増田寛也氏講演会で感じた「いい質問」の大事さ。ニセ学生作戦、大成功!

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今日のポイント
講義や勉強会では
「質問」を考えながら話を聞け!

講演会の際、
講師が
「何か質問はありますか?」
と聞くことがあります。

 

こういう場合って、
だいたい「質問」は出ないですよね。

 

出るとしたら
「質問」と「意見」をはき違えた
オッサンがいう「ダラダラ意見」です。

 「お話の中であった●●についてですが、
以前私はこんなことがあって、
それでその後こうなって…。
だから私はこういう風に思っていて…」(以下略)

「質問」ではなく、
ただ自分のどうでもいい意見を言うだけ。

 

しかも5分は続きます。

まわりはダレだします。

講師も呆れ顔になります。

しかもこういう「ダラダラ意見」って
唐突に終わります。

 

話していた人が講師を見つめます。
「さあ答えてください」的な
表情です。

 

講師は何を聞かれたか分からず、
会場内にドヨンとした空気が漂います。

 

…あなたもこういう「ダラダラ意見」、
講演会の質問の場で聞いたことありませんか?

 

 

私はしょっちゅうです。

そのため、
「ダラダラ意見」が始まったら
途中で話を聞くのをやめます。

手元の本なり手帳なりを見て
別のことを考え始めるのです。

そして講師に同情します。
「かわいそうだな」と思うのです。

 

 

 

…そんなわけで私、
自分が講演をする際、
あんまり質問の時間を取りません。

取っても
ほとんど質問がないからです。

「何か質問はありますか?」
のあと、誰も挙手がないと
この時も会場にドヨンとした空気が
広まってしまうのです。

また、私があまり質問の時間を取らないのは
「ダラダラ意見」をいう
困ったオッサンが出てくるのを防ぐためです。
(高齢の方が多いほど、こういう困った人が多い気がします)

だから講座が終わったあと、
質問に来てもらうのを待つようにしているのです。

 

…私も講師の仕事をするようになり、
「質問」の時間の怖さを実感するようになりました。

 

だから2018年1月12日に
北海道池田町の「脳トレ講座」の
講師を務める際、
「質問」時間は一切取らないつもりです。

 

 

さて、ここまで講演会の
「質問」について考えてきました。

 

講演会の「質問」って、
難しいのです。

でも、時たま
「鋭い質問」が出る時があります。

 

講師も、心なしか嬉しそうです。

こういう「鋭い質問」が出ると、
講演会がグッと盛り上がります。

だから講演会の「質問」は難しいのですが、
この「盛り上がる」可能性もあるため
なくすわけにもいかないのでしょう。

 

 

この話を何故するかというと、
先日、ある講演会に行ったことをお伝えするためです。

この講演会、
札幌市のある大学講堂にて
行われました。

 

本州から有名人がやってきます。
(元岩手県知事で元大臣の増田寛也氏です)

学生は「授業」として参加をしているほか、
私のような社会人も参加できる場でした。

 

「地方創生」についての
増田寛也氏の話。
理路整然としていました。

 

非常に勉強になる講演会でした。

 

「地方消滅」や「地方創生」について
私の視野が広がりました。

 

 

でも。

「何か質問はありますか?」
の時間が始まります。

私はちょっとイヤな予感がしました。

案の定、予感が的中します。

「何か質問はありますか?」のあと、
誰も挙手をしません。

 

シーンとする会場。

 

 

5秒後、
大学の教授が
聴衆を代表する形で
「質問」の形で「感想」を述べていました。

 

 

…ここで私は思いました。

 「やばい、このままだと
講師の人に
【この大学は大したことない大学だ】
と思われてしまう…」

実は大学のレベルというのは
講演会の際に明らかになります。

 

著名人の講演会なのに
学生から何も質問がないということは
【この大学は積極的な学生がいない】
という証拠になってしまうのです。

 

状況もよくありませんでした。

「授業」の一環として行った講演会には
「イヤイヤ」参加する学生も多いです。

 

そういう学生はそもそも質問しないでしょう。

このままだと講師に
【大したことない大学だ】と
思われてしまいます。

 

