長い文章って、読みにくいです。
ブログのある現在、「めちゃくちゃ長い」文章は少なくなりつつあります。
ブログは改行という文化を日本語にもたらしました。
短い文でハッキリ示す、というのをブログは示してくれています。
このブログの良さを通常の「書き言葉」でも使うべきです。
ブログの良さを作文で活かすのが今日の作文のコツ㉗「一段落で『言いたいこと』は一つ」原則です。
ブログでは文章ごとの固まりと「改行」(何も書かない行を置くこと)で「言いたいこと」をまとめています。
書き言葉では一段落に「言いたいこと」を一つだけ書きます。
一段落とは、書き言葉でいう「一マスさげる」ということです。
例を挙げましょう。
私が好きなスポーツは野球です。特に好きなチームは日本ハムファイターズです。やはり二刀流で有名なあの選手を外すことはできません。他に私はサッカーも好きです。やはり好きなのはコンサドーレ札幌です。
この例の場合、「野球で日本ハムファイターズが好き」というのと「サッカー好き」という2つの情報が入っています。
別に長い文章ではないので「読みにくい」ところまで行っていませんが、情報を整理したほうがいいでしょう。
私が好きなスポーツは野球です。特に好きなチームは日本ハムファイターズです。やはり二刀流で有名なあの選手を外すことはできません。
他に私はサッカーも好きです。やはり好きなのはコンサドーレ札幌です。
ちょっと2段落にわけてみました。
ちょっとだけですが、理解がしやすくなります。
昔の日本語の文章って、本当に一段落が長いんです。
本の1ページまるまる一段落というのもザラです。
日本語は「ブログ」によって書き方が変わりました。
「ブログ」以前より、文章は短くなりました。
段落も短くなりました。
私はブログ文体が大好きな人です。
それは「会話する」文体に近いからです。
会話も、片方がずーっとしゃべっていると盛り上がりません。
単にずっと聞いているだけになります。
ブログは一文・一段落が短い分、読者に「考えさせる」特徴があります。
改行のスペースを見ている間に、読者の思考を促し「これって、こうじゃないかな」という発想を引き出します。
一段落も短いほうが読者の発想を引き出してくれるのです。
コメントを残す