小樽商科大学大学院アントレプレナーシップ専攻(OBS)2025年9月社会人入試速報レポート!出題傾向の分析と今後の対策方法をお伝えします!

summary

9月21日はOBS社会人入試本番でした。1対1大学院合格塾からも多くの受講生が挑戦なさいました!2025年の小論文テーマは「サプライチェーン」。効率重視から効果重視、さらに企業同士の共進化が問われました。今後の対策には経済教室の読み込みと経営学の専門的学習が必要ですよ!

9/21はOBS社会人入試当日!

9月21日は、小樽商科大学大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻(通称:OBS)の社会人入試本番の日でした。

(小樽商科大学札幌サテライト)

私が運営する1対1大学院合格塾からも多くの受講生の方が試験に臨んでいます。

これまでずっと対策を一緒に行ってきたこともあり、受講生の方が実力を発揮し合格を無事勝ち取られることを祈ってきました。

OBS入試。

人生の大きな岐路であり、キャリアアップのための大きなチャンスとなります。

受講生の皆様、合格を祈っています!!!

2025年9月の試験は「サプライチェーン」がテーマ。

OBSの試験問題は、毎年『日本経済新聞』の「経済教室」から出題されます。

今年もその傾向は継続しました。

今年は7月18日に掲載された長内厚・早稲田大学教授の「サプライチェーン」に関する論考が題材となりました。

「サプライチェーンの課題(下)危機を好機と捉え直そう」というテーマの記事です。

サプライチェーンとは原料調達から製造→物流→販売を経て、最終的に消費者の手元に商品が届くまでの一連のプロセスを指します。

近年では米中対立やウクライナ侵攻によりこれまでのサプライチェーンを再構築する動きが企業で見られています。

リスク地域を経由するサプライチェーンをやめる動きが見られています。

また、これまで海外製造(オフショア)していた部分を日本製造に戻す(ニアショア)動きも出ています。

これもサプライチェーンの再構築といえるでしょう。

これまでサプライチェーン構築は「効率重視」で行われてきましたが、本文では今後は「効果重視」で行うことが提案されます。

最終的にはサプライチェーンに関わる企業同士が「共進化」することがイノベーションにつながると著者は指摘します。

これをハーバード大学のマルコ・イアンシティ教授の「キーストーン戦略」という用語で説明しています。

すなわち、サプライチェーン上の自社-他社が共存共栄し、全体が反映することが自社の価値につながることが説明されるのです。

サプライチェーンの基礎的理解がないと難しい。

今回の内容、日常的にサプライチェーンについて考察することが多い製造業や小売業で勤務する人には回答しやすかったと想定されます。

逆に、サービス業や金融業などで勤務する人にはイマイチ分かりづらかったところもあるかもしれません。

今回の問題では通常想定されるサプライチェーンのあり方ではなく、著者が指摘する新たなサプライチェーンのあり方を正しく理解しているかどうかが採点のポイントとなります。

つまり、単にコストやスピードなど「効率重視」でサプライチェーンを構築するのではなく、イノベーションにつながったり関係企業の共存共栄につながったりするという「効果重視」のサプライチェーン構築を目指すという著者の姿勢を正しく認識できているかが課題となっています

設問に関して

今回の入試ではこのサプライチェーンに関する「経済教室」記事に対し、次の2つの設問が出ていました。

設問1. 著者の主張を10行程度で要約しなさい。

設問2. 著者の議論を踏まえたうえで、今後、日本企業はどのようなサプライチェーンを構築すべきか。あなたの意見を述べなさい。

この設問構成はここ数年の「定番」といえます。

OBSでは一時「設問3題形式」になっていましたが、2022年9月実施の入試以降「設問2題形式」が続いています。

この傾向が今回も継続されたことになります。

設問1について、OBSの解答用紙はB4縦で横罫線が引かれている形式です。

そこに10行なので1行40文字と考え40×10で約400文字での回答が求められます。

設問2についてはサプライチェーンについての著者の指摘を見たうえでの回答が求められます。

セオリー通り考えるならば「著者が指摘するように、効率重視ではなく効果重視のサプライチェーンを日本企業は構築すべきだ」という回答をするのが無難です。

ですが、これだとあまりに「当たり前過ぎる」回答なので一部で著者の意見に異を唱える「部分否定」での回答が求められると言えるでしょう。

出題の背景にある意図

今回の出題は、単なる経済記事の読解を超えた意図があったと考えられます。

特に「製造業をモデルにしたサプライチェーン」の出題であったことは注目すべき点です。

北海道は全国的に見ても製造業の比率が低い地域であり、サービス業や観光業の比重が大きいです。

その意味で、今回のように製造業寄りの事例が出題されることはけっこう珍しいように思われます。

これまでも、例えば2022年1月入試のように台湾のTSMCが先進国に積極的に進出していることを出題したことはありましたが、製造業や小売業に特化したような内容の出題はあまりありませんでした。

その点で出題傾向が少し変わったように思います。

ですが、OBS入試で問われる「イノベーション」については今回の内容にも含まれていましたので、今回は製造業・小売業におけるイノベーションがテーマになったと言えます。

私の持論ですが、過去問は大学・大学院からのメッセージでもあります。

今回の出題から、OBSは「製造業・小売業の視点も取り入れて思考できる受験生」を求めているといえます。

たとえ製造業・小売業でない受験生であっても、広い視点から思考できる人材を求めていると言うことができます。

今後の受験対策のポイント

今回の試験を踏まえて、今後の対策として意識すべき点をまとめます。

  1. 『日本経済新聞』経済教室の定期的なチェック
    出題傾向から見ても、4月〜7月の記事に重点を置いて学習することが有効です。
    特に今回は7/18の出題だったため、すくなくとも7月中旬までの内容は必ず確認しておくべきです。
  2. 二項対立の整理練習
    論述では「何と何を比較しているか」を意識し、両者の違いを簡潔に示す練習を重ねることが重要です。
    今回は「効率重視のサプライチェーン」と「効果重視のサプライチェーン」の比較をどれだけできるかが課題となっています。
  3. サプライチェーンに対する基礎的理解
    製造業・小売業・サービス業でのサプライチェーンの違いについて理解しておくと応用が効きます。
    特に、サプライチェーンを必要としない業種の方でも一通りサプライチェーンについて説明できるようになっておくことが必要でしょう。

実際の入試では

OBSでは今回紹介した小論文入試だけでなく、出願書類と面接試験(10分間のプレゼンも含む)ももとに合否が決まります。

そのため総合的な対策が必要となります。

忙しい中で対策を進める必要がある社会人の方の場合、なんらかの専門機関のサポートを受けて行うことで結果を確実に掴むことができます。

1対1大学院合格塾のような場所をぜひ活用してみてくださいね!

ちなみに1対1大学院合格塾はOBSの合格実績No.1となっています。

まとめ!

今回のOBS入試ではサプライチェーンについて出題されるという珍しい傾向でした。

OBS入試に対応するには計画的に経営学を学習し、小論文・面接対策を着実に進めていくことが必要となります。

ひとりで行うのが難しい場合は1対1大学院合格塾などをご活用なさるのをおすすめします!

最後になりますが、受験なさった受講生の皆様、合格を祈っています!!!

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なお、私ども1対1大学院合格塾は東京大学大学院・早稲田大学大学院・明治大学大学院・北海道大学大学院など有名大学院・難関大学院への合格実績を豊富に持っています。



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