小論文の採点の仕方はこうなっている!知るだけで小論文の試験に100%勝てる裏ワザ戦略

今日のポイント
小論文の試験の場合、
「極論」を書かず、
「濃い鉛筆・シャーペン」を使い、
「字数ギリギリ」を狙い、
絶対に「漢字ミス」「誤字脱字」をしなければ
カンタンに点数アップできる!

小論文って、どう添削されているの?

☆この記事の補足を動画でもお伝えしています。

こんにちは、
文章アドバイザーの
藤本研一です。

いま作文教室ゆうには
大学院試験で小論文対策を行っている方も、

慶應義塾大学入学試験用で小論文対策をしている方も、
公務員試験用の小論文対策を行っている方もいらっしゃいます。

(どちらの札幌駅前での通塾・スカイプどちらも可能です)

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社会人のための文章・論文の書き方・情報発信講座

 

 

作文教室ゆうでは、
試験に使う「小論文」対策を行っているのです。

 

受講生の方にははじめに
【小論文がどのように採点されているか】
を説明しています。

 

 

ほとんどの方は内容を知って
びっくりされます。

 

「え、こんなルールで採点していたんですね!」

意外と一般に知られていないのです。

 

孔子の言葉に
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
とあります。

 

試験の際も
敵、つまり採点者のことを知ることで
試験に勝利しやすくなるのです。

 

今日は小論文の採点の仕方を
3つの点から見ていきます。

 

 

▼ポイント1)採点者は2〜3人である▼

 

 

(1)薄い鉛筆・シャーペンで書くな!

 

小論文の採点って、
1人で行うわけではありません。

 

もし1人の試験官が行う場合、
内容によって評価の偏りが出てしまいます。

 

 

そうならないよう、
2〜3人が採点をします。

 

では、2〜3人でどうやって
採点すると思いますか?

 

 

まずは答案用紙を
【コピー】(またはスキャン)
します。

 

このコピーには名前が出ないよう、
試験番号だけを載せてあります。

 

コピーされた答案を
採点していくのです。

 

…ここで考えていただきたいことがあります。
鉛筆で書いた文章を
コピーしたこと、ありますか?

薄い字だと、
意外とキレイに印刷されないですよね。

 

もしあなたが
試験の答案を「薄い鉛筆」「薄いシャーペン」で
書いている場合、
最悪の場合「全く読めない」答案になります。

 

 

試験の時は数百枚も答案用紙を読むので、
コピーがキレイにされていなくても
「原本を見て確認する」人なんて、いません。

 

どんなにいい内容を書いていても、
「薄い鉛筆」「薄いシャーペン」で書いていたら
その時点でアウトなのです!

 

 

一度、あなたが書いた答案を
コピーしてみて下さい。

 

言っておきますが、
試験官が使うコピー機が
最新機種とは限りません。

 

いま、コンビニのコピーでも
「くっきりキレイにコピーされる」
ようになりました。

 

試験官が使うコピー機は
このコピー機より旧機種のことが多いのです。

 

 

そのため、あなたがHやHBの鉛筆を使っている場合、
「B」「2B」以上にする方が良いでしょう。

 

 

(2)内容は「複数人に支持されそうなもの」を書け!
賛否両論別れる極論を書くな!

 

 

さて、試験官が2〜3人いるということに
戻りましょう。

 

 

 

よく「極論」を小論文で書こうとする人がいます。

 

例)「人権というのはまやかしだ」

「民主主義は間違いだから廃止すべきだ」

 

こういう論、小論文で書いてはいけないのです。

 

なぜかというと、試験官が2〜3人いるからです。

 

仮に1人に受けが良くても、
残りの試験官から嫌われれば点は低く出ます。

 

 

だから小論文では極論を書くのではなく、
「複数人に支持されそうなもの」
を書くべきなのです。

 

(3)採点の仕組み

 

さて、2〜3人で採点をしていることを
言いました。

 

具体的には採点をどうやって行っているのでしょう。

 

これ、学校や会社ごとに違いますが、
基本的には「平均点」を出す形です。

たとえば、
試験官のAさんが100点、Bさんが70点、Cさんが50点を
付けたとします。

 

この場合、3人の平均点は73.3点です。

☆(100+70+50)÷3≒73.3

 

こういう採点の方式の他にも
いろんなバリエーションがあります。

・真ん中の点数を出した試験官の点数を使うもの
→さきほどの例の場合、Bさんの出した70点を使う

・一番上の点数と一番下の点数の平均を使うもの
→さきほどの例の場合、Aさん100点とCさん50点の
平均になるので、(100+50)÷2=75点を使う

いずれにしても、
「複数人からの点数を高くする」のがポイントになります。

 

つまり、1人でも
極端に低い点が付けられそうな答案を書いては
いけないということです。

(先程の「極論」を書いてはいけない、ということです)

 

▼ポイント2)はじめてに「基礎点」が決まる▼

 

