「研究に協力してもらえませんか?」というご依頼
先日、うちの塾から無事大学院に進学した受講生の方から
ご連絡をいただきました。
「フジモトさん、大学院の研究で
アンケート調査をしているので協力してもらえませんか?」
こういう内容のご連絡でした。
私はふだん「1対1大学院合格塾」という社会人向けの大学院進学対策塾を
運営しています。

毎日ブログを書き、研修講師としても活動している関係で
さまざまな相談やご依頼をいただくことがあります。
今回の大学院の研究への協力依頼もそのお一つ。
「受講生の方のお役に立てれば!」と思い
研究に協力することにしました。
すぐ回答できるアンケートだったので
そんなに手間ではなかったのですが、
喜んでもらえて嬉しく感じました。
いま調査協力を得にくくなっている事実…。
修士課程修了に欠かせないのが「修士論文」執筆です。

修士論文に必要な調査研究をする場合、
大きな困難があります。
それは
調査同意を取るのが年々難しくなっているという事実です。
アンケート調査やインタビュー調査、
はたまたフィールドワーク(参与観察)をする場合、
当然ながら調査の許可(同意)をもらう必要があります。
以前は「なあなあ」で済んでいたのですが、
(本当はダメなんですけどね…)
近年はきちんとした書面などでの調査同意が必要になっています。

で、この同意を取るのがなかなか難しいんですよね…。
みんな忙しい上、
なんとか研究の概要を説明しても
「そういう研究なら協力したくない」
「自分の回答を論文に使わないでほしい」
と拒否されるケースも多いからです。
…こういうことになったのは
調査によるマイナス面が近年注目されていることも大きいです。
昔は調査対象者を「騙した」研究がけっこうあったので、
その反動だと言えます。
悪名高い研究、昔はけっこうありました・・・。
たとえば「隣の部屋にいる人に電気ショックをかけてください」という
実験が心理学分野で実際に行われています。
しかも、実際には電気を流すことなく、
隣の部屋にいる俳優がそれっぽいセリフをいうという
騙しまでついていました。
ついには『調査されるという迷惑』という研究書まで
発行されるに至っています…。

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こういうふうに
調査の同意を取るのって
年々大変になってきています。
研究倫理とは?
ちなみに、大学院受験時に提出する
「研究計画書」にも研究に関する倫理規定を
書く必要が出てきています。
研究を行う場合、
基本的には大学院内の倫理委員会に書類を提出し
許可をもらうことで初めて可能になります。
ただ、この倫理委員会を通すのは
なかなか至難の業…。
特にインタビュー相手に
何らかのマイナス効果を与える可能性がある場合
倫理委員会を通すのはなかなか大変です。
例えば
「大学院に不合格だったときの気持ちを教えて下さい」
「挫折経験を聞かせてください」
など、過去のトラウマを掘り返す可能性がある場合や
個人特定できてしまう可能性がある場合、
なかなか審査は通らないと考えたほうが良いでしょう。
(この倫理委員会の審査、けっこう手間と時間がかかります…。
大学院に入ったら
余裕を持って審査に出すようにしましょう…!)

調査同意が取りにくいからこそ、人の研究に勇んで協力を!
こういうふうに、
現在は研究協力が難しくなってきています。
なので例えば
「研究協力者にはQUOカード500円分を差し上げます」
「謝礼を差し上げます」
などとプレゼントを出して依頼することも増えました。
また、そもそも調査会社に依頼し、
有償でアンケートに協力してもらうことも増えています。
こういう場合、
研究予算が得られない場合は基本的に「自腹」で
支出する必要があります。
ホント、研究するのが大変な時代になっているのです…。

だからこそ、
周りで「研究協力してほしい」という依頼があれば
勇んで協力していくのをオススメします!

協力すると感謝されるだけでなく、
「こういうふうにアンケート項目を作れば良いんだ…」
「こうやってインタビュー調査をするんだな…」
などと調査方法についての知識を学ぶことが出来ます。
同時に、
調査「される側」の視点を学ぶことが出来るので
自分が調査をする際にも活かすことが出来ます。
さらには自分が大学院で調査をする際、
その人に協力を依頼しやすくもなります。
まさに「情は人の為ならず」。
人の調査に協力することが
自分の調査をより良くすることにもつながるのです。
…というわけで、
ぜひあなたも周囲からの
「調査研究に協力してほしい」
との依頼があれば勇んで協力するのをオススメします!
そうすると思わぬ発見・気づきも得られるはずですよ!
調査同意書の作り方、
アンケート項目の作り方を
「タダ」で学べるチャンスなので
ぜひぜひ!
(私も社会学者の「はしくれ」なので、
協力してくださる人が増えて学問が発展していくことを
願っています)

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先日、大学院に進学した受講生の方から研究アンケートの協力依頼を受けました。応援したい思いから回答したところ大変感謝されました!近年は研究倫理が重視され、調査同意を取ることが以前より難しくなっています。人の研究に積極的に協力すると感謝されるだけでなく、調査される側の視点や方法論を学べ自分の研究にも役立つ貴重な機会になります。なので協力するのをオススメします!