平社員が「辞表」を出せないって、知ってました?意外と知らない退職届・退職願の書き方

今日のポイント
会社を辞めるとき、出すべきは「退職願」か「退職届」。
平社員は「辞表」を出せません!

☆本日の内容は動画でもお伝えしています。
お時間のない方はぜひ気軽に聞き流してみてください。
【倍速】再生もオススメですよ!

平社員は辞表を出せないって、知っていました?

「こんな会社、辞めてやる!」

ドラマだとこういうシーン、
よく出てきますよね。

 

大体は上司の机の前に立って、
内ポケットから白い封筒をサッと取り出し、
机にバーンッと叩きつけます。

 

そして一言

「こんな会社、辞めてやる!」

そう叫ぶわけです。

 

私も何度と無くこういうシーンを見たことがあります。

 

白い封筒には大体の場合
【辞表】と書いてあります。

…実はこれ、
「間違い」なことも多いのです。

 

 

端的にいうと
【平社員は辞表を出せない】
のです。

 

何故かと言うと、
【辞表】って
部長や課長など「役職がある人」、
または「公務員」が出せる書類なのですね。

 

何の権限もない平社員が出す場合、
【辞表】はおこがましいのです。

(まあ、嫌がらせの意味で出すのは
ありかもしれませんが)

 

平社員なら、「退職願」か「退職届」を出す!

「辞表を出せないなら、
何を出したらいいの?」

 

そんなときに出すべきは
【退職願】(たいしょくねがい)か
【退職届】(たいしょくとどけ)です。

 

警察ドラマだと

「辞表をポケットに入れて
仕事をするのが一人前だ」

などというシーンが出てきます。

 

これは「正しい」使い方です。
何故かと言うと警察官は
「公務員」だからなのですね。

 

役職のない社員がやめるときに
「辞表」を出すのは間違いなのです。

 

退職願と退職届の違い、知っていますか?

 

ちなみに
「退職願」と「退職届」は
意味合いが違います。

 

退職願とは「退職を願い出る書類」、
退職届は「退職を届け出る書類」です。
つまり、退職の意思を撤回できるかどうかが
大きな差となります。
(西脇資哲,2017,
『ストレスゼロの超速資料作成術』あさ出版、120頁)

 

実際のところ
退職するかどうか迷いがちょっとでもあり、
「上司の反応次第では
退職を踏みとどまってもいい」
つもりなら「退職願」で出すほうがいいのです。

逆に、
「絶対やめる!」
ときは「退職届」で退路を断つ必要があります。

 

上司に対して
自分の思いを示せるわけですね。

あなたが上司の立場なら、
「退職願」か「退職届」かで
その人の決意の程度を推し量ることが
できます。

(平社員なのに「辞表」を出してきた時は
突き返すこともできます。
【書式が違うので書き直してね】と言うこともできます)

 

今日のポイント

 

今日のポイントです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
会社を辞めるとき、出すべきは「退職願」か「退職届」。
平社員は「辞表」を出せません!
・・・・・・・・・・・・・・・・・  

 

…私、前の職場、
平社員だったのですが
「辞表」を出しました。

(私立高校の一教諭なので
「平社員」です。
公務員ではありませんし)

 

偉そうだったなあ、
と反省しています。

 

ちなみに辞表を出せるのは
役員以上のほか
「公務員」もOKですので
お忘れなきように!

 

 

なお、退職届や退職願は改まった書類です。

茶封筒ではなく
白い二重封筒、
それも郵便番号などが
印刷されていないものを用意するほうが
正式です。

 

(まあ、嫌がらせの意味で出すなら
使い古しの封筒でもいいと思いますけどね。
あとでこじれるかもしれませんが…)

 

退職届・退職願に書くべき4つの要素!

 

ちなみに退職届/退職願は次の4つが必要です。

 

(1)日付
(2)退職予定日
(3)自分の名前・部署名
(4)押印(ハンコ)  

 

この4つを忘れずに書くことで
円満に退社できるようにしたいですね!

 

逆に、この4つがない場合は
突き返されるかもしれませんので
注意が必要ですね!

 

どうせ辞めるなら、キレイに辞めよう。

 

何事も「終わりよければ全て良し」
という言葉があります。

 

やめるときに変にこじれたら、
お互いに損です。

 

できれば形式面だけでも、
綺麗に辞める技術を身に着けたいですね!

 

「退職届」の文例の型

 

なお、「退職届」の文例の型を
作成しました。

興味のある方はこちらからご覧ください。

 

ではまた!

☆必要な方はこちらもご参照ください↓

☆今回の記事作成には
『ストレスゼロの超速資料作成術』を
参考にしました(詳細・お求めはこちら↓)。

文章の書き方を
基礎から学べるのでいい本ですよ!

 

 


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