作文の書き方94 意味はわかるけどスッキリしない文章。実は対比関係がねじれているのかも?





今日のポイント
スッキリした文章を書くコツ!
対比の内容を書く場合、
対比の対象と内容が一致しているか確認しよう!

言っていることは分かるけど、スッキリしない文章。その原因は?

 

☆今回の内容は動画でもお届けしています。
お忙しい方はぜひ気軽に聞き流してみてください。

 

  「う〜ん、
   この文章、
   言っていることはわかるんだけど
   いまいちスッキリしない文章なんだよね…」

そう思うことって、
無いでしょうか?

 

おそらく、
思い当たる方も多いんじゃないでしょうか。

 

私は先日
ある方の文章添削を行いました。

 

Aさん、としましょう。

Aさんはこんな感じの文章を
書いていらっしゃいました。

 

(少し内容を変えています)

 【Aさんの文章】
現在の北海道ではスープカレーの知名度が高いが、
20年前はお店の数も少なかった。 

 

この文章、
意味はよくわかります。
言っていることはわかります。

ですが、ちょっと読みにくく感じませんか?

 

なんでしょう、
言っている事はわかります。

 

でも、何か違和感を感じるのです。

 

 

この違和感の理由、
どこにあると思いますか?

 

 

この文章は
「対比」(たいひ)の文章です。

対比の文章とは、
何かと何かを比較する文章のことです。

 

実は、Aさんの文章に覚える違和感の理由は
「対比」(たいひ)のねじれにあるのです。

 

対比の文章のパターンを知ろう!

 

Aさんの文章を詳しく見る前に、
基礎的な内容を確認していきます。

 

対比の定番パターンを見てみましょう。

   【定番パターン】
Aさんは足が速いが、
Bさんは足が遅い。 

 

この文章、いかがでしょうか?

 

対比している対象が明確です。
AさんとBさんを比較していることがひと目で分かります。

その上、
比較している内容も明確です。
「足が速い」に対し「足が遅い」と
正反対の内容になっています。

 

これが対比の定番パターンなのです。

つまり
(1)対比の対象(Aさん・Bさん) と
(2)対比の内容(足が速い・足が遅い) とが
明確なのです。

 

 

ここまで、いいですね。

 

 

それでは
Aさんの文章を見てみましょう。

 【Aさんの文章(再掲)】
現在の北海道ではスープカレーの知名度が高いが、
20年前はお店の数も少なかった。 

 

 

まずは(1)対比の対象を見てみましょう。

ここでは
「現在の北海道」と「20年前(の北海道)」が
対比されています。

「現在の北海道」と、「20年前(の北海道)」を
比較しているわけです。

 

ここの対比は明確ですね。

 

それでは(2)対比の内容を見ましょう。

(2)対比の内容は
「スープカレーの知名度が高い」と
「お店の数も少ない」とになります。

 

 

実は、ここに問題があるんです。
Aさんの文章に感じる違和感は、
この(2)対比の内容にねじれがあるからです。

 

本来、
「スープカレーの知名度が高い」と対比の関係にするには
正反対の内容を書くべきなのです。

 

「スープカレーの知名度が高い」と正反対の内容にするには
どう書けばいいでしょうか?

 

「スープカレーの知名度が高い」と対比になるのは
「スープカレーの知名度が低い」のはずです。

 

 

「知名度が高い」と「知名度が低い」とで
対比になるはずなのです。

 

ところが、Aさんの文章では
「お店の数も少ない」が書かれています。

 

「スープカレーの知名度が高い」という文章の
対比としては不適切なのです。

 

それに、「お店の数も少ない」というのは
具体的な内容です。

一方、「スープカレーの知名度が高い」というのは
「お店の数も少ない」に比べれば
抽象的な内容です。

 

対比を作る際は
抽象度を同じにする必要があります。

 

 

つまり、「スープカレーの知名度が高い」には
同じくらいの抽象度の内容を書くべきなのです。

 

Aさんの文章を修正してみると…

 

では、実際にどう書けばいいんでしょうか?
修正した内容を示します。

 【修正した文章】
現在の北海道ではスープカレーの知名度が高いが、
20年前はスープカレーの知名度が低かった。
そのため、スープカレーのお店の数も少なかった。

 

いかがでしょうか?

 

先程の文章よりも
スッキリ理解できるようになったのでは
ないでしょうか?

【修正した文章】では
対比の関係が明確になっています。

 

(1)対比の対象は
「現在の北海道」と「20年前(の北海道)」と明確です。

また、
(2)対比の内容も
「スープカレーの知名度が高い」と「スープカレーの知名度が低い」とで
きれいな対比になっています。

 

元から書いてあった「お店の数も少なかった」は
次の文に持ってきました。

 

そうすることで
抽象度が一致して
わかりやすい内容になったのです。

 

スッキリしない理由は対比の「ねじれ」にある!

 

いかがでしょうか?

文章を書く時、
ねじれた文章を書いている人って
たくさんいらっしゃいます。

 

 

ねじれの理由は
きちんとした対比になっていないことが
理由となっています。

特に「〜〜だが〜〜」、
「〜〜しかし〜〜」、
「〜〜、一方〜〜」などと
何かと何かを比較する文章を書く際、
今日の内容を意識してみてくださいね!

ではまた!


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