大学院入試の試験直後は必ず記録を!振り返りが入学後の未来を変える理由!

summary

9月は大学院入試シーズンの山場です。OBSをはじめ各大学院で試験が行われ、うちの塾からも大勢の方が挑戦しています。こういった試験後に必ずやるべきは「振り返りの記録」です。面接や小論文で問われた内容を残すことで、学習の質を高め、再挑戦に備え、プレゼン力も磨けます。合格はゴールではなくスタートです。ぜひ取り組みましょう!

9月は大学院入試シーズンの山場!

9月は、大学院を目指す社会人にとって重要なシーズン。


9月21日には小樽商科大学大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻(通称:OBS)の社会人入試が実施されました。

北海道唯一の「仕事をしながら通える」MBAコースということで大変人気があります。

私が運営する1対1大学院合格塾からも多くの受講生が挑戦なさっています。

また、その前日の9/20にも受験なさった受講生がいますし、その2週間前にも大学院受験に挑戦した受講生の方がいらっしゃいます。

ほぼ毎週、受講生が試験本番を迎えるこの時期。

最後の追い込みに取り組む受講生の姿にいつも学ばせて頂いています。

試験本番を終えられた皆様、本当にお疲れ様です!

「試験後すぐ」に取り組むべきこととは?

さて、大学院の入学試験を終えた直後、必ずやるべき大切なことがあります。


それは 「面接や小論文で何が問われたのかを記録に残す」 という作業です。

私の塾では、受験を終えた方に「試験振り返りシート」をお渡しし、面接で聞かれたこと、小論文で出題されたテーマ、面接官からのコメントなどを記録していただいています。

一見すると単なるメモに思えるかもしれません。

ですが、これは合否を分けるだけでなく、大学院に進学してからの学習やキャリア形成に直結する重要なプロセスなのです。

振り返りを残す3つのメリット!

大学院受験本番の後、何が出題されたか・何が問われたかを記録に残すことは次の3つのメリットがあります。

メリット1.面接で得たアドバイスを学習に活かせる!

大学院の面接は、単なる合否判定の場にとどまりません。

時には、研究計画の不備や改善点を鋭く指摘されることもあります。

「このテーマなら、こういう視点の問題が考えられますがどう思いますか?」
「研究計画のこの部分について、〇〇教授の〇〇という論文を読んだことはありますか?」

試験当日は研究者である面接官からこういった得難いコメントを得ることができます。

専門家からのこういう率直なフィードバック。

面接本番ではうまく答えられなかったとしても、まずは記録しておくことが重要です。

なぜなら、こういったアドバイスを活かすことで大学院入学後の研究や学校生活に活かしていけるからです。

面接の中ではけっこう重要な指摘が得られるものです。
ときにはその指摘が今後の研究の方向性を変えていくこともあります。

ですが。

当日の緊張感の中で受け取ったアドバイスは、時間が経つと意外なほど忘れてしまうものです。

だからこそ、試験直後に記録を残すことが不可欠です

さらに、入学後に教授へ「面接の際にいただいたアドバイスをもとに研究を進めています」と伝えると、信頼関係の構築にもつながります。

これは学びのスタートをスムーズにする大切な一歩です。

メリット2.次のチャレンジへの準備になる!

入試というものは「水物」です。

どんなに準備をしても、その日の体調や面接官との相性などで結果が左右されることもあります。

残念ながら不合格となり、再挑戦を考えるケースもあります。

そのときに「前回の面接で何を聞かれたか」を記録していれば、対策は格段にやりやすくなります。

特に複数校を併願している場合、出題や質問内容には一定の共通性があります。

  • 研究テーマを選んだ理由
  • 社会人経験と研究とのつながり
  • 入学後のキャリアビジョン

こうした質問は多くの大学院で繰り返し聞かれる定番事項です。


一度記録を残しておけば、「次はこう答えよう」と戦略を立て直すことができます。

つまり、試験当日に記録しておくことは「失敗を財産に変える」ためのツールでもあるのです。

メリット3.自分のプレゼンテーション力を高められる!

大学院の面接は、受験生にとって「自分を売り込むプレゼンテーションの場」とも言えます。


社会人の方なら職場でプレゼンをする機会もあるでしょう。

その場での話し方や説明の仕方に課題を感じることはありませんか?

大学院の入試面接での面接官の反応を見ながら、自分のプレゼンテーション力を高める事もできるのです。

面接でのやりとりを記録して振り返ることで、次のような気づきが得られます。

  • 質問に答える際に要点がずれていなかったか
  • 説明が長すぎて聞き手を疲れさせなかったか
  • 面接官が頷いたポイント、首をかしげたポイントはどこだったか

これらを客観的に見直すことで、プレゼン力や説明力を改善する機会にもなります。

つまり振り返りは、単なる試験対策ではなく、社会人としてのスキルアップにもつながるのです。

「合格」がゴールではない

私が常に受講生の方にお伝えしているのは、「大学院入試は合格がゴールではない」ということです。


むしろ合格はスタート地点に過ぎず、その後に研究を進め、修了し、キャリアにつなげていくことが本当の目的です。

だからこそ「試験が終わった!やっと解放された!」と気を抜く前に、振り返りというひと手間を大事にしてほしいのです。

これをやるかどうかで、大学院での学びの深さ、そしてキャリア形成の広がりは大きく変わってきます。

まとめ!試験直後の5分が未来を変える!

ここまで述べてきたように、試験直後の振り返りは以下の3つの意味を持ちます。

  1. 面接でのアドバイスを学習や研究に活かす
  2. 再挑戦や併願校対策に役立つ
  3. 自分のプレゼンテーション力を磨く

そして何より、振り返りは「合格してからの学び」に直結します。


大学院受験はスタート地点にすぎません。

その後の研究生活を充実させ、キャリアアップに結びつける機会だと考えてください。

だからこそ、試験が終わった瞬間に解放感に浸る前に、ほんの数分でもいいので「今日聞かれたこと、感じたこと」を書き残してください。


その小さな積み重ねが、未来の自分にとって大きな財産となるはずですよ!

なお、私もいま通っている北海道大学公共政策大学院の入試直後、面接で聞かれた内容を記録しました。

その記録、いまも役立っています!

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なお、私ども1対1大学院合格塾は東京大学大学院・早稲田大学大学院・明治大学大学院・北海道大学大学院など有名大学院・難関大学院への合格実績を豊富に持っています。



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