骨髄バンクに学ぶ、人を動かす文章の極意〜私、骨髄ドナーになりました!〜

 

今日のポイント
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相手にイメージさせると
動いてもらえる!
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藤本、2.4%の確率に当てはまった!

 

骨髄バンクって、ご存知ですか?

たまにCMでやっていますね。

白血病などの患者さんは
じぶんの体で「血液」を正常に
作れなくなります。

そのため、
他の人の体から「血を作る部分」である骨髄を
ちょっともらって手術するのです。

ただ、この骨髄って、
誰のでもいいわけではありません。

白血球の型が一致しないといけないのです。

 

親子・兄弟であっても一致するとは限りません。

型が一致する人を探し出さないといけないのです。

 

そのため、
白血球の型が一致するか確認するため
「骨髄バンク」が作られたのだそうです。

 

骨髄バンクで移植手術を必要とする人は
年間2,000人です。

 

ちなみに白血球の型が一致する確率は
2.4%。

 

41.3人に1人の数字です。

すごい確率なんです!
http://www.jmdp.or.jp/qa/donation/post_24.html

 

実は、なんと私、
今回 白血球の型が一致する患者さんが見つかり、
骨髄提供をすることになりました!

 

驚きです!

 

 

骨髄バンク登録のキッカケ

 

半年ほど前、
私は骨髄バンクに登録をしました。

きっかけは、生命保険加入です。

生命保険に入るとき、

「これで契約は以上ですね。

ところで藤本さん、
骨髄バンクに登録しませんか?

人助けになりますし、
なによりうちの生命保険、
骨髄提供で入院してもお金がおりるんですよ〜」

こんなお話を頂きました。

「どうせなら登録してみようかな〜」

と思い、献血コーナーに。

骨髄バンクの登録には
献血コーナーでの採血が
必要なのです。

 

書類を書いて先方に送りました。

 

半年して、
私の白血球の型と
一致する患者さんが現れたのだそうです!

さっきも言いましたが、
骨髄バンクで
ドナー(提供者)と型が一致する確率は
2.4%です。

ちなみに骨髄バンク登録者は
47万7839人。

2万1,202件の手術が
これまで行われてきました。

登録者数が多いように見えますが、
型が一致しないことも多いので、
まだまだ登録者を増やしていく必要があるそうです。

 

実際、
私の弟も生まれてすぐの時期、
血液の病気にかかったという経緯があります。

白血病ではありませんでしたが、
血液関係の病気の話を聞く度、
弟が長期入院していたときのことを
思い出すのです。

 

骨髄提供する?しない?

 

今回、「日本骨髄バンク」から
通知が来ました。

 

なかには
骨髄提供についての書面や同意書、
説明冊子が入っていました。

読みながら、冷静に考えてみました。

骨髄提供って、
意外と「痛い」らしいです。

 

腰骨に針を刺します。
注射器で骨髄液を吸引するそうです。

手術自体は2泊3日の入院で終わります。
全身麻酔です。

でも術後1週間くらいは
階段の昇り降りで
痛みをけっこう感じるらしいです。

それに、入院とは別に
平日に8回程度通院することになります。

…ということは、
私のような個人事業主および
フリーランスなり経営者でないと
ドナー提供は困難かもしれませんね。

でも、今回、「骨髄提供をする」ということで
書面を出しました。

私にとってみると、
人助けになるし、
保険金も出るし、
珍しい体験になるので
ブログのネタになるからです。

断る理由がありませんでした。

 

正直、
注射も入院も手術も、
全部コワイです。

 

でもいい経験だと思って
取り組みたいと思います!

☆骨髄バンクへの登録の流れは、こちらをどうぞ!
http://www.jmdp.or.jp/reg/

 

よく考えるとコワイ書面

書類の中には、
日本骨髄バンクから届いた
「コーディネートのお知らせ」が入っていました。

「骨髄提供をする」か「しない」かを
書面で出すよう連絡が来たのです。

この決定の紙、
よく考えればコワイことでもあります。

 

ドナー提供を「断る」ことも、
一応はできるんです。

 

でも、
ちょっと想像してしまうんですね〜。

自分が断る

自分が提供することで、
助かるはずだった人が治療を受けられない

時間ばかり経って、
結局治らず、死去

…なぜか
ありありとイメージできます。

 

この通知書類に一言も
こんな説明は無いにも関わらず、です。

 

とうぜん私も一瞬、
「注射も手術もコワイな〜。辞退しようか」
と考えました。

 

でもその時 脳裏に映像が浮かぶんです。

 

シーンは病室。
ベッドに弱々しく男の子が横になっています。

腕からたくさんのチューブが伸びています。
ピッピッピ…と心電図の音が
病室に響きます。

 

そこにお医者さんのセリフ。

「残念ながら、
骨髄の型が合う人、
まだ見つかっていないんです…」

それを聞いて
わっと泣き出すお母さん。

オロオロしながら
ハンカチを取り出し渡す
お父さん。

 

本当は白血病の型が一致した人が
いたのです。

でもこの人は「骨髄を提供しない」と
答えたため、手術が行えなかった。

 

数日後、
男の子の命は…。

 

 

 

ドラマにありそうです。

骨髄バンクからの書類を受け取った時、
こんな映像が脳裏に浮かびました。

だとすれば、
「骨髄提供をする」と
答えるしかなくなります。

(当然、職業形態や体力面から
骨髄提供を断る人もいらっしゃるので
このブログに何らかの意図があるわけではございません)

 

相手にイメージさせると、動いてもらえる!

 

私は「文章アドバイザー」です。
日本骨髄バンクからの書面を見て、
「すごくうまいな」
と思ったのです。

それはどこにもこんなドラマを書いていないのに、
「日本骨髄バンク」から届いたというだけで
読み手に「ありありとイメージさせる」力が
あるからです。

 

日本骨髄バンクの場合は
書面を届けるだけで
読み手にイメージを広げさせることができました。

 

文章で人に動いてもらうための
ポイントがここにあります。

あなたの文章で
あまり人が動いてくれないなら、
それは「イメージさせる力」が弱いからです。

 

読み手にありありと
イメージさせる。

これができれば、
相手が商品を買ってくれたり、
「あなたとまた会いたい!」
と言ってくれたりします。

 

そのポイントは、
「具体的に書く」ということです。

具体的に書くことで
相手に動いてもらえるのです。

 

私の脳裏に浮かんだ「入院している少年のドラマ」のように、
具体的に書くことで動きたくなるのです。

☆長くなるので、
「具体的に書く」コツはこちらをご覧ください↓

さて、予定通り進むと
年明けごろには
私の骨髄提供手術が行われるようです。

 

不安も多いですが、
いい機会だと捉えたいと思います!

ではまた!


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