拝啓・敬具、謹啓・謹白(敬白)、考えて使っていますか?意外と知らない頭語/結語の使い分け(あいさつのビジネス文書の型・縦書き)





今回のポイント
拝啓・敬具よりもレベルが高い、
謹啓・敬白、謹啓・謹白を使いこなそう!

拝啓・敬具の意味、考えて使っていますか?

 

 「拝啓
時下ますますご健勝のことと
お喜び申し上げます」

こういう手紙、
もらうことってありますよね。

手書きの手紙に限らず、
企業から届くビジネス文書にも
冒頭はこのように書かれています。

 

 

この文書の冒頭に
「拝啓」(はいけい)とあります。

 

この「拝啓」、
ほとんどの人は
「なんとなく書く」ことが
多いかもしれません。

 

 

では、「拝啓」にはどのような意味があるか
あなたはご存知でしょうか?

 

意味を知ることで
拝啓・敬具を正しく使うことが
出来るようになります。

 

今回は拝啓・敬具のような
頭語・結語について解説いたします。

 

「拝啓」の意味

 

はじめに、「拝啓」の意味からです。

「拝」というのは「拝む」ということ。

「啓」というのは「啓す」(けい・す)ということです。

「啓す」というのは
古文では皇后など
身分の高い人に「申し上げる」
という意味でした。

 

通常の相手には「申す」で書きますが、
相手の身分が高いと「啓す」になるのですね。

 

 

ここまでを見ていくと、
「拝啓」というのは
「拝んで申し上げる」という
意味になります。

 

要するに
「あなたのことを敬って申し上げます」
という意味です。

 

相手を敬う思いを示している
わけですね。

 

言ってしまえば
「お辞儀」(おじぎ)と
同じなのです。

 

・・・いかがでしょうか?

意外と「拝啓」の意味って
知らずに使っていますよね。

 

頭語「拝啓」を使うなら、結語「敬具」をセットにせよ!

 

「拝啓」を使う時、
忘れずに使うべき言葉が
あります。

 

それが「敬具」(けいぐ)です。

 

冒頭に「拝啓」をおいた場合、
文末に「敬具」と書く必要があるのです。

 

文末に書く「敬具」のようなものを
「結語」と読んでいます。

 

「敬具」というのは、
「敬う」という意味の「敬」と
「ととのえる」という意味の「具」から
できています。

 

「ととのえる」というのは
「終わる」という意味です。

 

つまり、敬具の「具」は
「手紙の要件をお伝えしましたよ」
という意味が込められています。

 

「敬」と「具」をあわせて

  「要件をお伝えしました。
   あなたを敬いつつ手紙を終えます」

という意味が込められているわけです。

 

 

拝啓・敬具の実例

 

では、拝啓・敬具を実際の例で
使ってみましょう。

 

拝啓 時下ますますご健勝のことと
お喜び申し上げます。

さて先日お伝えいたしました
弊社の新製品説明会の日程が
決まりましたのでお知らせいたします。

詳細は以下のとおりです。
お忙しい中とは存じますが
お越し頂ければ幸いです。
敬具  

 

 

「拝啓」が文頭に付き、
文末に「敬具」がついています。

 

「拝啓」と「敬具」はセットで使うのが
ルールです。

 

謹啓・謹白、謹啓・敬白を使うと格式ある文章になる!

 

「拝啓」「敬具」は
普段よく使う頭語・結語です。

 

より格式ある内容を伝えるときには
「拝啓」「敬具」よりもレベルの高いものを
使うと印象が良くなります。

 

 

「拝啓」「敬具」のレベルアップ版が
こちらです。

・謹啓(きんけい) 敬白(けいはく)

・謹啓(きんけい) 謹白(きんぱく)  

 

謹啓の「謹」という文字には
「謹んで」(つつしんで)という
意味があります。

 

つまり、「拝啓」よりも
謹んで手紙を出しているという意味になります。

 

「敬白」「謹白」には
「白」という文字がついています。

この「白」は色のことではありません。
白す(もう・す)という意味です。

 

要するに
「敬白」は「相手を敬って申し上げます」、
「謹白」は「謹んで申し上げます」という意味なのですね。

 

拝啓・敬具よりも
謹啓・敬白、
謹啓・謹白のほうが
敬意のレベルがあがるわけです。

 

この謹啓・敬白や謹啓・謹白、
使う機会は少ないかもしれません。

だからこそ、
使う時正確に使いたいものですね。

 

 

重要な文書・格式高い文書に
使うといいですし、

目上の人への手紙に使うと
相手の反応も変わってきます。

 

ぜひ活用してみてください。

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

・・・・・・・・・・・・・・・
拝啓・敬具よりもレベルが高い、
謹啓・敬白、謹啓・謹白を使いこなそう!
・・・・・・・・・・・・・・・  

 

こういう手紙のルールや
ビジネス文書のルールって、
知っているのといないのとでは
まったく意味が違ってきます。

 

特に「拝啓」「敬具」のように
ふだんなんとなく使っているものほど
適当に書いてしまいがちです。

 

「意味合い」を知ることで
正確に使いこなせるようになるはずです。

 

特に拝啓・敬具よりも
格式高い謹啓・敬白、謹啓・謹白を
使いこなせば
相手の反応も変わってくるはずです。

 

ぜひ活用してみてくださいね!

 

あいさつのビジネス文書の型(縦書き・社屋移転のお知らせ)

 

今回もビジネス文書の型を
掲載いたします。

 

あいさつのビジネス文書の型です。
縦書きで、社屋移転のご挨拶を書いたものです。

ぜひ参考にしててみてください。

 

☆今回のようなビジネス文書の型を
いまコツコツ作成中です。

興味のある方は
ぜひ活用してみてください。

令和対応版ビジネス文書文例集 書き方一言アドバイス付き

 

ではまた!


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