内容よりも、タイミング。
タイミングを外さなければうまくいく!
目次
令和、発表!
新元号「令和」、発表されましたね!
書いていて気づいたんですけど、
当たり前ですが文章の変換候補に
「令和」って出てこないですね 笑
まさに「最近決まった」という
感じがある元号です。
違和感ありまくりですが、
そのうち慣れるんだろうな、と思います。
ゴールデンボンバーの「令和」、マーケティングが上手すぎる!
ところで、ゴールデンボンバー(アーティストです)の
「令和」という曲、お聞きになりましたか?
この曲、
なんと「令和」と発表された数時間後に
発表されたんですよね!
「どうやって準備していたんだろう…」
と思います。
それでいて、「やっつけ」仕事感がなく、
ちゃんとした曲に仕上がっています。
このスピード感、
驚きました!
ゴールデンボンバーって、
正直、「女々しくて」という曲以外には
あまり印象に残っていないアーティストだと考えていました(失礼)
ところが、
新元号発表当日に「令和」という新曲を
リリースしているんですよね!
この新曲を聞いていて
「ものすごく上手いマーケティングだな」
と感じました。
おそらく、多くの方も
そう感じたことと思います。
この曲、
新元号を連呼するんです。
今のタイミングで元号を連呼する歌をリリースしたら、
ほかのアーティストは似たようなことをできなくなります。
(元号を連呼する曲が他にあるかというと
よくわかりませんが…)
もう流れているかもしれませんが、
コンビニやドラッグストアなどでも
ずっとこの曲は流されることでしょう。
新元号について歌っている「だけ」の曲であっても、
おそらく紅白に呼ばれることでしょうね。
(呼ばれなかったら逆にすごいです)
それだけでなく、
「元号は何になるんだろう…」と
考えていた人たちの気持ちも代弁しているので、
「令和」という元号のイメージにも
直結していくように思うのです。
おそらく、数十年後に
改元当初が振り返られる時にも
必ず流れる曲でしょう。
「改元を祝った曲が発表され、
大流行になるなど、
改元は人々に好意的に受け入れられました」
きっと、こんなナレーションも入るんでしょうね。
ホントにいい曲?
正直、ゴールデンボンバーの「令和」という歌が
いい曲かどうかはわかりません。
ですが、昨年はやった
「U.S.A」的なノリと、
まさに「今・この瞬間」に
受け入れられる要素を持っています。
考え抜かれたマーケティングであるように感じます。
なお、マーケティングというのは
「営業を不要にすること」(ドラッカー)です。
つまり「ほっておいても売れる」状況を作るのが
マーケティングの目的なのです。
そこから考えると、
このゴールデンボンバーの「令和」は
マーケティングの究極的な成功例だと思うのです。
今日のポイント
今日のポイントです。
内容よりも、タイミング。
タイミングを外さなければうまくいく!
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内容よりも、タイミングを外さないことを優先せよ!
ゴールデンボンバーの
「令和」って、
ホントにいい曲かどうかというと
わかりません。
ですが、
「タイミング」を外さなかったからこそ、
話題にもなりましたし、
これから流行っていくことになると思います。
「令和」という曲の内容がイマイチ、
というわけではないんですが、
内容よりも「タイミング」で上手くいっている
マーケティングの成功例だと思います。
これってマーケティングだけでなく
すべてに役立ちますよね。
例えば日常生活の中では
「内容は問われないけど
タイミングだけが問われる」
機会はかなりたくさんあります。
その1つが「お礼」です。
たとえば、あなたが
知人よりお菓子を贈っていただいたとしましょう。
ピンポン、と家のチャイムが鳴り、
宅配便が届くのです。
お礼は「その日」に送るのが定番!
このお菓子へのお礼って
「タイミング」だけが問われます。
基本的に、
届いたその日にお礼状を書くか
お礼メッセージを送るのが定番です。
内容は、ホントに「なんでもいい」のです。
別に「ありがとうございます」一言でも
いいわけです。
(書き言葉の場合、
「ありがとうございました」と過去形にするのは
NGです、念のため)
お礼のメッセージの中身は
一切問われません。
むしろ、
「受け取ってすぐ出したか否か」
が問われます。
内容よりもタイミングだけが問われるのです。
作家・中谷彰宏さんの名言に
「お礼と返信はすべてに優先する」
という言葉があります。
特にお礼は
「最優先で」送ってしまえばいいのです。
そうすれば先方に喜んでいただけます。
最悪なのは
「内容をじっくり考えよう」と思うあまり、
「結局お礼を送れませんでした」
というパターンです。
先方に失礼ですし、
「ああ、自分はだめだ」と
思ってしまいがちです。
大事なのは「内容よりも
タイミングを外さないこと」です。
マーケティングでも、
日常生活でも、
意識してみてくださいね!
ちなみに私も
令和の「流れ」に乗ってみました 笑
ではまた!
準備自体は簡単だったはず。
新元号が決まった直後に「令和~」の部分収録し挿入されてますね。
例えばこれが「昭和」や「明治」、果ては「宇宙」だったとしても
「令和~ 時は流れて~」の「令和」部分だけ抜いて作っておき、
何を挿入しても違和感が無いように上手く出来てます。
使った映像も「令和」が必要な部分は意外と少なく、
歌詞に関しても平成が終わり新しい時代を歌った物なので、
「令和」と言う文字に関する歌詞は含まず、
どんな元号が発表されても違和感を感じないように作ってあります。
極力挿入部分を抑える事で、発表からリリースまでのタイムラグを少なくし、
話題を掴むと言う計画性は凄いです。