別に私はそこの大学の学生でも
卒業生でもありませんが、
札幌の学生のレベルを低く見られるのは
イヤです。

 

私はそこであることに気づきました。

  「そうだ、自分が学生のフリをして質問しよう!」

ちょうど私はその日奇跡的に
「私服」でした(私は平日はほぼスーツです)。

 

「学生」のフリをして
質問できそうです。

さきほどの教授の「感想」の後、
「最後に、何か質問はありますか?」
という問いかけがありました。

 

 

手を上げたのは、案の定、私だけでした。

 

 

意を決して挙手をした私。

 

 

こんな質問をしました。

 「増田先生のお話、興味深く拝聴しました。
以前、先生の『地方消滅』を拝読していたため
とても実り多い時間でした。

先生は『地方消滅』のなかで
「ダム効果」について述べていらっしゃいます。

地方から人口が流出する際、
一部の地方都市がその歯止めになる
という理論です。

北海道において先生は
札幌と帯広などが「ダム効果」を発揮していると
述べていらっしゃいました。

そこで質問です。

地方創生のためには
【選択と集中】のようなことも必要だと思います。

つまり、北海道に179も市町村があるのは
多すぎると思うのです。

そのため、今後「ダム効果」を発揮する
地方都市を中心に
さらなる市町村合併が必要だと思うのですが
先生のご意見はいかがでしょうか?」

…ダラダラ書きましたが、
ざっとこんな内容です。

(内容については解説しません)

 

なぜ全文載せたかというと、
 「知性のある学生が
  言いそうなこと」
をその場でまとめたものだからです。

 

講師の増田氏は
心なしか嬉しそうでした。

 

たぶん、増田氏には
私は「学生」に見えたと思います。

 

一矢報いることができた気がします。

 

「いい質問」だったかはわかりませんが、
少なくとも
「ダレる」質問ではなかったのは事実です。

 

たまたま講演会に来ていた
知り合いに
「僕も聞きたかった質問でした!」
と言ってもらうこともできましたし。

 

作戦、成功です。

 

 

なぜ私は今回、
このような内容を書いたのでしょうか?

 

それは
「質問」の大事さをお伝えするためです。

 

講演会でも授業でも、
「いい質問」をするのは大変です。

 

でも、「いい質問」をする人は
例外なく「知性のある人」です。

(「ダラダラ意見」を言う人は
例外なく「知性のない人」です)

 

せっかく同じ講演会なり
授業なりに参加するなら、
「知性」を磨くべきです。

 

だから私は
講演会なり勉強会なりに参加する時、
「いい質問」を見つけられるよう
努力しています。

 

話を聞きながら
【何を質問したらいいか】
考えているのです。

 

考えながら話を聞いていると、
終わりの方には何か質問が
思い浮かぶことが多いです。

 

それに、「いい質問」を
考えながら聞くと、
眠くなりません。

集中力も上がります。

おまけに、
質問の場で「いい質問」を
することができたら、
終了後 ちょっと嬉しい気持ちになります。

 

質問を通して
講演者と実際に会話をすることもできます。

 

いいことしかないのです。

 

以前、私は「質問」に関して
こんな記事を書きました↓

学習のコツ② 「質問」を考えながら授業を受けよう。

2016.05.16

この記事、
すごく大事なことです。

 

学生さんはもちろん、
社会人の方も
講座や勉強会・セミナーに行く際、
ぜひ「質問」を考えながら
話を聞くようにしてみてください。

 

社会人の行く
講演会なり勉強会なりには
参加費用がかかっています。

どうせなら、モトをとりたいですよね?

 

モトを取るためには
「質問」を考えながら授業を受けることが
一番の近道です。

 

別に実際に質問しなくてもいいのです。
「何を質問したらいいか?」
問いかける時点で、話の理解度がアップするのです。

 

ぜひ「質問」、
考えながら講義を聴いてみてくださいね!

 

ではまた!

 

☆以前、
『地方消滅』を読んだ際、
こんな記事も書いています。
興味のある方は、ぜひ↓

「北海道の8割は消えてなくなる?」「その時、十勝は?」(増田寛也ほか『地方消滅』)

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