読む人は伸びる!読む力を今こそ取り戻そう!『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んでみた。

summary

働いていると読書の時間が取れなくなるのは、時間だけでなく心の余裕を失うからです。けれども本を読むことでこそ、生活にゆとりを取り戻すことができます。読む行為は他者の思考に触れ、自分の視野を広げる行為。特に大学院での学びは「読む力」を磨く最高の環境です。読む人は伸びます!

働いていると本が読めなくなる現実。

「働いていると、本が読めなくなる…」

「なかなか勉強する余裕がない…」

そう感じることはありませんか?

仕事をしているとなにかとバタバタします。

そのため精神的なゆとりがなくなり、気づけば読書や勉強をする余裕もなくなっていくことも多いかも知れません。

私自身、仕事でバタバタしているといつの間にか読書時間が減り、気づけばYouTubeばかり観てしまいがちです。

今回はその中でも「読む努力」をする大事さをお伝えします!

働いていると、なぜ本が読めなくなるのか?

三宅香帆さんの新書に『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』というものがあります。

この本、2025年の新書大賞を受賞した話題作。

仲間とも読書会を行い、たいへん盛り上がった本となっています。

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著者は、なぜ多くの社会人が本を読まなくなってしまったのかを、日本人の働き方の歴史と文化から紐解いていきます。


結論として、仕事に生命力を吸い取られてしまうような働き方こそが、読書を遠ざけてしまう最大の原因だと指摘しています。

働いていても本が読める、つまり精神的ゆとりを持てるような社会にしていくことの大事さを訴えているのです。

読むことでゆとりを取り戻す!

ただ、私としてはこの本の結論を一歩進めていくことも可能ではないか、と考えます。

仕事に生命力を奪われることで「働きすぎだから本を読めない」と思うだけではなく、逆に「読むことで生活にゆとりを取り戻す」ことも可能ではないかと思うのです。

「忙」という漢字に「心を失くす」とあるように、忙しいときは心のゆとりを失ってしまいがちです。

でも、そういう中でこそ読むことでゆとりを作っていくことが大事なのではないでしょうか。

つまり、“読むこと”そのものが、働く私たちの思考を整理し、心に余白を取り戻すことにもつながるのです。

読めなくなるのは「余裕」が失われるから

社会人になると、時間だけでなく「心の余裕」もなくなりがちです。

毎日の仕事、メールやLINEの返信、会議や報告書、家庭や地域の用事…。

気づけば1日が終わってしまいます。

こういう日常の業務だけに思考を使う日々が続くと、視野がどんどん狭まり、社会の動きや他者の感情に鈍くなってしまう側面もあるかも知れません。

だからこそ日々本を読んでいくことが大事なのです。

本を読むという行為は、他者の思考に触れる行為です。

自分とは違う視点、違う価値観、違う時間軸の中で考える人の言葉を受け取ることができます。

それが自分の視野を広げ、心のゆとりを作っていくことにつながるのです。

仕事でいっぱいいっぱいになった頭を解きほぐすことも可能となるのです。

動画中心社会で失われる「読む力」

今の社会では、読むよりも「見る」(観る)方が圧倒的に優勢です。

YouTube、TikTok、Instagramなどでは大量の写真や動画が配信されています。

写真や動画を観るのは手軽ですし、頭も使いません。

ですがそれだけだと「読む力」が衰えてしまうのです。

画像や動画はただ目にするだけの「受け身の情報処理」です。
一方、読書は自分の頭で文字を解釈する点で「能動的な情報処理」です。

ページをめくり、言葉を追い、理解しようと考える。

このプロセスが、論理的思考力や理解力を支えているのです。

最近では文章を正確に読めない社会人も増えています。

メールの文面を誤解したり、報告書を最後まで読めなかったり、会議の議事録を理解出来なかったりする人が実際います。

これ、「読む力」が落ちているといえるかも知れません。

大学院は「読む力」を鍛える最高の環境

実は、「読む力」を取り戻すための最適な環境が、大学院です。

法学や公共政策、教育学などの分野では、長大な文章や複雑な論理構成を読み解く力が不可欠です。


実際、私が通っている北大公共政策大学院でも判例・政策文書・研究論文など、数万字クラスの文章を読む機会が頻繁にあります。

最初は読みにくいかも知れませんが継続するうちにだんだんと「普通」に読めるようになってきます。

読むことで思考が整理され、言葉の使い方が磨かれ、“考える力”も伸びていきます。

社会人として大学院を卒業した方の体験談を読んでみると「人生であれだけ本を読んだ時期はなかった」という記述がたくさんあります。

大学院に入ることで半ば強制的に本を読むことが出来ます。

それが自分の成長にも繋がっていくのです。

このことは仕事にもつながります。

読む力がつくことで仕事の理解力が高まったり、判例・法令をもとに仕事の戦略を立てられたりと大きな変化が生じるのです。

大学院で読む力を高めることは仕事などキャリアの発展にもつながるのです。

読むことはストレス解消にもなる

他にも本を読むことは純粋にストレス解消になります。

長文を読むと、脳が“没入モード”に入ります。

仕事モードの自分と距離を置き、別の世界に入り込む。

その時間が、思考をリセットする時間になるのです。

私自身、専門書や論文を読むと心が整理される感覚を味わうことが出来ます。

だからこそ、仕事で疲れたときほど、本を開く事が大事なのですね。


疲れているからこそ、あえて読む。

そのことが心の健康を取り戻す第一歩になるのです。

まとめ!読む人は伸びる!

忙しいとなかなか本が読めなくなりますが、それでもあえて本を読もうと努力することで自分の未来を変えることが出来ます。

ストレス解消になるほか、読む力を高めていくことで仕事の成果にもつながるのです。

この読む力を高める絶好の機会が大学院進学でもあります。

私の持論は「読む人は伸びる」。

ぜひ毎日少しでも本を読む努力をし、あなたの未来を変えていきましょう!

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