大学院進学のための「逃げ切り」英語勉強法①英語多読法

今回のポイント
大学院入試で「英語」が出題されるなら、
まずは「英文多読」から!
子ども向けの本を読み、英語への苦手意識を払拭しよう!

 

大学院合否を分ける科目。

 

「大学院に行きたいけど、
 どうやって英語を勉強したらいいんだろう…」

 

大学院進学において
意外とネックになる教科があります。

 

 

それは「英語」です。

 

大学院によっては
一般試験で英文問題が出題されるケースも多いです。

 

(社会人入試の場合、
課されないケースもあるので念のため)

 

 

で、英語の点数が一定以上取れなければ
その時点で不合格になるというケースもあるようです。

(早稲田大学大学院など)

 

 

また、直接 英語の試験がなかったとしても
「志望理由書」「職務経歴書」のなかに
TOEICやTOEFLの点数を書く必要がある大学院も
あります。

(北海道大学大学院など)

 

そんなわけで
英語って勉強する必要はあるのですが
なかなか難しいですよね。

 

 

私が今回ご紹介するのは
「英語がニガテ」
という方におすすめの方法です。

 

なので、ここから数回に分けて
大学院入試のための
英語勉強法についてまとめていきますね!

 

 

別に英語を話せなくても大学院には受かるという事実。

 

さて、大学院進学に向けての
英語の学習をする際、
まず知っていていただきたいことがあります。

 

 

それは
「別に英語で話せなくても、
 全くリスニングができなくても
 大学院の入試には受かる」
という事実です。

 

(TOEICやTOEFLの点数を書かせるタイプの大学院ですと、
もちろんリスニングなどへのこれらへの対策も必要ですよ!)

 

 

 

大学院入試の英語試験は
多くの場合「長文を読み取らせて内容を書く」問題や
「英文を和訳する」問題であることがほとんどです。

 

要するに
「読む力」さえあれば「なんとかなる」、
といえます。

 

 

カンタンな洋書を大量に読み、英語アレルギーを払拭しよう!

 

 

そんな「読む力」を付ける上で
オススメの方法があります。

それが「多読」法です。

 

 

これは何かというと、
カンタンな洋書でいいので
大量に洋書を読む、という方法です。

 

『英文多読』という本に詳しいですが、
この方法は

 アメリカやイギリスの子どもたちが読む本を
 徹底的に読んでいくところからはじめよう、

…という勉強法です。

 

 

いくら「英語が苦手」といっても、
たとえば中学1年生の教科書の内容くらいは
大体の人は読むことができるものです。

 

 

なので子ども向け・初学者向けの
カンタンな洋書を購入し、
読んでみることをオススメします。

 

絵本であったり、
イラストが多い本であったり、
使える教材は多様です。

 

この方法の良いところは
「英語がわからない…」
というストレスを感じず進められるところ。

 

続けるなかで英語へのアレルギーが
抑えられていくのです。

 

オックスフォード大学出版の「Book Worms Library」シリーズからスタート!

 

お勧めはオックスフォード大学出版から出ている
「Book Worms Library」シリーズです。

 

 

たとえばこちらは
『トム・ソーヤの冒険』です。

 

 

語彙レベルが「400」単語となっていて、
英語が苦手な方でも読みやすくなっています。

 

 

まずはこういったカンタンな洋書を入手し、
何冊も読んでいくことがおすすめです。

 

「あ、この文章、
なんか意味がわかる!」

 

そういう発見がやる気を引き出してくれるのですね。

 

 

こういった本は内容も面白いので
「趣味」として読めます。

 

まずはこういった段階から
はじめてみるのがオススメです!

 

スラスラ読めるようになったら次のレベルへ!

 

なお、この「Book Worms Library」シリーズには
レベル1〜6までありますので

「同じレベルの本ならスラスラ読める」

ようになったら次のレベルに上がっていくといいですね。

 

 

☆シリーズ一覧はこちら↓
https://www.oupjapan.co.jp/ja/gradedreaders/bookworms.shtml

 

(何を読むべきかは
こちらをご参照ください)

 

 

 

 

 

一つの欠点

 

 

この勉強法には1つ「欠点」があります。

 

 

それは「英語で書かれた文章」に
慣れることはできるのですが、

大学院入試に出るような
「きちっとした論文調の英文」や
「専門用語が書かれた英文」を読み取るには
単語力の点で不足が生じるのですね。

 

 

それを補うためには
後日お伝えしますが、
『院単』『心理院単』などの
大学院入試直結の英単語帳の学習のほか、

文章構造を読み解くための
文法知識の学習も必要です。

 

オックスフォード大学出版「A Very Short Introduction」に移る!

 

 

また、「Book Worms Library」の
1つ上のシリーズに
移ることもオススメです。

 

それが
「A Very Short Introduction」シリーズです。

 

☆一例はこちら↓

 

☆シリーズ一覧はこちら↓
(日本語も書かれているので見やすいです)
https://www.oupjapan.co.jp/ja/academic/vsi/index.shtml

 

 

このシリーズでは様々なテーマの内容、
例えば
「Education」(教育)や「Psycology」(心理学)などについて
分かりやすい英文で書かれています。

 

これ、レベルで言えば
おそらくは
日本で言う「新書」レベルの内容です。

 

 

 

 

ページ数も150ページ程度なので
気軽に読み切れます。

 

 

なので、ある程度英文に慣れてきた段階で
自分の受験したい大学院の
専門分野にあたるテーマの本を選び、
最初から読んでいくのがおすすめです。

 

 

やってみるとわかりますが、
自分が専門とする領域ですと
知らない単語であっても

「あ、この単語、
いつも仕事で使っている
○○のことを言っているのではないか?」

と発見があるのです。

 

 

 

…先程も述べたように
英語が出題される大学院において
英語の出来がすべてを左右することがあります。

 

なので、
まずは今回ご紹介したような本から始めてみてくださいね!

 

 

今回のポイント

 

 

今回のポイントです。

 

大学院入試で「英語」が出題されるなら、
まずは「英文多読」から!
子ども向けの本を読み、英語への苦手意識を払拭しよう! 

 

 

英語が苦手だからこそ。

 

 

今回「英語学習法」をお伝えしているのは
私自身が英語がニガテで
あれこれ勉強してきたからです。

 

 

大学院時代は、
英語でディスカッションをする機会では
硬直してしまっていました。

 

実際、大学受験の頃から
英語はホント苦手でしたね。

 

 

だからこそ、
英語が苦手であっても
「なんとか大学院に受かる」ような学習法については
私は詳しいつもりです。

 

 

なにか参考にしていただければ幸いです。

 

(英文学の大学院を目指す場合などは
今回の内容ではまったく足りませんのであしからず)

 

 

なお今日ご紹介した方法は
受験まで6ヶ月以上期間があるような場合、
英語力の底上げをする意味で役立つ方法となっています。

 

あす以降の記事で
さらに詳しい英語学習法をお伝えしますので
どうぞよろしくおねがいします。

 

 

ではまた!

 

 


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