「自分はもうこれでいい」と思うと
成長が止まる。
「まだまだ至らないところがあるから
もっと努力する」のを大事にしよう!
目次
あなたは倫理的に行動できる人ですか?
「あなたは仕事をする際、
倫理に基づいて行動していますか?」
この問いに対し、
あなたはどう答えますか?
ここでもし
「はい!」
と自信を持って言った人は
いらっしゃいますか?
自分の「偏見」を自覚していますか?
…この質問に
「はい」
と答えた人は
倫理的でない傾向が強いそうです。
何故かと言うと、
いつも自分が「倫理的に行動している」
と考えている人ほど、
「無意識的な偏見」に弱いためです。
例えばです。
「自分はリベラルだ」
と思っている人は
自分が
「偏見を持っているかもしれない」
という事実を疑いません。
男女の違い、
学歴の違い、
年齢の違い、
体型の違い、
人種の違いなどなど、
「偏見」を生む要素はたくさんあります。
それら全てに、
あなたは完全に「偏見なく」
対応出来るでしょうか?
例えば、あなたの元に
アルバイト希望の学生が2人
来たとします。
2人とも、
ヤル気が大きいです。
履歴書も面接の反応も
どちらも悪くありません。
でも。
片方の学生はあなたと出身校が同じ、
だとします。
どちらかを採用する場合、
あなたは出身校が同じ学生を選ぶでしょうか、
それとも違う学生を選ぶでしょうか。
もし、出身校が同じ学生を選ぶとしたら
それこそ自分が「偏見」を持っている証拠になります。
あるいは学生2人が
片方が男性、片方が女性だとします。
もし性別で判断するとしたら、
それこそ自分が「偏見」を持っている証拠になります。
学生2人が
片方が日本人、もう片方が外国籍だとします。
もし国籍で判断するとしたら、
これもまた自分が「偏見」を持っている証拠になります。
無意識的にパワハラ・セクハラが行われる理由。
…さあ、いかがでしょうか?
誰もが
「自分は差別などしないし、
偏見もしない人間だ」
と自分のことを思っています。
でも、実際は
完全に偏見からも差別からも
離れている人ってほとんどいません。
にもかかわらず、
「自分はリベラルだ」
「自分は倫理的だ」
と考えていると、
その差別自体にも気づかないのですね。
その結果、
知らない間に「セクハラ」「パワハラ」を
行っていたり、
知らない間に差別を行っていたりするのです。
だからこそ、
「自分は倫理的に行動できる」
と考えず、
「ひょっとしたら、
無意識の間に偏見を持っているかもしれない」
と自分自身を謙虚に見つめる必要があるのですね。
ハーバード・ビジネス・レビュー公認の記述
…こんな内容が
『ハーバード・ビジネス・レビュー
意思決定論文ベスト10意思決定の教科書』
という本に載っていました。
この本の第7章
「道徳家ほど
おのれの偏見に気づかない」
という部分に掲載されているのが以上のような話です。
(それを日本向けにアレンジしてみました)
なお、『ハーバード・ビジネス・レビュー』
という雑誌って、
あまり聞き慣れないかもしれない人も
多いかもしれません。
実はこの雑誌、
世界一権威のある経営学の研究誌なのです。
読んでいて、コワくなった本
…私自身、この本を読んでいて
怖くなりました。
何を隠そう、
私自身
「あなたは仕事をする際、
倫理に基づいて行動していますか?」
という質問に、
自信満々で「はい!」と
答えていたからです 笑。
これって、実は怖いことですね。
自分のことって、
自分が一番わかっていないんです。
似たようなことは
「あなたは仕事をする際、
倫理に基づいて行動していますか?」
という質問以外にも当てはまります。
「自分は完璧だ」
と思っている人は
もう努力をしなくなります。
「自分は頭がいい」
と思っている人は
勉強なんてしなくなります。
「自分はもうここまで努力したから
もういいだろう」
と思っている人は
成長がそこで止まってしまいます。
「自分はもう成功したからこれでいい」
と思っている人も
それ以上なにも努力をやらなくなってしまいます。
これって、
怖いことです。
同じことは高校生にも当てはまります。
あまり勉強していない生徒ほど、
「自分はこれで精一杯努力しているから
もう勉強なんてできない」
と思っていることが多いです。
逆に、めちゃくちゃ勉強している生徒ほど
「自分はまだ勉強が足りない」
と思っていることが多いです。
何事も、自分自身に対する認識の違いで、
次の行動が変わってきます。
「自分はもうこれで大丈夫だ」
そう慢心した瞬間
成長が止まってしまうのです。
だからこそ、
「自分はここまで努力してきたけれど、
まだまだ至らないところがあるから
もっと努力する」
という意識が必要ですね。
「自分はこれで十分だ」
と思ってしまうと、
その瞬間 成長が止まります。
売上も給料もそこで止まってしまいます。
これを防ぐには
「自分はここまで努力してきたけれど、
まだまだ至らないところがあるから
もっと努力する」
と、さらに上を目指すという姿勢が必要なのです。
今日のポイント
今日のポイントです。
「自分はもうこれでいい」と思うと
成長が止まる。
「まだまだ至らないところがあるから
もっと努力する」のを大事にしよう!
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「停滞」を乗り越えよ!
実は今回の内容は
自分への戒めの意味でも書きました。
ブログ記事にもたくさん書いてきましたし、
セミナーでもお話していますが、
私は「売上ゼロ、お客ゼロ、嫁のヒモ!」状態から
起業をスタートしました。
半年間は、何をしてもうまくいきません。
ところが、
ブログの毎日更新を行った結果、
他の広報活動を一切行わなくても、
3ヶ月目から売上が着実に上がるようになりました。
その結果をまとめたのが
『ブログで人生大逆転!』という本です。
…ところが、この本を1年前に書いて以来、
自分の中ではちょっとした「停滞」があったのですね。
「365日毎日のブログ更新で
経営を軌道に載せた!」
この意識だけがあると、
それ以上先を目指しにくくなってしまったのです。
冒頭の質問同様、
「自分はもうこれで十分」
と思ってしまっていたのですね。
だからこそ、
私自身さいきんは
「もっと先に行くために何が必要か」
を真剣に考えるようになりました。
各種セミナーやコンサルティングを受けているのも
このためです。
結局、
「自分はもうこれでいい」
という思いになってしまうと
停滞モードになってしまいます。
「もっと先」
「もっと上」を目指すためにも、
「自分はここまで努力してきたけれど、
まだまだ至らないところがあるから
もっと努力する」
という姿勢が必要なのですね。
人生は「停滞」との戦いです。
ちょっとうまくいくと、
「もうこれでいいじゃん」
という甘いささやきが聞こえてきます。
これが人間の弱いところです。
かくいう私も、
けっこうこの「ささやき」に負けています 笑
だからこそ
ここからさらに自分のスキルを高めて、
もっともっと多くの方に貢献できるよう
努力していきたいと思います。
その先に、
自分の成長があると思うからですね。
…というわけで、
今後共よろしくおねがいします!
ではまた!
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