大学院進学対策をChatGPTだけで完結させるのは可能か?

summary

大学院受験対策に生成AIを活用することはできますが、AIだけで合格を目指すのは難しいです。なぜなら研究計画書や小論文には「自分の意思」や「実存」に基づく独自性が不可欠だからです。AIは下書きやヒントに用い、専門家の支援でブラッシュアップすることが最も効果的ですし、着実な合格につながりますよ!

大学院受験対策、生成AIだけで合格できる?

生成AIの進化によって、大学院受験の準備方法は大きく変わりつつあります。

志望理由書や研究計画書の草稿、小論文対策、面接想定質問の練習などの練習、かつては「どうやって対策したら良いかわからない」ことも多くありました。

いま、ChatGPTなどの生成AIを使えば幅広いサポートを得られるようになりました。

ホント、便利になりましたね!

ただ、ここで考えるべきことがあります。

果たして「大学院進学対策をChatGPTだけで完結させる」ことは本当に可能なのでしょうか?

結論から申し上げると、確実に合格を目指すなら「ChatGPTだけでは難しい」といえます。

AIは強力なツールではありますが、それだけで十分かといえばそうではないのです。

特に、小論文試験など「時間内で合格点の答案をどう書くか?」というアドバイスに関し、ChatGPTよりも人間の講師のほうが優れた知見を持っていると言えます。

本記事では、その理由を具体的に見ていきながら、AIの活用法と専門家サポートの両立について解説していきます

ChatGPTの強みと限界

ChatGPTの強みは「幅広い情報へのアクセス」と「素早いアウトプット」にあります。

調べ物を短時間でまとめたいとき、研究計画のアイデアを整理したいとき、文章の型を確認したいときなど、即効性のあるヒントを与えてくれます。

ですが一方で、AIの回答は「万人向け」になりがちです。

大学院受験においては、自分自身のキャリアや研究の方向性に即した内容を作ることが重要となります。

AIの返答はどうしても一般的であり、自分だけの思いや経験を十分に反映することは難しいのです。

さらに、AIを使うと「本人が書ける以上の文章」を作ってしまうことも多くあります。

明らかに受験生本人が書いていないと思われる文章を提出してしまうと、面接者の評価も下がってしまうのです。

そもそも大学院入試では面接試験があるため、「本人が書類を作成しているか」どうかがカンタンにバレてしまいます。

だからこそ重要なのはAIを「参考」に使ったとしても、「自分の頭で考えて修正する」「ある程度自力で書く」こと。

こうしなければ合格が遠ざかってしまうのです。

研究計画書作成の難しさ

大学院受験の際に必ずと言っていいほど求められるのが「研究計画書」です。

ここでは、自分がなぜそのテーマを選び、どのように研究を進めたいのかを明確に示す必要があります。

ChatGPTは「研究計画書のひな形」や「参考になりそうな構成案」を提示してくれる点では非常に便利です。

ですが、AIが提案する研究テーマはどうしても抽象的で、どこかで聞いたことがあるような無難なものになりがちです。

そのままでは「独自性が欠ける」と判断される可能性が高いでしょう。

そもそも「自分がなぜこの内容を研究したいか」という主体性が感じられなかれば面接官の反応も悪いものになってしまうのです。

研究計画書に必要なのは「自分が本当にそのテーマに取り組みたい理由」や「これまでの学びや仕事とどのように結びつくのか」という具体性です。

こればかりはAIに委ねるのではなく、自分自身で深く考え、言葉にしていかなければなりません。

もちろん、AIをヒントにしてもいいのですが、「なぜ自分がこの研究をしたいか」という「実存」に関する内容を説明できるようにするのがポイントなのです。

(実存というのは他ならぬ自分自身がこの事を行うべき理由、と考えてみて下さい。
 例えば「会社をリストラにあった際に本当につらい気持ちになったからこそ、リストラにあった人に対する社会的支援の方策を研究したい」というものが実存に基づく研究計画になります)

つまり、AIは研究計画書作成の「補助ツール」にはなりますが、「完成品」を作ってくれる存在ではないのです。

ChatGPTに振り回されるリスク

AIを活用する際の最大の落とし穴は「振り回される」ことです。

質問を投げかければそれらしい答えが返ってきますが、その内容をうのみにすると危険です。

特に学術的な内容については、事実誤認や出典の不明確さが含まれることが少なくありません。

(面接官から「この論文、本当に読んだの?説明してよ」と言われ絶句してしまうと待っているのは不合格です)

また、AIは「受験の評価基準」や「指導教員の期待」を直接知っているわけではありません。

大学院受験における評価は非常に細かく、学校ごとの傾向や教員の研究スタイルにも左右されます。

ここを読み違えれば、せっかくの努力が無駄になることもあります。

私の塾でも、受講生の方がAIの出力をそのまま持ってきて「これで大丈夫ですか?」と相談されることがあります。

見てみると表現が不自然であったり、主張が弱かったりして、そのままでは通用しないケースが大半です。

そのためAIは便利ですが、それをどう使いこなすかが問われるのです

AIと専門家サポートの組み合わせという解決策!

