小学校時代から「作文」は「嫌いな授業」の上位に入ります。
特に嫌われているのは「読書感想文」です。
本を読むだけでもイヤなのに、無理やり感想を書かされる。
しかも読む本もマンガや軽いエッセイではなく重い本・つまらない本・昔の本を読まされる。
そんなイヤな思いから、作文嫌いになる人もたくさんいるでしょう。
このブログでも何度か書きましたが、本当は作文は楽しいものなのです。
楽しいはずの作文をつまらなくさせているものは、一体何でしょう?
それは「自分の思ったことをそのまま書く」ことなのだと思います。
作文は自分の思いを書くもの。
そう考えている人も一定数いるようです。
「思ったように書きなさい」という学校での指導がうまくいっていないのかもしれません。
では、どう考えると作文は楽しくなるのでしょう?
それが「ウソ」を書いてもいい、と気付くことなのです。
作文を読むだけで書き手の気持ちが分かることなんてありません。
小中学生の作文にはやたら「びっくりした」「楽しかった」が出てきますが、驚きも歓びも日常の中にそんなにたくさんあるはずありません。
小中学生は語彙がないから、「びっくりした」「楽しかった」と書きます。
しかも学校で「思ったように書きなさい」と言われているので、無理に「びっくりした」り、「楽しかった」りしているのです。
読んでいて無理を感じてしまうのはそのあたりです。
であれば考え方を変えて、「作文ではウソの気持ちを書いていい」と考えてみましょう。
自分の今の思いと作文は完全に違うもの。
だから堂々と書いてみましょう。
すると無理のない文章になるはずです。
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