年度末に「自己評価シート」を書かされる人、必読です!【残念な情報】を伝えるときは、 切り口を変えて【プラス】にならないか 考えてみる! 伝えるときは【ネガティブ】なことを先に言う!

今日のポイント
【残念な情報】を伝えるときは、
切り口を変えて【プラス】にならないか
考えてみる!
伝えるときは【ネガティブ】なことを先に言う!

 

☆今回の内容は、
年度末に「自己評価シート」を書かされる
会社員の方必読の内容です!

 

突然ですが、
あなたが不治の病で寝ているとします。

余命も、半年を切りました。

 

そんなとき、あなたは
名医と出会います。

 

2人の名医を紹介されました。

 

2人について調べてみると、
こういうことがわかりました。

Aさんという名医は
「成功率50%」です。

一方、Bさんという名医は
「失敗率50%」でした。

 

さて、あなたはAさんとBさん
どちらの手術を受けたいでしょうか?

 

 

…当然、Aさんの手術ですよね。

「成功率50%なら、
こっちに命を預けたい!」

そう思いますよね。

 

ただ、勘のいい方は当然
お気づきになったと思います。

 

AさんもBさんも、
手術の成功率は【同じ】なのです。

 

どちらも手術の成功率50%ですし、

失敗率50%なのです。

もっと露骨に言えば、AさんもBさんも
【生存率50%】であり、
【死亡率50%】であるのです。

 

 

似たような話があります。

歌手のさだまさしさんが言っていたネタです。

こんな話です。

 

福島県名物の〈赤べこ〉の話です。

福島土産の民芸品、
その定番が〈赤べこ〉ですよね。
(福島県会津地方の民芸品です)

赤べこって、
見た目は牛そのものです。

 

さだまさしさんは

「べこと牛って、どう違うか知っていますか?
べこと牛って、実は違うんです」

と言って、こう説明します。

「べこと牛って、違うんです。
べこは耳の上にツノがありますが、
牛はツノの下に耳があるんです」

さあ、あなたは べこ と牛の違い、
分かりましたか?

 

 

…どちらも〈同じ〉ですよね。

 

つまり【べこ=牛】なのです。

 

 

…書き言葉だと一瞬で気づく人も多いのですが、
音声だけで言うなら
多くの人を騙すことが出来ます。

 

 

これも、
全く同じものを言い換えただけ、
ですよね。

 

 

同じものでも、
【切り取り方】
【見る角度】によって
大きく変わります。

 

このことを【リフレーミング】と言います。

ものの見方(フレーム)を
変えていくということです。

 

失敗率50%は成功率50%に
見方を変えられますし、

耳の上にツノがあるということは
ツノの下に耳がある、ということでもあります。

 

表現の仕方を変えるだけで
違う見方が可能となるのです。

 

だからこそ
「書く」力に意味がある、
と言えるでしょう。

 

私も講座で
こんな話をします。

「あなたはAさんとBさん、
どちらと仲良くなりたいですか?

Aさんは【足が臭いけど、頭がいい人】です。
Bさんは【頭がいいけど、足が臭い人】です。

どちらと仲良くなりたいですか?」

 

AさんもBさんも、
どちらも【言っている内容は同じ】です。

 

どちらも
【足が臭い】人ですし、
【頭がいい】人です。

 

でも、どうせなら
【足が臭いけど、頭がいい】Aさんと
仲良くなりませんか?

 

 

同じ情報でも
【ネガティブなことを先、
ポジティブなことを先】
に言うだけで、読み手の反応は
大きく変わるのです。

 

 

試しに、次の例で
考えてみましょう。

 

次の2つのうち、
どちらの方が【いい反応】を受けますか?

 

A「売上目標には達しなかったが、
前期1.5倍の売上を成し遂げることができた」

B「前期1.5倍の売上を成し遂げることができたが、
売上目標には達しなかった」

 

おそらく、Aのほうが
いい反応を受けるはずです。

 

Aの報告をしたら
「うん、よく頑張ったな!」という
上司の笑顔がありそうです。

一方、Bの報告をしたら
「お前ら、もっと頑張れよ!」という
上司の叱責がありそうです。

 

 

AもBも、
全く同じ情報です。

 

でも並べ方・見る角度を変えることで
全く違う印象になりますね。

 

文章を書くということは
「どの切り口で書くか」
ということでもあります。

 

 

切り口(フレーム)次第で、
相手の反応が大きく変わります。

 

これが役立つのは、
「相手にとって残念な情報」を伝えるときです。

 

 

売上目標に達しなかった事実を伝えたり、
手術の成功率が低かったり、
リストラの対象になったことを伝えたりする場合です。

 

そんなとき、

 

「売上目標に達しなかったけど、
前期の1.5倍の売上を達成できた!」

「手術の成功率はなんと50%もある!」

「リストラになることで、
前々からおっしゃっていた【独立】のチャンスが
開かれましたね!」

 

…と言ってあげることで
相手もちょっと喜んでくれるはずです。

 

きょうのポイントです。

・・・・・・・・・・・・・
【残念な情報】を伝えるときは、
切り口を変えて【プラス】にならないか
考えてみる!
伝えるときは【ネガティブ】なことを先に言う!
・・・・・・・・・・・・・

 

このルールで表現してみては
いかがでしょうか?

 

もうすぐ3月決算期末。

思えば私が前の職場にいたときも

「目標には達しなかったものの、
前年度1.5倍の結果を出すことができた」

などと自己評価シートに書いたものでした。

 

ぜひ、年度末に「自己評価シート」を出す人は
参考にしてみてくださいね!

 

ではまた!

☆今回の話は
3/10(土)の
【一生トクする!テンとマルの打ち方】講義でも
お伝えしました。

「とてもタメになりました!」
「文章を読むのがちょっと楽しくなった!」

と言っていただけました!

お越し下さり、ありがとうございます!!!


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