授業中、ノートを取ることって多いですね。
そのとき、何を意識していますか?
キョトンとしている人もいるかもしれません。
「え、ノートって、ただ書けばいいんじゃないの?」
「黒板の内容を写すだけでしょ?」
そんな人もいますが、中にはこんな人もいます。
「黒板の内容は当然として、先生の話もなるべくメモしています」
「セミナーやワークショップに行く際、疑問点を書きながらノートしています」
「ノートを書く際、【このことは自分の活動に当てはまるとどんな利益があるか】考えています。ただ言われたことを書くだけなら無意味です」
・・・いずれも、私が「ノートってどうやって書いていますか」と聞いた際の返答です。
ノートを取るのって、学生にとっては「日常」です。
当たり前のこと。
だからただ「なんとなく」書いてしまいがち。
ここで考えてみてください。
「なんとなく」ノートを取るのと、
「このことを意識しよう!」と思ってノートを取るの、
どちらの理解が高くなると思いますか?
野球の練習にも似ています。
野球の自主トレはかなり地味です。
「1日素振り300本」・「走り込み30分」などなど。
ダレます。
だからそんな時、つい
「ただ300回だけ素振りした」
「イヤだけど30分走った」という「なんとなく」練習になってしまいがちです。
しかし、ここで考えてみてください。
例えば、次の意識を持つとどうでしょう?
「自分は打撃力が低い。
だからフォームを整えることを意識しながら、
ボールを芯で打てるよう300回素振りしよう」
「この前の試合で、盗塁に失敗してしまった。
確実に盗塁を成功できるよう、
スタートダッシュを意識しながら30分走りこみをしよう」
・・・いかがでしょう。
「なんのためにこの練習をするか」
「自分に何が必要か」
明確になっていますね!
どちらも練習している内容は同じです。
片方は「なんとなく」練習していて、
もう片方は「ここを意識しよう」と考えながら練習しています。
伸びるのはどっちか?
間違いなく、意識をしながら練習している方です。
これは「ノート」も同じです。
ノートを「なんとなく」取るのはもったいないです。
時間をムダにしてしまいます。
「自分はこのことがわかっていない。だからその部分について意識してノートを取ろう」
学生なら、次のように考えるのがいいでしょう。
「この教科、テストにはどこが出るのかな?
どこがテストで聞かれそうかな?」
これを意識してノートを取ると、
ほぼ間違いなく、「あ、ここはテストに出る!」という点に気づけます。
テストに出しやすいところは決まっているんです。
例えば、歴史なら太字のところとその時代の為政者名が聞かれるわけです。
そういうところを授業で話す際、
教員はつい力が入ります。
教員経験のある私が言うんだから、本当です。
「テストでどこが出るんだろう?」と意識してノートを取っている生徒は気付きます。
可哀想なのは、「なんとなく」ノートを取っている生徒。
「どこが大事か」気付かず「なんとなく」授業時間を過ごしてしまいます。
(話も聞かずボーッとしている生徒は論外ですが)
だからこそ、ノートを取る際、
「ここを意識しよう!」という自覚を持つようにしましょう。
大人もそうですよね〜。
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