実感をしたとします。

 

すると、
単なる「お店情報」ではない、
あなただけの経験になるのです。

 

その経験が元で
ラーメンブログを書けるかもしれません。

Facebookに「いいね!」が
集められるかもしれません。

 

それもすべて
資料を使い、
実際に行き、
経験したからこそ得られたものなのです。

 

 

 

資料だけ貯まる人と、
資料をどんどん使い、
経験を増やしていく人。

 

どちらのほうが
人生、充実しているでしょうか?

 

書く時、大事なのは情報よりも自分の「経験」

 

作文も同じです。

ネットで調べただけ・
チラシに書いてあっただけの
「薄っぺらい情報」を書いても、
何の意味もありません。

 

これは企画書も報告書・提案書も、
履歴書もそうです。

 

例えばあなたが、
ラーメン店のフランチャイズを
出す・出さないの提案書を書くとします。

 

残念なAさん。
要領はいい人です。

「ぐるなび」と地図サイトを見ながら
こうまとめました。

「この立地では、
周囲に競合のラーメン店が多いので
厳しそうです」

 

添付資料には
ラーメン店の場所に
星マークがついています。

 

ただ、それだけ。

そんな提案書です。

 

 

一方、
「経験」を重んじるあなたは違います。

 

添付資料には
「あなた」が撮影してきた
写真が掲載されています。

実際にあなたが食べての
味の感想・店内の雰囲気・お客の層
が書かれています。

地図や「ぐるなび」では分からなかったけれど、
「この店は入口がわかりにくい」
「大学の寮が近いから、
若者が多く住んでいそう」
という情報を知れるのです。

 

 

単なる情報も、
あなたが実際に行動に移すことで
「経験」となります。

 

そして、この「経験」が
「智慧」になるのです。

 

「智慧」が大げさなら
「気付き」といえるでしょう。

 

残念なAさんの提案書と、
あなたの「智慧」のこもった提案書。

どちらが採択されるかは
言うまでもありません。

 

これは別に
大学でマーケティングを学んだとか、
ドラッカーを読んだとか、
全く関係ありません。

 

ただ、
実際に
「経験」するか否かの違いです。

 

就活もそうです。

 

最終面接の時に
企業の支店がどこにあるか
すべて言える人よりも、

「全支店を、
実際に見に行きました」

という人のほうが
内定をもらえるのです。

 

今日のまとめ

 

「経験」をし、
それを「智慧」に変えることの大事さを
今日は見てきました。

 

これは大げさな話ではありません。

このことは
すごくシンプルなことです。
「行きたいお店」のチラシを
ただ持っている状態ではなく、
実際に行ってみて
そのチラシを「捨てる」こと。

ここから
はじまるのです。

 

あなたの手帳に、
「いつか行きたい」お店のチラシはありますか?

あるなら、
ぜひ手帳の白いページに
そのお店に行くことを書いておきませんか?

 

そこから
「経験」と「智慧」が生まれだすはずです。

 

ではまた!


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