ポイント1)で、
試験官が2〜3人いることを述べました。

 

基本的に、
試験官は「採点のプロ」ではありません。

 

ふだんは人事課で働いていたり、
大学でただ教えているだけの人です。

 

採点のプロではないので、
特別なテクニックが必要な採点システムは
取られていません。

 

そのため、
まずは「書いた量」で
点数を決めているのです。

(あるいは全体の印象で決まります)

 

何故かと言うと、
「〜〜文字書いた」ということは
客観的に判断できるからです。

 

たとえば、
800字の小論文の試験があったとしましょう。

 

試験官には次のようなメモが渡されているはずです。

 

・781~800文字 100点
・761~780文字 90点
・741~760文字 85点
……中略……
・0~400文字  0点
・801文字〜   0点

 

ここのポイントは
「上限の字数ギリギリ」が
最高点になる、ということです。

 

半分も書いていない場合、
そもそも採点されない(0点)ということもあります。

 

地味に大事なことは
「1文字でもオーバーしたら0点」
の部分。

 

「たくさん書いたら熱意が伝わっていいじゃないか!」
という反発も聞こえてきますね。

 

でも、試験というのは
究極的には
「言われたことをきちんとできる」

力が問われているわけです。

 

「800文字以内で書いてね」
と言っているのに
平気でオーバーする人は
「言われたことをきちんとできる人」と言えるでしょうか?

 

 

言われたことすらできないんですから、
入学後・入社後も「使えない奴」になりそうです。

 

そんなわけで

「字数ギリギリを狙うが、
オーバーは絶対しないこと!」

が答案のルールになります。

 

▼ポイント3)採点は「減点法」である▼

 

 

ポイント1で見たように、
試験官は2〜3人います。

 

全員の採点基準をそろえる必要があります。

 

何故かと言うと、
「感覚」で採点はできないからです。

 

その場合、
「減点法」が採用されます。

 

ポイント2で上げたように、
まず「文字の量」をメインに点数を付けます。

 

そこから、
・漢字ミス
・原稿用紙の使い方のミス
・送り仮名の間違い
・固有名詞の間違い
・論理の飛躍
などで点を引いていくのです。

 

☆原稿用紙の使い方は
こちらをご覧ください。

 

例えば、
ポイント2で言ったように
「90点」スタートの答案があったとします。

 

そこから、
「漢字ミスが1個あった、マイナス1点」
「また漢字ミスがあった、マイナス1点」
「論理が飛躍している、マイナス5点」
「送り仮名が違う、マイナス1点」
…などと点数を引いていくのです。

 

その結果、
「90点スタートだけど、
 点数をめっちゃ引かれて48点」
という答案になるのです。

 

 

採点は、だいたいこんな感じで行われているようです。

 

 

…ということは、
どんなに内容が良くても、
明らかな「漢字ミス」「原稿用紙の使い方のミス」
「送り仮名の間違い」「固有名詞の間違い」
があった場合、
じゃんじゃん減点されていくということです。

 

だから、小論文の試験の場合、
「内容」どうこうよりも
むしろ「漢字ミス」「表記ミス」がないか
真剣に考えて書いていったほうがいいわけです。

 

 

そうなのです。

小論文対策としては、
「減点されないように書く」
ことこそが攻略の近道なのです。

 

内容がイマイチだと思っていても、
「誤字脱字」さえなければ
意外と点は高めについてくるのです。

 

(そうじゃないと
数百枚も採点をすることは不可能です)

「あれ、この漢字、どう書くんだっけ…?」

 

そう思った場合、
なるべく別の言葉に言い換えてみましょう。

 

もし、「怒る」、という漢字が書けなければ
「腹を立てる」などと別の言葉を考えるのです。

 

 

あるいは「おこる」とひらがなに書いてしまいましょう。
(熟語などでない場合、
ひらがなで書いてあるからといって✕になりません)

 

「フラストレーションを感じる」と
カタカナにしてしまうのもOKです。

 

 

「漢字が苦手で…」

という人は、一度漢字を勉強し直したほうが
いいかもしれませんね!

 

まとめます。

小論文の試験の場合、
「極論」を書かず、
「濃い鉛筆・シャーペン」を使い、
「字数ギリギリ」を狙い、
絶対に「漢字ミス」「誤字脱字」をしないことが
【勝つ】テクニックなのです。

 

「内容」の良し悪しよりも、
実はこういう「テクニック」があることで
点数がプラスになっていくのです。

 

参考になりましたでしょうか?

こう考えると、小論文対策って、
「まず何から始めればいいか」
見えてきますね!

 

あなたの参考になれば幸いです!

☆別の記事も読めば、
さらに情報を得ることができます。

総合的な小論文対策の仕方を
知ることができるのです。

こちらに「知っておきたい小論文対策のやり方」を
まとめていますのでご覧ください↓

知るか知らないかで人生が変わる!小論文試験対策の基本〜大学入試・大学院入試・就職試験・転職試験対応〜

 

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