なんと受講生の本の出版が決まりました!本を出すためにはまずこれから始めよう!

今日のポイント
本を出したいなら、まず原稿を書き上げる!
誰かにアドバイスしてもらってから、
出版社に持ち込もう!

 

「私、絵本を作りたいんです!」

作文教室ゆうの社会人向けコースに
来てくださっている方がいます。

 

Aさん、としましょう。

女性経営者の方で、
「自分の闘病記を本にまとめたい」
という強い思いを持っていらっしゃいました。

この闘病記、
読みやすいようにあえて絵本の形にすることを
希望なさっていました。

ガンを克服した経験を本にまとめることで、
多くの方の希望になりたい。

 

そういう思いをもっていらっしゃいます。

 

 

それ以来、
3ヶ月ほど、
月2回ずつ通学なさっています。

 

書いてきてくださった原稿を私が添削し、
絵本の挿絵を見ていきます。

 

「どのページにどの絵を配置するか」
も話し合って決めていきました。

 

原稿レイアウト、
絵の配置などの編集作業も
私が進めていきました。

 

 

 

その結果…

先日、ついに冊子の形に
まとめることができました!

 

実に54ページにもわたる
絵本です。

 

ガンの宣告後、
「何で私が…」
という揺れる想いが描かれています。

 

病室がにぎやかすぎて
「一人になりたい…」
という切実な思いを抱いたシーンもありました。

病院食に飽きたとき、
モスバーガーで「エビバーガー」
食べた時の感動もつづられていました。

必至で治療法を探し、
あきらめず努力する様子が伝わってきます。

抗がん剤で抜ける髪の毛を
涙をためて見つめるシーンもありました。

最終的には完治させ、
医者に驚かれるほど回復なさったそうです。

 

 

Aさんの闘病の様子を読んでいて
私の胸にもジーンと感動が広まりました。

 

「いい本だな…」
と思いつつ編集していました。

 

Aさんの本、
もともと知り合いに配布するため、
10数部ほど印刷する予定でした。

そのため、私の事務所で印刷したものを
キンコーズで製本してお渡しする計画だったのです。

 

ところが…。

 

 

ある日、Aさんからメッセージが来ました。

 

「藤本先生!
私の本、出版されるそうです!」

びっくりして返信を書くと、
こんな内容が返ってきました。

 

「イベントで知り合った編集者の方に
藤本先生に作ってもらった原稿を読んでもらいました。

そうしたところ、
【この本、良い内容だからうちから出版しますよ!】
と言ってもらえたんです!」

 

Aさんはとても嬉しそうでした。

私もうれしい気持ちでいっぱいになりました。

 

 

Aさんの闘病体験が
一部の人だけに見られるのではなく、
出版されることで
より多くの人に読んでもらえることになるからです。

 

読者の中には
いままさにガン宣告を受けた人もいるでしょう。

家族から本を受け取り、
病室のベッドで読む人もいるはずです。

Aさんがあえて絵本の形にこだわったのは
「病気で寝ている人も読みやすいようにしたい」
という配慮からでした。

 

Aさんの優しい思いが
出版という形にまとまったのだと思います。

 

Aさんからは次のようにも聞きました。

「藤本先生のところで
文章を直してもらっていなかったら
この出版の話はなかったと思います」

ありがたいコメントでした。

 

 

 

出版社の人もヒマではありません。

原稿を見てもらいに
著者志望の人が原稿を常に
持ってきています。

 

中には書きかけの原稿もあれば
内容がぐちゃぐちゃの原稿もあります。

 

Aさんの原稿は
そのまま印刷すればいいレベルまで
仕上がっていました。

 

当然、今後プロの編集者による直しは入ると思いますが、
出版社の人にとっても
仕上がりがイメージしやすくなっていたのだと思います。

(1)原稿持ち込みの前に、
一度原稿を誰かに直してもらう。

(2)アドバイスを受け、
書き直す。 

 

この2点を出版社に持っていく前に行っておくことで、
「出版」というゴールにたどり着きやすくなるのだと
思います。

 

「いつか、本を出したいんです」

こういう思いを持っている人って、
多いですね。

 

でも、「本を出したい!」人って
出版社から依頼を受けるのを「待って」るだけなんです。

 

本当に本を出したい人は
Aさんのように
まずは原稿を「書き上げる」ところまで
行なうことをオススメします。

 

書いた原稿を誰かにアドバイスしてもらい、
形を整えた上で
出版社に持っていくんです。

出版社の人も
あなたが
「きちんと本1冊を書き上げられる人か」
見ています。

すでに書き上げた原稿の厚みを見て、
本を書ける人かどうかを判断するのです。

「本を出したい!」
という人はまず原稿を書き上げ、
誰かにみてもらうところからスタートしましょう!

特に、定期的に原稿を見てもらえる場所があれば、
【次までに〜〜ページ書こう!】と決めて
進んでいくことが出来ます。

 

私・藤本もそのお役に立てれば幸いです!

 

 

Aさんの本、
実際の出版は今年の秋ごろ、だそうです。

Aさんの闘病記の出版、
私もいまから楽しみです。

ではまた!


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