転職・起業する場合も、
まずは現職に真剣に向き合うことから!
今週、作文教室ゆうへ
企業研修の依頼が殺到しています。
ありがたいことですね!
講師として研修を行う際
思うことがあります。
それが
「高校教員をやっていてよかった」
ということです。
私は以前、
私立高校で教員を行っていました。
4年間の高校教員経験が、
講師としてのいい修行になった気がするのです。
教員って、授業だけやっていればいいわけではありません。
授業だけではなく
多くの業務を行う必要があります。
生徒との面談、
保護者への連絡、
校内行事の準備、
中学校への営業活動などなど
さまざまです。
校内での職員会議も
意外なほど時間が奪われます。
これらの対応だけで
1日が終わります。
結果、授業の準備は
「残業」や
「家での持ち帰り仕事」に
なってしまうのです。
つまり、教員が提供すべき1番のサービスである
「授業」に時間をかけることが難しくなるのです。
残業や持ち帰り仕事として授業準備をしても
そんなに良い授業なんてそうそうできません。
だからこそ授業のクオリティが
どんどん低下してしまうのです。
結果、生徒が聴いてもつまらない授業に
なってしまいます。
…この悪循環に、
高校教員としてめちゃくちゃ悩みました。
日々いくら努力しても、
結局授業準備は残業や持ち帰り仕事に
なってしまっていました。
「もっと良い授業にしたいのに、
どうすればいいんだろう…」
もどかしい思いも持っていました。
それに、高校教員って
教えることは膨大です。
日本史なんて、
教科書は300ページを超えます。
すべてを教えると1年では足りません。
めちゃくちゃ情報量が多いです。
結果、教科書を解説するだけの授業になってしまいます。
教える事自体が多いので
毎回の授業準備は
真剣に行なうほどめちゃくちゃ時間がかかるのです。
ただでさえ時間がないのに、
教える内容も膨大にある。
いい授業をするための準備なんて、
なかなかできません。
私がそうだったということは
多くの先生がこのジレンマと戦っているはずです。
でも。
こういうことを考えると、
「私がいま企業研修の講師として
仕事ができることって
とても幸運なことだな」
と思います。
何故かと言うと、
講師の仕事って、教員と違い
生徒面談や保護者への連絡、
行事の準備などの
手間があまりかからないからです。
はっきり言うと、営業活動くらいだけです。
そのため純粋に講義の準備に
時間をかけることができます。
しかも、一度メインの流れができてしまえば
同じ内容をお話しても講座が成立するのです。
受講する人が毎回違うので、
同じ内容でも問題がないのです。
結果、
同じ内容を何度も講義することで、
説明もより上達していきます。
こう考えると、
講師の仕事って教員からすると
「夢」のようです。
だって、純粋に授業の内容の検討に
時間を掛けることができる上に、
何度も同一の講座を担当することで
説明スキルも高まっていくからです。
それに高校生と違い、
社会人は概して真面目です。
高校生って、ちょっとでも抽象的な話をすると
容赦なく寝ます。
ひどい時は授業中立ち歩きます。
最悪の場合は授業の邪魔をしてきます。
そう考えると、
社会人の研修って
「天国」です。
当然、仕事が立て込んでいるためか
眠そうな顔をする人はいますが、
堂々と突っ伏して寝る人はさすがにいません。
それに、いくらつまらないからと言っても
立ち歩いて研修会場を出ていく人はいないのです。
ここまで書いてきて思うのは、
講師という仕事のありがたさです。
昨日6/8(金)はありがたいことに
「コミュニケーション接客能力向上講座」という講座を
同じ日に2回も開催できました。
資料は同じでも、
2回とも違う説明の仕方・進行の仕方をしています。
説明の仕方も、受講生に合わせて変えています。
これも同じ内容で何度も授業しているからこそ
できることだな〜と思うのです。
前職の経験が、
いまの講師業につながっているのです。
こう考えると、
前職で真剣に悩み挑戦してきたことが
自分を鍛えてくれたことに感謝の念が湧いてくるのです。
今日のポイントです。
転職・起業する場合も、
まずは現職に真剣に向き合うことから!
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これをお読みの方の中にも、
転職・起業を考えている方もいらっしゃることでしょう。
転職や起業を考えると、
いまの仕事への真剣度が下がっていくものです。
でも、次の仕事・自分の起業には
今の仕事の経験が役立つ点も多いはずです。
そのために、今の仕事に真剣に向き合う姿勢を
忘れないようにしてみてくださいね!
なお、
6月の研修、おかげさまで盛況です。
会社の業績アップのためにつながる研修を
各種用意していますので、
ご興味のある方はぜひご連絡ください。
☆企業研修の詳細はこちら!
http://nomad-edu.main.jp/www.school-edu.net/houjin
ではまた!
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