「させて頂く」ばっかり使っているとバカに見える!間違い敬語を使わないためには「いたします」に言い換えよう!

今日のポイント
「させて頂く」を正しく使うのは難しい。
使いたくなったら「○○いたします」など、
別の言い方にしよう!
間違い敬語を使わないよう気をつけよう!

「私が説明させていただきます」

「一言ご挨拶させていただきます」

こんな感じのセリフ、
聞くことはありませんか?

 

「させて頂く」
という言葉、私はホントによく聞きます。

 

 

何かのスピーチの際や
イベントの際にも、
よく使っていらっしゃいますよね。

「させて頂く」。

 

 

自分では一生懸命
「敬語を使おう!」と頑張っています。

そのため、
必要以上に「させて頂く」ばかりを
使ってしまうんです。

 

ですが、この「させて頂く」って、
実は「間違い敬語」になりやすいんです。

 

これが「間違い敬語」になってしまったら、
辛くないですか?

たとえばこんな感じです↓

「本日司会をさせて頂きます、
○○です。
まずは資料の説明を
させて頂きます。

みなさんのお手元に
配らせていただいたのは
私共のパンフレットです。

まずはこのパンフレットについて
説明させていただきますと・・・」

こんな感じで、
「全セリフ」に
「させて頂く」を使ってしまう人もいます。

 

聞いていると、
へきえきしてきませんか?

  「え、また【させて頂く】のかよ・・・」

いつのまにか

「この人はいったい何回
【させて頂く】を使うのだろう?」

と考え、
【させて頂く】と言うたびに
正の字を書いていく人もいるかも知れません。

ちなみに、私が計測した【最大値】は
5分間で【52回】でした。

 

 

これはよっぽど努力しないと
達成できない数字です。

 

別にこう言ったからといって、
私が「させて頂く」に嫌悪感を持っているわけでは
ありません。

 

 

あまりにも「させて頂く」ばかり言っていると
「バカ」に見えるからです。

おんなじことばっかり言っていると、
なんか頭が悪そうに見えてしまうのです(失礼)

 

その上、
先程言ったように
「させて頂く」を正しく使うのは難しいからです。

 

「させて頂く」を正しく言えるのは
次の場合だけです。

▼文化庁の出した指標:「させていただく」の基準
基本的に他者の許可を得た上で、
自分が行うことについて、
その恩恵を受けることに対して敬意を払っている場合 

 

出典は文化庁の答申です。
文化庁は文部科学省の外局にあたるので、
ある意味「政府見解」とみてもいいでしょう。

 

 

では、具体的には
どんなときに「させて頂く」を使えるのでしょうか?

 

 

まずは「返事」をする場合です。

メールや手紙を先方から受け取った場合、
「メール読ませていただきました」
というのは【正しい】使い方です。

何故かと言うと 、
「読ませていただく」は相手からのメールなので、
「他者の許可」とそのメールを読むことに対し
「敬意を払っている」ので正しい敬語となるのです。

 

あるいは「相手に許可を確認する」場合です。

 「このゴミ、
  こちらのほうで処分させて頂きます」

などというのは【正しい】言い方になります。

 

 

ダメなのは
「自分から何かをする場合」です。

  「一言、私から挨拶させていただきます」

という言い方が当てはまります。

 

これ、 自分の行動に「許可」を聞くことになるので
間違った敬語になるんですね!

 

 

いかがでしょうか?

 

「させて頂く」という言葉を
正しく使うのって
けっこう難しいことがわかりますね。

 

 

では「させて頂く」を
どう直せばいいのでしょうか?

敬語を使う場合、基本的には
「いい敬語を使おう」
と考えないほうがいいです。

むしろ、
「明らかに間違っている敬語を
使わない」ほうが大事です。

 

 

「させて頂く」の間違った使い方を
してしまうくらいなら、
「させて頂く」と言いたいのを
ガマンしたほうがいいです。

 

何故かと言うと、
ここまで見たように、
「させて頂く」を正しく使うのは
難しいからです。

 

 

そのため、
「させて頂きます」といいたいときは別の言い方にしましょう。

 

具体的には、
「〜〜いたします」というようにしてはいかがでしょうか?

 

たとえば、
「ご挨拶させて頂きます」といいたいときは、
「ご挨拶いたします」
と、「いたします」で話せばいいのです。

(「いたします」は謙譲語です)

 

これは就職活動や
大学の面接試験の際、
意識しておくといいでしょう。

面接の中で
「させて頂く」を連発する人がいるからです。

 

作文教室ゆうで
面接試験対策を行う際も、
「させて頂く」を連発する人が多いのです。

 

 

今日のポイントです。

・・・・・・・・・・・・・・・
「させて頂く」を正しく使うのは難しい。
使いたくなったら「○○いたします」など、
別の言い方にしよう!
間違い敬語を使わないよう気をつけよう!
・・・・・・・・・・・・・・・ 

 

ぜひ、「させて頂く」、
気をつけてくださいね!

 

 

ちなみに作文教室ゆうでは
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こちらもお読みください。

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