作文の書き方108 説得力ある文章がスラスラ書ける!PREP法を身につけよう

今回のポイント
説得力ある文章がスラスラ書ける!
PREP法を身に着けて
分かりやすく説明する力を手に入れよう!

 

「この文書、どう書いていいか分からない…」と悩むことってありませんか?

 

☆今回の内容は
動画でもお届けしています。

時間のない方は
ぜひ気軽に聞き流してみてください。

「う〜ん、この書類、
 どういう流れで書いたらいいか
 分からない…」

仕事をしていて、
こういう思いになること、
ないでしょうか?

 

 

毎日のように使っている書類を作るのは
すごく簡単です。

あるいは、他の社員がすでに作った書類を
「使いまわして」書類を作る場合、
ラクに作れます。

 

 

会社の中で「文例」を使えるものは
あまり考えなくても書類を作ることができます。
メールもすぐに送ることができます。

 

 

ですが。

全く新たに書類を作る時、
はたと困ってしまいます。

 

 

「う〜ん、この書類、
どういう流れで書いたらいいか
分からない…」

 

特に困るのは
市役所などに出す
各種届出です。

 

ほかにも奨学金の申請書類や
自己PR文、
小論文試験や作文試験の文章など、

「どう書いたらいいか
はっきり決まっていない」

書類は数多いです。

 

書き始めると
「ほんとにこの流れでいいのかなあ…」
と不安になってしまうのです。

 

 

こういうことって、
ないでしょうか?

 

困ってしまいますよね。

 

そんなときに使える
【便利な説明の仕方】があるとしたら
どうでしょう?

 

あらゆる分野で汎用性があり、
「困ったらこの説明の仕方を使えばいい」
と安心できる説明の仕方、
あると便利だと思いませんか?

 

 

今回はそんな夢のような
【文章の型】(説明の流れ)を
ご紹介しますね!

 

 

説得力ある文章がスラスラ書ける!PREP法を身につけよう

 

そんな魔法のような説明の仕方、
【PREP(プレップ)法】といいます。

 

PREP法というのは
4つの要素の頭文字です。

 

 

次に示す4つの順番で書くことで
わかりやすい文章が
スラスラ書けるようになります。

 

 

次の4つの要素を
この順番で伝えたらOKです。

 

 

  ▼P Point(ポイント:結論)
R Reason(リーズン:理由・根拠)
E Example/Episode
(イグザンプル・エピソード: 例示/事例)
P Point(ポイント:結論)  

 

この4つの流れです。

 

 

要するに、
「最初に結論、
 続いてその理由、
 具体例・エピソードを説明して
 最後に結論で締める」
ということです。

 

…こういうと大変そうですが、
慣れればカンタンです。

 

 

PREP法では【最初にイキナリ結論を書く】!

 

PREP法を書くためには
【最初にイキナリ結論を書く】ことが
求められています。

 

 

 「いま、〜〜ということが言われていて、
〜〜という考えも出ているんですけど
私としたら〜〜と考えるんですよね」

こういう「回りくどい書き方」は
NGなのです!

 

もう一度PREPの要素を見ていきましょう。

  ▼P 結論    何をいいたいかを言う
R 理由    根拠・理由を言う
E 例示・事例 具体例や事例を示す
P 結論    再び「何をいいたいか」を言う 

 

 

最初でイキナリ結論を言い、
最後にも同じ結論をもう一度言うのです。

 

 

これは文章の書き方はもちろん、
わかりやすい説明をする際にも
重要な流れです。

 

PREP法の事例(公務員の方の文章編)

 

具体的な事例を見て
考えてみましょう。

 

今回は「公務員の方の文書」をもとに
検討していきます。

 

【PREP法の具体例】

▼Point(結論)

X町は耐震補強事業予算を前年度の2倍とします。

▼Reason(理由)

なぜなら、X町には
大地震で壊れるおそれのある
古い木造住宅の密集している地域が多いからです。

▼Example(例示)・Episode(事例)

阪神大震災では地震直後に5,501名が亡くなりました。
死因の80%以上が壊れた建物や家具の下敷きになっての
窒息死や圧死です。
このことから、生命を守るためには
住宅の耐震補強や建て替え、
家具の固定が必要であることが分かります。

▼Point(結論)

そこでX町では地震被害の軽減に特に重要な
「住宅等の耐震化」「家具の転倒防止」に重点を置き、
「災害に強いまちづくり」を推進することとしました。

(小田順子, 2011,『誰も教えてくれなかった
公務員の文章術・メール術』学陽書房より引用)

 

 

見てみると、
最初の結論(P)で示したことを
具体的な理由(R)を引いて
説明していることがわかります。

 

その後、阪神大震災の事例(E)を出しているので
具体的に理解ができます。

 

最後には最初の結論(P)で示したことを
少し変えて記載しています。

 

 

いかがでしょうか?

 

 

だいぶ説得力がある文章になりますね!

 

 

ぜひあなたが文章を書く際、
またプレゼンなどで何かを説明する際、
このPREP法の型を意識してみてくださいね!

今回のポイント

 

今回のポイントです。

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説得力ある文章がスラスラ書ける!
PREP法を身に着けて
分かりやすく説明する力を手に入れよう!
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分かりやすく伝えるのにオリジナリティは不要!

 

人に分かりやすく伝えるのには
「オリジナリティ」はいりません。

 

何か余計な工夫をする前に、
まず「PREP法」で端的にまとめられないか、
考えてみることをおすすめします!

 

 

「う〜ん、この書類、
どういう流れで書いたらいいか
分からない…」

 

そんなとき、
悩んでいる間に
さっさとPREP法で文章を書いてしまうほうが
早いです。

 

 

PREP法をマスターするには
実際に使うのが一番です!

 

ぜひさっそく活用してみてくださいね!

 

結論サンドイッチ法もマスターしよう!

 

ちなみに、このPREP法、
【結論サンドイッチ法】という方法の
派生形でもあります。

 

PREP法で示したように、
「最初に結論、
最後にも結論」という内容を
もっと使いやすくした方法です。

 

気になる方はぜひこちらもご覧ください↓

 

☆PREP法が難しい方は
こちらにより分かりやすくまとめたものがあります。
あわせてお読みください。

ではまた!


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