では、AIを大学院進学対策でどのように活用するのが良いのでしょうか?

最も効果的なのは「AIを下書きツールとして使い、専門家にブラッシュアップを依頼する」方法です。

AIに文章を作らせ、それをたたき台にして自分の考えを肉付けし、最後に経験豊富な講師や指導者にチェックしてもらう。

これが現実的であり、かつ効率的なやり方です。

たとえば研究計画書の場合、AIに「この分野で考えられる研究テーマ」を出力させることで、自分では思いつかなかった視点を得られることがあります。

その後、自分のキャリアや興味と照らし合わせて取捨選択し、専門家に相談することで「説得力のある計画書」に仕上げることができるのです。

AIと専門家、それぞれの役割をきちんと分けることができれば大学院受験の対策をより効果的に行えるようになります!

自分の意思を明確にする重要性

ここで改めて強調したいのは「自分の意思を明確に持つこと」です。

AIはあくまで道具であり、その方向性を決めるのは受験生自身です。

「なぜその大学院に行きたいのか」
「なぜその研究をしたいのか」
「将来のキャリアとどのようにつながるのか」

これらを自分の言葉で語れるようにしておくことが、合格の最大のカギです。

もっと言えば、「たとえ反対する人がいたとしても、なぜ他ならぬ自分が大学院でこの研究をしたいのか」を熱く語れるようになることが大学院受験では求められます。

誰もあなたの代わりに研究してくれません。

だからこそ、「なぜ自分がこれを行わないといけないのか」を語れるよう考察しておくのが必要不可欠なのです。

例えば私は1回目の大学院修士課程において「通信制大学」をテーマに修士論文を書きました。

研究テーマ選びに難航した際、最終的に決め手になったのが自分の父親の存在です。

私の父は「俺は仕事をしながら苦労して通信制大学を卒業した」ことを事あるごとに子どもに語って聞かせていました。

子ども心に「通信制大学ってどういう場所なんだろう」と興味を持っていました。

研究テーマ選びに難航したとき、ふと子どもの頃の経験が蘇り「父はどんな感じで苦労していたのかを知りたい」「父のような立場で大学に通っている人の困難感を知りたい」と考えました。

それが通信制大学の研究というテーマに結実したのです。

こういう自分自身の思いと関わっている(=自分の実存と関わる)からこそ、周りから「なぜその研究をするのか?」と聞かれた際にも自信を持って説明することができました。

自分の父親に関わるテーマだからこそ、イヤでも真剣に取り組むことが出来ました。

だからこそ、「自分ならでは」の研究テーマを考えることに大きな意味があるのです。

つまり、自分ならではテーマを立てるヒントにAIを活用すること、その上で「なぜ他ならぬ自分がこの研究をしたいのか」を熱く語れるようになること。

それが大事なのですね。

ちなみに1対1大学院合格塾でもAIを併用しながら大学院受験対策を行っています。

そうすることでAIの専門性と私・フジモトのこれまでの知見を組み合わせ、「大学院合格」直結の講義を行えるよう努力しているわけです。

まとめ!AI×専門家で確実に合格を勝ち取ろう!

「大学院進学対策をChatGPTだけで完結させることは可能か?」という問いに対して、答えは「AIだけでは難しい」と言えます。

AIは便利な補助ツールではありますが、それだけに依存すると内容が薄くなったり、方向性を誤ったりするリスクが大きいからです。

一番大切なのは、自分自身の意思を明確にし、それを表現できる力を養うこと。

その過程でAIを活用しつつ、専門家の支援を受けることが最も効果的な戦略です。

AIに振り回されるのではなく、自分の目的達成のために使いこなす。

この姿勢こそが、大学院合格への近道となるのではないでしょうか。

1対1大学院合格塾ではAIと専門家両方の「良いところ」を使った講義を実施していますので、ぜひあなたの大学院合格にお役立てくださいね!

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なお、私ども1対1大学院合格塾は東京大学大学院・早稲田大学大学院・明治大学大学院・北海道大学大学院など有名大学院・難関大学院への合格実績を豊富に持っています。



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